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日宣JP:6543
事業内容
株式会社日宣は、広告宣伝事業を中心に展開しており、同社グループは株式会社日宣印刷と株式会社アスティを含む3社で構成されています。日宣は、顧客企業の経営課題に対してユニークな広告ソリューションを提供し、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インターネットなどのメディアを活用したコミュニケーションプランを企画・設計しています。
日宣は、放送・通信業界において全国ケーブルテレビ局や大手通信キャリアに対し、新規加入者獲得や視聴促進のためのセールスプロモーションを提供しています。また、ケーブルテレビ局向けに「チャンネルガイド」という月刊誌を企画・制作し、高い参入障壁を維持しています。
住まい・暮らし業界では、大手住宅メーカー向けにセールスプロモーションを提供し、全国キャンペーンの設計や広告プロモーションの企画、カタログやDMの制作を行っています。さらに、株式会社アスティは都心の高級マンションを中心に広告プロモーションを展開しています。
医療・健康分野では、製薬会社向けに疾患予防の啓蒙施策や学会、セミナーの企画・運営を行っています。また、製薬会社の社内向け勉強会の運営なども手掛けています。その他の業界に対しては、デジタルマーケティング施策を展開し、新規顧客の開拓を進めています。
株式会社日宣印刷は、関西圏を中心にカタログ、パンフレット、チラシなどの商業印刷を行っています。また、「エコ紙うちわ」という商品名で紙うちわをセールスプロモーションツールとして販売し、全国から多業種にわたって受注・製造しています。
経営方針
株式会社日宣は、独自の成長戦略を掲げ、広告業界における新たな価値創造を目指しています。同社は「コミュニティ発想」を基盤に、既存の媒体に依存しないユニークな事業やサービスを展開し、顧客の新市場開拓を支援しています。これにより、社会や地域の幸福と活性化に貢献することを目指しています。
日宣の中期経営計画では、事業成長・創造とM&A・投資を成長戦略の柱としています。特に、広告やメディアに依存しないマーケティング支援を強化し、顧客とのつながりを重視した新たな市場の開拓を進めています。また、人的資本の強化とESG経営への取り組みも重要な戦略として位置付けています。
同社は、広告の影響力の変化や人口減少に伴う市場環境の変化を捉え、独自のポジションを確立しています。ターゲット市場ごとにユニークな課題解決モデルを構築し、メディアではなく「コミュニティ」を基盤にしたマーケティング支援を提供しています。これにより、ブランドや事業の成長に貢献することを目指しています。
日宣は、デジタル化への対応を重視し、デジタル戦略本部を設立しました。デジタル技術の活用を推進し、M&Aや投資を通じてデジタル領域での事業拡大を図っています。また、優秀な人材の確保と育成を進め、組織体制の強化を図ることで、さらなる成長を目指しています。
同社は、経営資源の最適化を図り、顧客の多様なニーズに応えるためのサービス提供体制を構築しています。管理会計を通じた各部門の稼働状況の分析を行い、PDCAサイクルを循環させることで、経営資源の最適化を目指しています。これにより、持続的な成長を実現しようとしています。