放電精密加工研究所 (6469) 株価

時価総額
¥273.6億
PER
37.7倍
金型・機械部品の受託製造の有力企業。放電加工技術を活用したガスタービン部品の受託加工、アルミ押出用金型、デジタルサーボプレス「ZENFormer」を展開。その他の関係会社として三菱重工業が存在。25年3月に環境事業と機械設備事業を統合。日本・タイで事業展開。

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事業内容

株式会社放電精密加工研究所は、高度な精密加工技術を武器に金型製造および機械部品の受託加工を手がける製造業です。同社の主力事業は、電気エネルギーを活用した放電加工技術による超硬材・難削材の精密加工と、航空機エンジンやガスタービン部品への表面処理サービスです。これらの技術を基盤として、アルミ押出用金型や環境規制に対応した処理剤の開発・製造も行っています。

同社の収益基盤は多岐にわたる業界の顧客から構成されており、特に航空宇宙産業やエネルギー関連企業からの受注が中心となっています。放電加工・表面処理、金型製造、機械装置等の3つの事業セグメントを通じて、材料調達から最終製品まで一貫した生産体制を構築し、コスト競争力を確保しています。海外展開では、タイに子会社を設立して金型事業を展開し、アジア市場での事業基盤を築いています。

事業セグメント別では、放電加工・表面処理部門でガスタービン部品加工や航空機エンジン部品への耐熱・耐食コーティング、金型部門でアルミ押出用金型や環境対応のハニカム押出用金型、機械装置部門で独自開発のデジタルサーボプレス機「ZENFormer」シリーズの製造・販売を展開しています。また、環境規制に対応した完全クロムフリー防錆処理剤の開発にも注力し、技術の差別化を図っています。

経営方針

放電精密加工研究所は2025年2月期から2027年2月期までの3年間を対象とした『中期経営計画2027』に基づき、持続可能な社会の実現に貢献する「コト作り企業」として100年企業を目指す長期ビジョンを掲げています。同社は脱炭素社会やカーボンニュートラルといった新しい社会課題に対応する製造技術の提供を通じて、企業価値の向上を図っています。2025年と2026年の2年間では利益創出体制の強化が計画を上回る状況で推移しており、最終年度の2027年2月期に向けて目標達成への準備を加速させています。

重点投資分野では「改革の推進」と「収益基盤の強化」を核とした戦略を展開しています。組織改革と人的資本投資を推進して新たな成長を実現する経営基盤を構築するとともに、収益性・成長性の観点から事業ポートフォリオを再設定して投資配分の最適化を進めています。また、製造部門とは独立したエンジニアリング部門を設置し、デジタルツールを活用した製造現場の課題の可視化と分析強化により、作業プロセスの標準化と自動化による業務改革を推進しています。

新市場開拓では「成長基盤の強化」戦略の下、カーボンニュートラル社会を実現するための新分野への事業展開を積極的に進めています。特に欧米市場におけるガスタービン事業の受注が拡大しており、エネルギーミックスへの対応力を高めながら海外展開の拡大を図っています。同社は長期ビジョンを背景とした技術開発により、サステナブル社会に必要なモノづくり技術で新製品実装に貢献できる企業を目指しています。

技術革新への取り組みでは、同社のコア技術である放電加工技術をベースとして、サステナブル社会に必要な新しいものづくり技術の開発に注力しています。経営基盤の強化として、ESG経営の体制構築とSDGsの積極的推進により、マテリアリティの実現に向けて全社員一丸となって取り組む体制を整備しています。また、ステークホルダーとの対話を重視し、人権規範の遵守や多様性の尊重を通じて、安心・信頼される健全経営の推進を図っています。

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