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デンヨーJP:6517
沿革
1948-07 | 日本電気熔接機材株式会社を東京入船町(現 新富町)に設立。 |
1949-09 | 東京中野工場を東京都中野区に開設。抵抗及び交流アーク溶接機の生産を開始。 |
1955-01 | 回転式直流アーク溶接機の生産を開始。 |
1959-03 | わが国最初の高速エンジン溶接機を開発、生産を開始。 |
1961-12 | 埼玉県川越市に埼玉工場完成、一貫製造を開始。エンジン発電機の生産を開始。 |
1966-07 | 社名をデンヨー株式会社と改称。 |
1970-07 | 滋賀県甲賀郡甲西町(現 湖南市)に滋賀工場(現 滋賀分工場)完成、生産を開始。 |
1971-06 | 本店を東京都中野区に移転。 |
1973-04 | エンジンコンプレッサの生産を開始。 |
1976-03 | インドネシアに現地資本との合弁会社P.T.デンヨー インドネシア(現 P.T.デイン プリマ ジェネレーター、連結子会社)を設立。 |
1976-04 | 福井県三方郡三方町(現 三方上中郡若狭町)に福井工場完成、生産を開始。 |
1980-10 | 株式を日本証券業協会東京地区店頭登録銘柄として公開。 |
1981-05 | シンガポールに現地資本との合弁会社ユナイテッド マシナリー サービス PTE.LTD.(現 デンヨー ユナイテッド マシナリー PTE.LTD.、連結子会社)を設立。 |
1982-01 | 埼玉県川越工業団地に新埼玉工場完成、移転完了、生産を開始(現在は、福井工場に統合)。 |
1983-02 | 東京証券取引所市場第二部に上場。 |
1984-05 | 水関連機器分野に参入、エンジン高圧水ポンプと排水管洗浄装置を開発、生産を開始。 |
1987-10 | 丸久電機株式会社の株式を取得し子会社化。 |
1988-04 | コージェネレーションシステム及び無停電電源装置を開発、生産を開始。 丸久電機株式会社は、株式会社ディー・エム・エスに商号変更。 株式会社ディー・ビー・エスの株式を取得。 |
1991-09 | 高所作業車分野に参入、自走式高所作業車の生産を開始。 |
1992-12 | アメリカにデンヨー アメリカ コーポレーション(現 連結子会社)を設立。 |
1995-08 | アメリカにデンヨー アメリカ コーポレーションの出資で、合弁会社デンヨー マニュファクチュアリング コーポレーション(現 連結子会社)を設立。 |
1998-10 | ユナイテッド マシナリー サービス PTE.LTD.(現 デンヨー ユナイテッド マシナリー PTE.LTD.、連結子会社)の株式を追加取得し関連会社化。 |
1999-07 | デンヨーテクノサービス株式会社を設立。 |
1999-10 | デンヨーテクノサービス株式会社が株式会社ディー・エム・エスを吸収合併。 |
2000-01 | 株式会社ディー・ビー・エスはデンヨー興産株式会社に商号変更。 デンヨー興産株式会社(現 連結子会社)の株式を追加取得。 |
2000-03 | 東京証券取引所市場第一部に上場。 |
2000-07 | 特定の現物出資(ユナイテッド マシナリー サービス PTE.LTD.及びP.T.デンヨー インドネシアの株式を現物出資)により、シンガポールにデンヨー アジア PTE.LTD.(現 連結子会社)を設立。 |
2000-10 | デンヨー アジア PTE.LTD.がユナイテッド マシナリー サービス PTE.LTD.(現 デンヨー ユナイテッド マシナリー PTE.LTD.、連結子会社)の株式を追加取得し子会社化。 |
2001-04 | P.T.デンヨー インドネシアはP.T.デイン プリマ ジェネレーターに商号変更。 |
2003-05 | 滋賀工場(現 滋賀分工場)は、外注による一部製品の生産を除いて、生産を福井工場へ統合。滋賀工場の用地については、物流センター及びデンヨーテクノサービス株式会社の部品センターとして活用(現在は、デンヨー興産株式会社が部品センターを運営)。 |
2006-12 | 東京都中央区に本店所在地を移転。 |
2007-06 | 非常用発電機の製造及び販売を専業としている西日本発電機株式会社(現 ニシハツ株式会社)の全株式を取得し連結子会社化。 |
