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アマノJP:6436
沿革
1945年11月 |
横浜機器株式会社設立 タイムレコーダー、タイムスタンプ製造開始 |
1951年4月 |
工業用真空掃除機等の研究、製造を開始 |
1956年10月 |
天野特殊機械株式会社を吸収合併し、商号を天野特殊機械株式会社と変更 |
1961年10月 |
東京証券取引所第二部に上場 |
1964年7月 |
子会社アマノ タイムシステム Inc.を米国ニューヨーク市に設立(1977年1月1日アマノ アメリカ Inc.に社名変更) |
1966年6月 |
商号をアマノ株式会社と変更 |
1967年8月 |
東京証券取引所第一部に上場 |
1968年6月 |
コンピューター就業管理システム「アレコデータ」を発売 |
1970年7月 |
子会社東海アマノ株式会社を設立、細江工場(1969年4月静岡県引佐郡細江町(現・浜松市北区)に建設)の製造を委託 |
1972年3月 |
子会社アマノ ヨーロッパ N.V.をベルギー国ブラッセル市に設立 |
1972年4月 |
大阪証券取引所第一部に上場 |
1973年4月 |
駐車場管理機器を発売 |
1978年12月 |
子会社アマノ アメリカ マニュファクチュアリング Inc.を米国カリフォルニア州アナハイムに設立し、米国向けタイムレコーダー、タイムスタンプの製造開始 |
1981年1月 |
コンピュータータイムレコーダー「インテレコーダー」を発売 |
1982年7月 |
清掃機器発売 |
1987年3月 |
神奈川県津久井郡津久井町(現・相模原市緑区)に津久井工場を建設(2014年4月1日相模原工場に名称変更。) |
1988年6月 |
子会社アマノ エレクトロニクス ヨーロッパ N.V.をベルギー国ゲンク市に設立(2007年7月1日アマノ ヨーロッパ N.V.に商号変更。現・連結子会社) |
1989年4月 |
子会社アマノ アメリカ マニュファクチュアリング Inc.が子会社アマノ アメリカ Inc.を吸収合併し、商号をアマノ エレクトロニクス オブ アメリカ Inc.と変更 |
1990年3月 |
米国デラウェア州に子会社株式保有を目的とした持株会社アマノ インターナショナル USA Inc.を設立(1998年1月9日アマノ USA Inc.に、2006年4月18日アマノ USA ホールディングス Inc.に商号変更。現・連結子会社) |
1990年3月 |
米国パイオニア エクリプス Corp.(清掃機器・溶剤の製造及び販売会社)を持株会社を通じ買収(2006年6月28日アマノ パイオニア エクリプス Corp.に商号変更。現・連結子会社) |
1990年6月 |
子会社アマノ エレクトロニクス ヨーロッパ N.V.が子会社アマノ ヨーロッパ N.V.を吸収合併 |
1991年10月 |
子会社東海アマノ株式会社を吸収合併 |
1991年12月 |
米国シンシナティ タイム Inc.(タイムレコーダー等時間管理機器及びパーキングシステムの製造・販売会社)を持株会社を通じ買収 |
1992年10月 |
子会社シンシナティ タイム Inc.が子会社アマノ エレクトロニクス オブ アメリカ Inc.を吸収合併し、商号をアマノ シンシナティ Inc.と変更(現・連結子会社) |
1992年10月 |
静岡県浜松市新都田(現・浜松市北区)に都田工場を建設(2014年4月1日細江工場に統合。) |
1993年4月 |
子会社アマノ クリーンテック(M)SDN.BHD.(集塵システム等の総合エンジニアリング及び販売会社)をマレーシア国に設立(2014年6月16日清算処理。) |
1995年3月 |
子会社株式会社環境衛生研究所(作業環境測定等のコンサルティング会社)を設立(現・連結子会社) |
1995年4月 |
子会社安満能国際貿易(上海)有限公司(タイムレコーダー・情報システム機器及び環境関連機器の販売会社)を中国に設立(現・連結子会社) |
1995年6月 |
子会社アマノ タイム&エアー シンガポール PTE.LTD.(タイムレコーダー・情報システム機器・駐車場機器及び環境関連機器の販売会社)をシンガポール国に設立(現・連結子会社) |
1996年4月 |
