ホーチキJP:6745

時価総額
¥1153.7億
PER
15.1倍
火災報知設備、消火設備、防犯設備の製造・販売・施工・保守を手がけ、損害保険代理業務も展開する企業。

事業内容

ホーチキは、火災報知設備、消火設備、防犯設備の製造、販売、施工、保守を主な事業としています。また、これらの事業に関連する損害保険代理業務も展開しています。ホーチキグループは、15の連結子会社を持ち、国内外で事業を展開しています。

火災報知設備に関しては、ホーチキが製造販売を行い、一部の製品はホーチキ茨城電子株式会社から仕入れています。販売や施工は、関西ホーチキエンジニアリング株式会社や水戸ホーチキ株式会社が担当しています。海外では、ホーチキアメリカコーポレーションやホーチキヨーロッパ(U.K.)リミテッドなどが現地での製造販売を行っています。

保守事業では、火災報知設備や消火設備の保守点検や整備工事を行っています。これらの業務は、ホーチキとその子会社である関西ホーチキエンジニアリング株式会社や水戸ホーチキ株式会社が担当しています。

消火設備については、ホーチキが製造販売を行い、一部の製品は仕入れて販売しています。防犯設備は、ホーチキと株式会社ディーディーエルが製造販売を行い、一部の製品は仕入れて販売しています。また、綜合警備保障株式会社に対しては、OEM供給を行っています。

ホーチキ商事株式会社は、損害保険や自動車保険の代理業を行っています。その他、ホーチキサービスS.de R.L.de C.V.は人材派遣を行っており、ホーチキの事業を支えています。これらの多様な事業セグメントにより、ホーチキは幅広いニーズに応えています。

経営方針

ホーチキは、経営理念として「人々に安全を」「社会に価値を」「企業をとりまく人々に幸福を」を掲げています。この理念のもと、同社は「GLOBAL VISION 2030」という中長期経営計画を策定し、世界中に「Life Safety」を創造することを目指しています。火災から人命や財産を守ることを中核に据え、安心で快適な生活を提供することを目指しています。

同社の成長戦略は、事業ポートフォリオの最適化、人的資本経営の推進、デジタルトランスフォーメーション(DX)によるイノベーション創出の3つの重点方針に基づいています。事業ポートフォリオの最適化では、資本収益性の向上を図り、海外市場の拡大やリニューアル需要への対応力強化を進めています。

人的資本経営の推進では、従業員が成長できる環境を整備し、多様な人材が活躍できる制度を構築しています。これにより、個人とチームの成長を促進し、企業全体の競争力を高めることを目指しています。また、DXを活用してビジネスプロセスの効率化を図り、新たな価値創出に挑戦しています。

ホーチキは、サステナブルな社会の実現に向けて、ESG基本方針に基づく透明性の高いガバナンスの強化や地球温暖化への対応を進めています。これにより、市場での存在感を高め、企業価値の向上を図っています。2026年までに売上高1,009億円、営業利益100億円を目指し、持続可能な成長を追求しています。