ルネサスエレクトロニクス (6723) 株価

時価総額
¥4.97兆
PER
半導体の大手メーカー。マイクロコントローラ、SoC、アナログ半導体、パワー半導体を中心に自動車向けと産業・インフラ・IoT向けに展開。連結子会社108社、国内6社・海外102社体制。日本、アメリカ、ヨーロッパ、アジア太平洋地域で事業を展開。

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事業内容

ルネサスエレクトロニクスは半導体専業メーカーとして、各種半導体の研究、開発、設計、製造、販売およびサービスを展開しています。同社の主力製品は、マイクロコントローラや高度な制御機能を持つシステム統合チップ、アナログ半導体、パワー半導体などです。これらの半導体は、自動車のエンジン制御や車載情報機器、産業機器の制御システムなど、幅広い分野で使用されています。

同社の収益構造は、自動車メーカーや産業機器メーカーを主要顧客として構成されています。販売は国内では販売特約店を通じて行い、海外では各地域の販売子会社やディストリビューターを活用したグローバル展開を図っています。製造面では国内外の生産子会社に加え、外部のファウンドリも効率的に活用しており、研究開発においても世界各地の設計子会社が分業体制を構築しています。

事業セグメントは「自動車向け事業」と「産業・インフラ・IoT向け事業」の2つに大別されます。自動車向け事業では、エンジンや車体制御を担う「車載制御」分野と、センサリングシステムや車載情報機器を支える「車載情報」分野に半導体を提供しています。産業・インフラ・IoT向け事業では、スマート社会を支える産業機器、インフラストラクチャー、IoT機器向けに同様の半導体製品群を展開しており、両事業とも同社の技術力を活かした高付加価値製品で差別化を図っています。

経営方針

ルネサスエレクトロニクスは現在「Back to Basics」戦略を軸に、2035年の長期ビジョン「2035 Aspiration」達成に向けた経営基盤の強化を図っています。同社は約22,000名のグローバル企業としてのスケールメリットを活かし、生産性向上と効率化を通じて競争力を高める方針を打ち出しています。設備投資については、中長期的に売上収益比5%程度にコントロールすることを目標とし、財務健全性と成長投資のバランスを重視した経営を推進しています。

重点投資分野では「パーパスフル投資」という方針のもと、経営資源の戦略的配分を強化しています。特に注力しているのが、SDV(ソフトウェア定義自動車)、AIインフラ・コンピュート、エッジでの知能化という3つの成長分野で、これらを「Secular Growth分野」として競争力強化の重点領域に位置付けています。同社はコア事業である組み込み半導体ソリューションに加え、顧客体験とデジタル化の分野、そして垂直統合型事業にも注力し、差別化された総合ソリューションの提供を目指しています。

新市場開拓においては、デジタライゼーション戦略を最重要課題として推進しています。半導体の選定から設計、生産、ライフサイクル管理まで一貫したデジタルプラットフォームを構築し、世界中の顧客がより効率的に開発を進められる環境の整備に取り組んでいます。また事業ポートフォリオの最適化も積極的に進めており、本年2月にはタイミング事業を米国SiTime社に約4,680億円で譲渡する契約を締結し、得られた資金を成長投資と株主還元に活用する計画です。

技術革新への取り組みでは、顧客体験の向上とデジタル変革を核とした戦略を加速させています。同社は単なる半導体メーカーから、システム全体の最適化を支援するソリューション企業への転換を図っており、ソフトウェアなどの重要分野での人材拡充にも注力しています。さらに2040年のカーボンニュートラル達成を目標としたサステナビリティ経営の推進や、地政学リスクに対応した強靭なサプライチェーンの構築も、中長期的な競争力強化に向けた重要な取り組みとして位置付けています。

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