アクセルJP:6730

時価総額
¥135.9億
PER
12.4倍
研究開発型企業として、パチンコ・パチスロ機向けLSI開発販売やAI・ブロックチェーン技術を活用した新規事業を展開。

事業内容

アクセルは、研究開発型の企業として、主に2つの事業セグメントを展開しています。まず、LSI開発販売関連事業では、パチンコ・パチスロ機向けのグラフィックスLSIやメモリモジュールの製品開発と販売を行っています。この分野では、株式会社アクセルとaimRage株式会社が主要な役割を担っています。

次に、新規事業関連事業では、組み込み機器向けのグラフィックスLSIや関連製品の開発販売を行っています。また、ゲーム開発向けのミドルウェア製品「AXIPシリーズ」の開発販売も手がけています。さらに、アクセルはAIやブロックチェーン技術を活用した製品開発にも注力しており、ディープラーニング・フレームワーク「ailia」を中核としたAIアプリの開発やソリューション提供を行っています。

ブロックチェーン分野では、開発支援サービスやマイニングハードウェアの開発販売を行い、セキュリティ分野では暗号化製品の開発販売を手がけています。これらの新規事業関連事業は、株式会社アクセルとax株式会社が中心となって推進しています。

経営方針

アクセルは、持続的な成長を目指し、いくつかの戦略を推進しています。まず、同社は企業価値向上を重視し、ROE(自己資本利益率)10%の達成を目標としています。資本コストを上回る収益性を確保するため、開発投資の経済合理性を検討し、主要なプロジェクトごとに収益性を検証しています。

また、アクセルは新規事業の確立を重要な課題と位置付けています。既存事業と新規事業の収益規模を同程度まで引き上げることを目指し、AIやブロックチェーン技術を活用した新規事業領域の早期事業化に注力しています。これにより、事業の多角化と新たな収益機会の獲得を図っています。

さらに、アクセルは知的財産権の保護と他社の権利侵害リスクの排除に取り組んでいます。社長直轄の知的財産権担当部署を設置し、弁理士との連携を強化することで、知的財産権に関する体制を整備しています。これにより、技術開発の成果を守りつつ、事業の拡大を支えています。

最後に、アクセルはコーポレート・ガバナンスの充実を図り、企業価値の向上と持続可能な成長を目指しています。経営の健全性、透明性、効率性を高めることで、社会的倫理観を持った事業活動を推進し、株主やステークホルダーの信頼を得ることを目指しています。