芝浦電子JP:6957

時価総額
¥1103.2億
PER
30.5倍
サーミスタ技術を基にした半導体部品や温度センサ、湿度センサ、温度制御器、風速計などの製造販売。

事業内容

芝浦電子は、サーミスタ技術を中核とする半導体部品の製造販売を主な事業としています。同社は、温度センサ、湿度センサ、温度制御器、温度記録計、風速計、湿度計測装置などの製品を提供しています。これらの製品は、さまざまな産業分野で使用され、精密な温度や湿度の測定と制御を可能にします。

芝浦電子は、日本国内および海外において、製造と販売の両方を行っています。国内では、資材調達、研究開発、試作高度応用製品の製造、全製品の販売業務を担当しています。海外では、アジア、ヨーロッパ、アメリカに拠点を持ち、各地域での製造と販売を行っています。

同社の連結子会社には、㈱東北芝浦電子、㈱岩手芝浦電子、㈱福島芝浦電子、㈱角館芝浦電子、㈱青森芝浦電子などがあります。これらの子会社は、主にサーミスタ温度センサや湿度センサの製造を担当し、芝浦電子の製品ラインナップを支えています。

また、芝浦電子は、タイ、東莞、上海、香港などのアジア地域においても製造拠点を持ち、現地での製造販売を行っています。これにより、地域ごとのニーズに応じた製品提供が可能となり、グローバルな市場での競争力を高めています。

販売子会社としては、㈱芝浦電子コリア、シバウラエレクトロニクスヨーロッパGmbH、シバウラエレクトロニクスアメリカCorp.などがあり、各地域での販売活動を展開しています。これにより、世界中の顧客に対して迅速かつ効率的なサービスを提供しています。

経営方針

芝浦電子は、サーミスタ技術を基盤にした成長戦略を推進しています。同社は、2024年から2026年にかけての中期経営計画を策定し、新市場の開拓や新製品の開発、事業の多角化を進める方針です。これにより、企業価値の向上を目指し、持続可能な成長を実現しようとしています。

同社の中期経営計画では、売上高や営業利益、ROEなどの財務指標を重視し、2026年度には売上高385億円、営業利益75億円を目標としています。また、製品開発や生産性向上、マーケティングの強化を通じて、顧客ニーズを超える製品を提供し、グローバル市場での競争力を高めることを目指しています。

さらに、芝浦電子はサステナビリティ経営を重視し、ESGの視点を経営戦略に取り入れています。特に、環境保護や人材育成、多様性の推進に注力し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。これにより、社会的価値と経済的価値の両立を図っています。

芝浦電子は、温度センサの需要が増加する中で、EV/HV分野や環境規制に関連する市場でのシェア拡大を図っています。研究開発体制の強化や製造工程の効率化を進め、安定した製品供給と収益力の強化を目指しています。また、設備投資を積極的に行い、業績拡大に向けた基盤を整備しています。