ジャパンディスプレイJP:6740

時価総額
¥892.5億
PER
ディスプレイ及び関連製品の開発、設計、製造、販売を行い、車載機器、スマートウォッチ、デジタルカメラに搭載される電子部品を提供。

事業内容

ジャパンディスプレイは、ディスプレイおよびその関連製品の開発、設計、製造、販売を行う企業です。同社は、国内外に製造子会社1社と販売子会社7社を持ち、グローバルに事業を展開しています。主に車載機器、スマートウォッチ、デジタルカメラに搭載されるディスプレイを手掛けています。

ジャパンディスプレイのディスプレイは、電子機器の出力装置として文字、写真、動画などの画像を表示するための重要な電子部品です。同社の製品は、高品質で信頼性が高く、多様な用途に対応しています。特に、車載ディスプレイは安全性と視認性が求められるため、技術力が活かされています。

同社の事業はディスプレイ事業の単一セグメントで構成されており、事業別のセグメント情報は提供されていません。これにより、ジャパンディスプレイはディスプレイ技術に特化し、専門性を高めることで市場での競争力を維持しています。

経営方針

ジャパンディスプレイは、革新的な技術と発想を基盤に、世界中の顧客に高品質な製品とサービスを提供することを目指しています。同社は、ディスプレイ事業で培った資産を活用し、新たな事業領域への参入や事業モデルの見直しを進めています。これにより、持続的な成長を実現し、社会と人々の課題解決に貢献することを目指しています。

中長期的な経営戦略として、ジャパンディスプレイは「BEYOND DISPLAY」戦略を掲げています。この戦略では、先端半導体パッケージング事業への参入とセンサー事業へのリソース投入を強化しています。ディスプレイ事業では、アセットライト化と高付加価値製品への集中を図り、収益性の向上を目指しています。

さらに、ジャパンディスプレイは茂原工場でのパネル生産を終了し、石川工場に生産を集約する計画です。これにより、柔軟性と生産性を高め、多様な製品の同時生産が可能な「MULTI-FAB」工場として活用します。この取り組みは、コスト競争力を強化し、顧客ニーズに応える生産体制の構築を目指しています。

ジャパンディスプレイの成長戦略の柱は、ディスプレイ、センサー、先端半導体パッケージングの3つの事業分野です。ディスプレイ事業では、独自技術を活かした高付加価値製品の提供を通じて、収益性の向上を図ります。センサー事業では、医療や産業分野での応用を進め、持続可能な社会の実現に貢献します。

先端半導体パッケージング事業では、ディスプレイ事業で培った技術を活用し、パートナー企業との連携を通じて高性能な半導体パッケージの開発を推進します。これらの戦略的取り組みにより、ジャパンディスプレイは収益改善と持続的な成長を実現し、企業価値の向上を目指しています。