ニデックJP:6594

時価総額
¥3.46兆
PER
27.7倍
精密小型モータ、車載用製品、家電・商業・産業用製品、機器装置、電子・光学部品の製造・販売。

沿革

0000-05イタリア・Ansaldo Sistemi Industriali S.p.A.(現 ニデックASI㈱)を買収
0000-06日本電産中央モーター基礎技術研究所(現 ニデック新川崎テクノロジーセンター)を開設
0000-09米国・Avtron Industrial Automation, Inc.を買収
0000-10日本電産サンキョー㈱(現 ニデックインスツルメンツ㈱)が、韓国・SCD㈱を買収
0000-11米国・Kinetek Group Inc.を買収
0000-12中国・江蘇凱宇汽車電器有限公司(現 ニデック凱宇汽車電器(江蘇)有限公司)に資本参加
1973-07京都市西京区に日本電産㈱(現 ニデック㈱)を設立
1975-02京都府亀岡市に亀岡工場(1993年12月に閉鎖)を開設
1976-04米国セントポール市に米国日本電産㈱(現 ニデックアメリカ㈱)を設立
1984-02米国トリントン市にニデック・トリンコーポレーション(現 ニデックアメリカ㈱)を設立
1984-10滋賀県愛知郡愛知川町(現 愛荘町)に滋賀工場(現 滋賀技術開発センター)を開設
1988-11京都証券取引所並びに大阪証券取引所市場第二部に株式を上場
1989-03シンガポール日本電産㈱(現 ニデックシンガポール㈱)を設立
1990-08タイ日本電産㈱(現 ニデックエレクトロニクスタイランド㈱)を設立
1992-02中国に日本電産(大連)有限公司(現 ニデックモータ(大連)有限公司)を設立
1992-10台湾日電産股份有限公司(現 ニデック台湾股份有限公司)を設立
1993-04ドイツに欧州日本電産(現 ニデックモーターズアンドアクチュエーターズドイツ㈲)を設立
1993-10日本電産(香港)有限公司(現 ニデックモータ(香港)有限公司)を設立
1995-02共立マシナリ㈱(現 ニデックマシナリー㈱)に資本参加
1995-12フィリピン日本電産㈱(現 ニデックフィリピン㈱)を設立
1997-03トーソク㈱(現 ニデックパワートレインシステムズ㈱)に資本参加
1997-04㈱リードエレクトロニクス(現 ニデックアドバンステクノロジー㈱)に資本参加
1997-05京利工業㈱に資本参加
1998-02㈱コパル(現 ニデックプレシジョン㈱)並びにコパル電子㈱(現 ニデックコンポーネンツ㈱)に資本参加
1998-09東京証券取引所市場第一部上場、大阪証券取引所市場第一部に指定
1998-10㈱芝浦製作所(現 芝浦メカトロニクス㈱)、㈱東芝との3社共同出資で芝浦電産㈱(現 ニデックテクノモータ㈱)を設立
1999-04中国に日本電産芝浦(浙江)有限公司(現 ニデックテクノモータ(浙江)有限公司)を設立
1999-12韓国日本電産㈱(現 ニデック韓国㈱)を設立
2000-03㈱安川電機の子会社、㈱ワイ・イー・ドライブ(現 ニデックテクノモータ㈱)に資本参加
2001-09ニューヨーク証券取引所へ上場(2016年5月まで)
2002-04中国に日本電産(浙江)有限公司(現 ニデックモータ(浙江)有限公司)を設立
2002-06中国に日本電産(東莞)有限公司(現 ニデックモータ(東莞)有限公司)を設立
2003-04中国に日電産(上海)国際貿易有限公司(現 ニデック(上海)国際貿易有限公司)を設立
2003-05京都市南区に本社事務所を移転し、中央開発技術研究所を開設
2003-10㈱三協精機製作所(現 ニデックインスツルメンツ㈱)に資本参加
2005-10ベトナム日本電産会社(現 ニデックベトナム会社)を設立
2006-02中国に日本電産自動車モータ(浙江)有限公司(現 ニデック自動車モータ(浙江)有限公司)を設立
2006-12フランス・Valeo S.A.のモータ&アクチュエータ事業を買収し、Nidec Motors & Actuators(現 ニデックモーターズアンドアクチュエーターズ㈱)を設立
2007-02シンガポール・Brilliant Manufacturing Ltd.(現 ニデックコンポーネントテクノロジー㈱)を買収
2007-04日本サーボ㈱(現 ニデックアドバンスドモータ㈱)に資本参加
2010-01イタリア・Appliances Components Companies S.p.A.の家電モータ事業を買収し、日本電産ソーレモータ㈲を設立
2010-02タイ・SC WADO Co., Ltd.(現 ニデックダイキャスティング(タイランド)㈱)を買収
2010-09米国・Emerson Electric Co.のモータ・コントロール事業を買収し、日本電産モータ㈱(現 ニデックモータ㈱)を設立
2010-10中国に日本電産(韶関)有限公司(現 ニデックモータ(韶関)有限公司)を設立