2007-10 | 欧州の営業拠点として、オランダにデンヨー ヨーロッパ B.V.(現 連結子会社)を100%出資で設立。 |
2009-07 | デンヨーテクノサービス株式会社他1社を吸収合併。 |
2010-05 | ベトナムにエンジン発電機用部品の製造を目的として、デンヨーベトナム CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立。 |
2011-01 | ユナイテッド マシナリー サービス PTE.LTD.はデンヨー ユナイテッド マシナリー PTE.LTD.に商号変更。 |
2013-03 | 埼玉県川越工業団地の埼玉事業所を閉鎖し、埼玉県坂戸市に開発研修センターを新設。 |
2013-04 | デンヨー アジア PTE.LTD.がP.T.デイン プリマ ジェネレーターの第三者割当増資を引き受け子会社化。 |
2015-03 | デンヨーベトナム CO.,LTD.は、第2工場を増築し、エンジン発電機の生産を開始。 |
2018-10 | 西日本発電機株式会社はニシハツ株式会社に商号変更。 |
2020-02 | ベトナムの営業拠点として、デンヨー トレーディング ベトナム CO.,LTD.(現 連結子会社)を設立。 |
2021-06 | 監査等委員会設置会社に移行。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行。 |
事業内容
デンヨーとそのグループ会社は、産業用電気機械器具の製造と販売、および関連するアフターサービスを提供しています。具体的には、エンジン発電機、エンジン溶接機、エンジンコンプレッサなどの製品を手がけており、これらに付随する補修部品の販売や保守点検も行っています。
日本国内では、デンヨー自身がこれらの製品の製造・販売を担当しています。また、子会社のニシハツ株式会社は防災用及び非常用発電機の製造・販売に特化し、デンヨー興産株式会社は補修用部品の販売やアフターサービスを提供しています。関連会社の新日本建販株式会社は、製品の販売及びリース・レンタル事業を手掛けています。
海外では、アメリカにおいてデンヨー マニュファクチュアリング コーポレーションがエンジン発電機とエンジンコンプレッサの製造・販売を、デンヨー アメリカ コーポレーションが部品供給を行っています。アジアでは、デンヨー ベトナム CO.,LTD.が製造用部品の加工とエンジン発電機の製造を、デンヨー ユナイテッド マシナリー PTE.LTD.他2社が製品の販売及びリース・レンタルを、P.T.デイン プリマ ジェネレーターがインドネシアで製造用部品の加工とエンジン発電機の製造・販売を担当しています。欧州では、デンヨー ヨーロッパB.V.がエンジン発電機とエンジン溶接機の販売を行っています。
これらの事業活動を通じて、デンヨーとそのグループ会社は、幅広い地域で多様なニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
デンヨーとそのグループ会社は、産業用電気機械器具の製造・販売及びアフターサービスを提供しており、エンジン発電機やエンジン溶接機などの製品を手掛けています。同社は、伝統的な経営理念「三者の得」を基に、安全・安心なパワーソースの提供を通じて社会に貢献することを目指しています。技術革新への挑戦と透明かつ公正な企業活動を通じ、世界中で信頼される企業を目指しています。
経営戦略として、同社はグループの安定的な成長とバランスのとれた事業構造の確立を目指しています。高品質パワーソースのグローバルNo.1ブランドを目指し、発電機製造のノウハウを活かした周辺事業の拡充や新規事業への参入に注力しています。品質、機能、価格、サービスの全てにおいて顧客の立場に立った製品開発と顧客サポートの充実を最重要目標とし、グローバル化とグループ力の結束・強化に取り組んでいます。
第二次中期経営計画「Denyo2023」では、国内では可搬形発電機や溶接機のトップシェアを堅持しつつ、定置形発電機のシェア拡大を目指しています。海外では、レンタル市場向け発電機の販売に注力し、定置形発電機のシリーズ化による市場の継続的な開拓を進めています。これらの戦略により、建設関連分野における高品質パワーソースのトップランナーとしての地位を堅持しつつ、建設関連以外及び海外向けの比率を高め、環境変化に強い収益構造の実現を目指しています。