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堀場製作所 (6856) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
堀場製作所は測定機器の製造・販売・サービスを主力事業とする精密機器メーカーです。同社は自動車の排ガス測定装置から医療用の血球計数装置、半導体製造装置まで、幅広い分野で精密測定技術を提供しています。測定という共通技術をベースに、多様な産業分野のニーズに対応する製品群を展開しているのが特徴です。
同社の顧客は自動車メーカー、半導体企業、医療機関、研究機関など多岐にわたります。収益は機器の販売だけでなく、保守サービスやエンジニアリングサービスからも得ており、継続的な収益基盤を構築しています。グローバル展開も積極的で、ドイツ、フランス、アメリカ、中国など世界各地に子会社を展開し、現地での製造・販売・サービス体制を整えています。
同社は2024年から事業構造を見直し、従来の5セグメントから3つの注力分野に再編しました。「エネルギー・環境」では自動車の排ガス測定や環境監視装置、「バイオ・ヘルスケア」では医療検査装置や科学分析機器、「先端材料・半導体」では半導体製造に不可欠な流量制御装置や異物検査装置を提供しています。この再編により、成長市場への集中と技術シナジーの最大化を図っています。
経営方針
堀場製作所は2028年を目標年度とする中長期経営計画「MLMAP2028」を掲げ、「MAXIMIZE VALUE」のスローガンのもと大幅な成長を目指しています。同社は連結売上高4,500億円、営業利益800億円、自己資本利益率12%以上という野心的な数値目標を設定しており、現在の業績水準から大幅な拡大を計画しています。この計画では資本効率を重視した経営を継続し、創出した資金を将来の成長分野に積極的に再投資していく方針です。
同社は事業構造を従来の5セグメントから3つの注力分野に再編し、各分野で明確な財務目標を設定しています。「エネルギー・環境」分野では2028年に売上高1,580億円、営業利益率10%を目指し、カーボンニュートラル実現に向けた測定・分析ソリューションを展開します。「バイオ・ヘルスケア」分野では売上高570億円、営業利益率10%を目標に、現場検査技術やバイオ医薬品開発支援に注力します。最も大きな収益源となる「先端材料・半導体」分野では売上高2,350億円、営業利益率25%という高い目標を掲げ、半導体製造プロセス全体をサポートする包括的なソリューションを提供していきます。
新市場開拓においては、グローバル経営基盤の強化を通じて事業拡大を図ります。開発面では技術と人材を有機的に結び付け、サービス面では高品質なアフターサービスと分析ソリューションで独自のサービスモデルを確立します。生産面では持続可能なサプライチェーンの構築を進め、流通面では顧客価値に直結するソリューションの拡充と販売チャネルの最適化を実現します。また、世界47社のグループ会社の連携を強化し、地域ごとの市場特性に応じた事業展開を加速させる計画です。
技術革新への取り組みでは、分析・計測技術を核とした「ほんまもん」の技術開発を推進し、社会課題解決に貢献するソリューションの創出を重視しています。デジタル技術やIoTを活用した製品の高度化を進める一方、2050年のカーボンニュートラル実現を目指し、2033年までにCO2排出量を42%削減する環境目標も設定しています。人材戦略では「ホリバリアン」と呼ぶ全社員の多様性と個性を最大限に活かし、グローバルレベルでイノベーションを創出する組織づくりを進めています。