2010-12インド日本電産㈱(現 ニデックインド㈱)を設立
2011-07三洋電機㈱の子会社、三洋精密㈱に資本参加
2011-12マレーシアにNidec Precision Malaysia Sdn. Bhd.を設立
2012-03カンボジアにSC Wado Component(Cambodia)Co., Ltd.(現 ニデックダイキャスティング(カンボジア)㈱)を設立
2012-04日本電産シンポ㈱(現 ニデックドライブテクノロジー㈱)が、米国・The Minster Machine Company(現 ニデックミンスター㈱)を買収
2014-01日本電産サンキョー㈱(現 ニデックインスツルメンツ㈱)が、三菱マテリアルシーエムアイ㈱(現 ニデックマテリアル㈱)を買収
2014-03㈱ホンダエレシス(現 ニデックエレシス㈱)を買収
2015-02ドイツ・Geräte- und Pumpenbau GmbH Dr. Eugen Schmidt(現 ニデックGPM㈲)を買収
2015-05イタリア・Motortecnica s.r.l.を買収
2015-07中国・China Tex Mechanical & Electrical Engineering Ltd. のSRモータ・ドライブ事業を取得(現 ニデック(北京)伝動技術有限公司)
2015-08スペイン・Arisa, S.A.(現 ニデックアリサ㈲)を買収
2015-09イタリア・E.M.G. Elettromeccanica S.r.l.の事業資産を取得
2016-05イタリア・E.C.E S.r.l.を買収
2016-12米国・Canton Elevator, Inc.を買収
2017-01米国・Emerson Electric Co.のモータ・ドライブ事業及び発電機事業を買収
2017-03米国・Vamco International, Inc.を買収
2017-07イタリア・LGB Elettropompe S.r.l.を買収
2017-10日本電産サンキョー㈱(現 ニデックインスツルメンツ㈱)が、東京丸善工業㈱の事業を承継
2017-11ドイツ・driveXpert GmbH(現 ニデックドライブエクスパート㈲)を買収
2018-02京都府相楽郡精華町に生産技術研究所(現 ニデックけいはんなテクノロジーセンター)を設立
2018-04米国・Genmark Automation, Inc.(現 ニデックジェンマークオートメーション㈱)を買収
2018-05フランス・グループPSA社とトラクションモータに関する合弁会社Nidec PSA emotors S.A.を設立
2018-07イタリア・CIMA S.p.A.を買収
2018-08ドイツ・MS-Graessner GmbH & Co. KG(現 ニデックグレスナー㈲)を買収
2018-11台湾・Chaun-Choung Technology Corp.(現 ニデックCCI股份有限公司)に資本参加
2019-02ドイツ・Systeme + Steuerungen GmbH を買収
2019-03ドイツ・DESCH Antriebstechnik GmbH & Co. KG(現 ニデックデッシュ㈲)を買収
2019-07米国・Whirlpool Corporationのコンプレッサー事業Embracoを買収
2019-10中国・広州汽車グループと合弁で広州尼得科汽車駆動系統有限公司を設立
2019-11米国・Roboteq, Inc.を買収
2020-06オーストリア・Secop Austria GmbH のデルタ型コンプレッサー事業を取得
2021-01セルビアにNidec Electric Motor Serbia LLC(現 ニデックエレクトロニックモータ・セルビア㈲)、Nidec Elesys Europe LLCを設立
2021-08三菱重工工作機械㈱を譲受け、日本電産マシンツール㈱(現 ニデックマシンツール㈱)を設立
2022-02OKK㈱(現 ニデックオーケーケー㈱)に資本参加
2022-12ノルウェー・FREYR BATTERY SAと合弁でNidec Energy AS(現 ニデックエナジー AS)を設立
2023-02イタリア・PAMA S.p.Aを買収
2023-03日本電産コパル電子㈱(現 ニデックコンポーネンツ㈱)が、緑測器㈱を買収
2023-04日本電産㈱からニデック㈱に商号変更、国内連結子会社もニデックを冠した商号に変更
2023-06ブラジルの航空機メーカー・Embraer S.A.と合弁でNidec Aerospace LLCを設立
2023-07米国・Houma Armature Worksを買収
2023-08米国・Automatic Feed社(現 Nidec Automatic Feed Company)及び関連会社2社を買収
2023-11株式会社TAKISAWAをTOBにより買収

