東亜ディーケーケーJP:6848

時価総額
¥166.8億
PER
14.3倍
環境・プロセス分析機器や科学分析機器、医療関連機器、産業用ガス検知警報器の製造販売と不動産賃貸事業。

事業内容

東亜ディーケーケーは、計測機器事業と不動産賃貸事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。計測機器事業では、環境・プロセス分析機器、科学分析機器、医療関連機器、産業用ガス検知警報器などの製造販売を行っています。

環境・プロセス分析機器や科学分析機器は、主に山形東亜DKK株式会社と岩手東亜DKK株式会社に製造を委託しています。また、ハック・カンパニーの国内総代理店としても活動しています。医療関連機器では、自社ブランド製品の製造販売と他社へのOEM供給を行っています。

産業用ガス検知警報器は、バイオニクス機器株式会社が製造販売を担当しています。電極や標準液の製造販売も行っており、電極の製造は山形東亜DKK株式会社と岩手東亜DKK株式会社に委託しています。

保守・サービスは、東亜DKKサービス株式会社やディーケーケーサービス茨城株式会社、関連会社3社に委託しています。バイオニクス機器株式会社製品の保守・サービスは、同社が直接行っています。

不動産賃貸事業では、東京都新宿区の本社に隣接する賃貸ビル1棟などを所有し、賃貸事業を展開しています。これにより、安定した収益源を確保しています。

経営方針

東亜ディーケーケーは、「誠実・創造・挑戦」をモットーに、地球環境保全と人にやさしい社会環境の実現を目指しています。同社は「水・大気・医療・ガス」の4つの柱を基に成長製品を創出し、ステークホルダーから支持される企業を目指しています。この目標を達成するために、中期経営計画を策定し、成長戦略を推進しています。

同社の計測機器市場は、環境保全への取り組みや環境法規制の強化により、今後も拡大が見込まれています。特に、水道・電力や医療などの社会インフラ市場では、リモート監視のニーズが高まっています。また、脱炭素や農業・漁業・医療などの新市場においても計測需要が増加しています。これに対応するため、成長分野への経営資源のシフトが求められています。

東亜ディーケーケーは、2030年度以降に売上高250億円以上、営業利益25億円以上、ROE8%以上を目指しています。2025~2027年度の中期経営計画では、2027年度に売上高200億円、営業利益18億円、ROE6.3%を目標としています。これに向けて、売上高や営業利益、自己資本利益率を客観的な指標として設定しています。

同社は、新たな中期経営計画において、5つの重点戦略に取り組んでいます。これには、新たなビジネス創造、国内外での事業拡大、社会課題解決への挑戦、サステナビリティの深化が含まれます。これにより、電気化学センサ技術を用いて環境に貢献する企業として、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。