スミダコーポレーションJP:6817

時価総額
¥296.6億
PER
5.9倍
車載用・産業機器用・家電用の電子機器に搭載されるコイル関連部品、モジュール製品の設計・製造・販売。

沿革

1956-01コイルの製造・販売を目的として、東京都墨田区に墨田電機工業株式会社を設立
1961-12東京都葛飾区に本社を移転
1963-06商号をスミダ電機株式会社に変更
1966-10福島・相馬工場を新設
1974-07香港にSumida Electric(H.K.)Company Limitedを設立
1987-05シンガポール支店を開設(現 SUMIDA TRADING PTE LTD)
1988-08株式を日本証券業協会に店頭銘柄として登録
1990-01米国にSUMIDA ELECTRIC(USA)COMPANY LIMITED(コイルの販売)を設立(後にSUMIDA AMERICA COMPONENTS INC.に社名変更、2021年12月に現 SUMIDA AMERICA INC.に統合)
1992-12中国の広東省に東莞勝美達(太平)電機有限公司を設立
1995-10仙台技術センターを開設(現スミダ電機株式会社 M.Laboratory)
1998-12株式を東京証券取引所市場第2部へ上場
1999-08米国にSUMIDA AMERICA HOLDINGS INC.を設立
C.P.Clare Corporationの電磁気事業部門を買収し、REMtech Corporation(NAFTAにおける製造・販売拠点)を設立(後にSUMIDA AMERICA COMPONENTS INC.に吸収合併、2021年12月に現 SUMIDA AMERICA INC.に統合)
2000-06商号をスミダコーポレーション株式会社に変更し、事業持株会社から純粋持株会社に移行
東京証券取引所市場第1部へ指定
2003-04委員会等設置会社に移行
2004-12ドイツ・STELCO GmbHを買収(現 SUMIDA Components GmbH)
ドイツに事業統括会社としてSumida Holding Germany GmbHを設立(現 SUMIDA Europe GmbH)
2005-08中国・上海にSUMIDA TRADING(SHANGHAI)COMPANY LIMITEDを設立
2006-02ドイツ・VOGT electronic AGを買収(現 SUMIDA AG)
2006-09ドイツ・Panta GmbHを買収(現 SUMIDA flexible connections GmbH)
韓国にSUMIDA TRADING(KOREA)COMPANY LIMITEDを設立
2007-08台湾にTAIWAN SUMIDA TRADING COMPANY LIMITEDを設立
2008-02ルーマニアにPANTA ROMANIA S.R.L.を設立(現 SUMIDA FLEXIBLE CONNECTIONS ROMANIA S.R.L.)
2008-08中国・南寧にSUMIDA ELECTRIC(GUANGXI)CO., LTD.を設立
2008-10株式会社エイワ及び株式会社モステックの株式を取得
2009-01オランダにSumida Finance B.V.を設立
2009-07株式会社コンコルド電子工業の株式を取得
2010-01スミダ電機株式会社が株式会社エイワ、有限会社エイワ青森及び株式会社モステックを吸収合併
ベトナム・ハイフォンにSUMIDA ELECTRONIC VIETNAM CO., LTD.を設立
2010-03中国・湖南省にSumida Electric(Changde)Co., Ltd.を設立
2010-04スミダ電機株式会社が株式会社コンコルド電子工業を吸収合併
2010-09中国・江西省にSumida Electric(JI'AN)Co., Ltd.を設立
2011-11中国・広東省にGuangzhou Sumida Electric Co., Ltd.を設立
2013-06中国・江蘇省にSUMIDA Electronic SuQian Co., Ltd.を設立
2015-04ベトナムに第2工場としてSUMIDA ELECTRONIC QUANG NGAI CO., LTD.を設立
2015-10ミクロネシアにSUMIDA INSURANCE CORPORATIONを設立
2018-06米国・Pontiac Coil, Inc.の株式を取得
2019-01インドにSumida Electric (India) Private Limitedを設立
2021-01SUMIDA EMS GmbHがSUMIDA Lehesten GmbHを吸収合併(社名をSUMIDA Lehesten GmbHに変更)
2021-12SUMIDA AMERICA INC.(旧社名Pontiac Coil Inc.)とSUMIDA AMERICA COMPONENTS INC.が合併。社名をSUMIDA AMERICA INC.とする
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第1部からプライム市場に移行

事業内容

スミダコーポレーション株式会社とその国内外の連結子会社は、純粋持株会社体制をとり、生産・販売・研究開発体制を基盤に、アジア・パシフィック事業とEU事業の2つのセグメントに分かれて事業を展開しています。同社は、地域ごとに包括的な戦略を立案・決定し、車載用、産業機器用、家電用などの電子機器に搭載されるコイル関連部品及びモジュール製品の研究、開発、設計、製造、販売を行っています。

スミダコーポレーションの主要製品には、パワーインダクタやRFインダクタ、パワートランスフォーマー、シグナル関連製品、EMC製品、センサ・アクチュエータ、車載用モジュール、磁性材料、セラミック部品、電子製品製造サービス(EMS)、フレキシブルコネクション、医療機器用コンポーネントなどがあります。これらの製品は、面実装タイプやピンタイプ、デジタルアンプ用LPFコイル、RFチップインダクタ、PoEトランス、スイッチング・パワーサプライ、リアクタ、非接触給電コイル、RF/通信、RFID、アンテナコイル、ACパワーライン、DCパワーライン、ノーマルモードチョーク、コモンモードコイルなど、幅広い用途に対応しています。

これらの製品群は、車載、インダストリー、家電といった多岐にわたる電子機器に搭載され、同社グループの技術力と製品の多様性が、幅広い産業分野でのニーズに応えています。

経営方針

スミダコーポレーションは、技術と人の架け橋として、時代を超越した企業を目指し、革新的なアイディアを実現することで、世界にパワーと勇気を与えるソリューションを提供することをビジョンとしています。同社は、お客様に生活の質を向上させる製品や技術の開発を可能にするソリューションを提供することを使命としています。

中期経営計画において、スミダコーポレーションは3年間の計画期間を設定し、事業環境に応じた市場別基本方針と重点課題を定めています。前中期経営計画(2021-2023年度)では、車載市場、インダストリー市場、家電市場においてそれぞれ重点的に取り組み、特にxEV市場での成長を目標に掲げました。結果として、xEV関連の売上高は年率54%で成長し、目標に近い成果を達成しました。

新中期経営計画(2024-2026年度)では、「脱炭素関連」市場での成長を重点課題としています。充電インフラや太陽光発電、蓄電池などの「グリーンエネルギー関連」に焦点を当て、年率22%の成長を目指し、2026年度には売上高全体の35%以上を占めることを目標にしています。また、地産地消の体制強化、生産ラインの自動化、DXの活用などを通じて、効率的かつ持続可能な成長を目指しています。

数値目標としては、2026年度の売上収益1,900億円、営業利益135億円、1株当たり当期利益(EPS) 272円を掲げています。これらの目標達成に向けて、スミダコーポレーションは、技術革新と市場ニーズの変化に応じた戦略的な事業展開を進めています。