事業内容

ニデックは、精密小型モータ、車載用製品、家電・商業・産業用製品、機器装置、電子・光学部品などの製造・販売を行うグローバル企業です。同社グループは、ニデックを含む連結子会社343社、持分法適用関連会社4社で構成されています。事業セグメントは9つの報告対象セグメントとその他に分かれており、各セグメントは特定の製品群に特化しています。

例えば、SPMSセグメントではHDD用モータやその他小型モータを、AMECセグメントでは車載用製品を手がけています。MOENセグメントとACIMセグメントでは家電・商業・産業用製品を、日本電産サンキョーや日本電産テクノモータなどのセグメントでは機器装置や電子・光学部品を提供しています。

ニデックは、世界各地に拠点を持ち、幅広い製品を通じて多様な市場ニーズに応えています。車載用製品では、電動車両の普及に伴い需要が高まっているエリアで、家電・商業・産業用製品では、エネルギー効率の良いモータや装置の提供を強化しています。また、機器装置や電子・光学部品では、高精度かつ高機能な製品を展開し、産業全体の技術進化に貢献しています。

経営方針

ニデックは、創業50周年を迎えるにあたり、100年を超える持続的な成長を目指して新たな企業理念を制定しました。この理念には、地球環境の保全や世界の人々の豊かな生活に寄与するソリューション企業集団を目指すというビジョンが含まれています。同社は、世界一高性能なモータを通じて地球に貢献することを使命とし、100年を超えて成長し続けるグローバル企業であり、人類が抱える多くの課題を解決する世界No.1のソリューション企業集団を目指しています。

中期戦略目標「Vision2025」では、2025年度までに連結売上高4兆円を目指し、生産性向上や投下資本利益率(ROIC)の向上、ESGで評価される企業を目標としています。また、2040年度のカーボンニュートラル実現を大きな目標の一つとして掲げ、自社事業のエネルギー効率向上や再生可能エネルギーの積極導入によるCO2排出の大幅削減を図っています。

ニデックは、脱炭素化、省人化、省電力化、サーマルソリューション、デジタルデータの増大といった人類共通の課題に対するソリューション提供を重点領域としています。これらの分野での経営資源の集中的な投下を通じ、クルマの電動化、ロボット活用の広がり、高効率モータへの需要増加など、CO2排出抑制、労働力不足、省電力化への対応を強化しています。

さらに、M&Aを積極的に活用し、サーマルソリューション製品、電子制御ユニット(ECU)、冷蔵庫用コンプレッサー技術など、既存技術とのシナジーを追求し、より付加価値の高い製品の供給を目指しています。これらの戦略を通じて、ニデックは持続可能な成長を目指し、グローバルな競争力をさらに強化していく方針です。