子会社株式会社エー・エム・エス(駐車場の運営管理等の請負、清掃業務の請負及び関連機器の販売)を設立(2006年5月8日アマノマネジメントサービス株式会社に商号変更。現・連結子会社) |
1996年4月 |
子会社アマノ コーリア Corp.(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社)を韓国に設立(現・連結子会社) |
1996年4月 |
米国アキュタイム Corp.(時間情報システム機器の販売会社)を持株会社を通じ買収(2006年5月24日アマノ タイム&パーキング ソリューションズ セントルイス Inc.に商号変更。2008年1月1日アマノ マクギャン Inc.に吸収合併。) |
1997年10月 |
関連会社ATASサービス PTE.LTD.(清掃業務の請負、駐車場の運営管理等の請負)をシンガポール国に設立(2008年5月19日清算処理。) |
1998年2月 |
子会社 PT. アマノインドネシア(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社)をインドネシア国に設立(現・連結子会社) |
1998年4月 |
子会社アマノ アジア マネジメント PTE.LTD.(子会社管理)をシンガポール国に設立(2006年12月31日清算処理。) |
1998年7月 |
子会社ATAS E&Cサービス(M)SDN.BHD.(清掃業務の請負、駐車場の運営管理等の請負)をマレーシア国に設立(2011年8月29日清算処理。) |
1999年4月 |
子会社アマノメンテナンスエンジニアリング株式会社(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売・保守・エンジニアリング業務)を設立(2010年10月1日アマノ・エコ・テクノロジー株式会社を吸収合併。現・連結子会社) |
2000年4月 |
子会社安満能軟件工程(上海)有限公司(ソフトウェア商品の開発及びコンサルティング業務)を中国に設立 |
2000年4月 |
子会社シー・エス・ジェー株式会社(情報処理業務及び情報提供サービス業務)を設立(2004年4月1日アマノビジネスソリューションズ株式会社に商号変更。2010年10月1日アマノタイムビジネス株式会社を吸収合併。2018年7月2日アマノセキュアジャパン株式会社を会社分割。現・連結子会社) |
2001年4月 |
子会社アマノ・エコ・テクノロジー株式会社(環境関連システム機器の販売・保守・エンジニアリング業務)を設立(2010年10月1日アマノメンテナンスエンジニアリング株式会社に吸収合併。) |
2001年8月 |
子会社エー・エス・イー USA Inc.(ソフトウェア商品の開発及びコンサルティング業務)を米国に設立(2006年8月連結子会社アマノ シンシナティ Inc.に吸収合併。) |
2002年3月 |
株式会社武蔵電機製作所(清掃機器の製造及び販売会社)を買収(2006年4月3日アマノ武蔵電機株式会社に商号変更。現・連結子会社) |
2002年10月 |
オムロン株式会社から駐車場設備事業の営業権を譲受け |
2005年2月 |
子会社アマノ マレーシア SDN.BHD.(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社)をマレーシア国に設立(現・連結子会社) |
2006年8月 |
連結子会社アマノ シンシナティ Inc.が非連結子会社エー・エス・イー USA Inc.を吸収合併 |
2006年9月 |
米国インダストリアル タイム&システム Inc.を買収しアマノ USA Inc.に商号変更(2008年1月1日アマノ インテグレーテッド システムズ Inc.に商号変更。2010年2月28日Integrated Technical Systems, Inc.に事業売却。2010年12月23日清算処理。) |
2007年4月 |
オムロンティー・エー・エス株式会社から駐車場・駐輪場機器販売事業の営業権を譲受け |
2007年6月 |
米国テリー マクギャン&アソシエイツ Inc.を持株会社を通じ買収しアマノ マクギャン Inc.に商号変更(2008年1月1日アマノ タイム&パーキング ソリューションズ セントルイス Inc.、アマノ タイム&パーキング ソリューションズ アトランタ Inc.及びアマノ タイム&パーキング ソリューションズ シンシナティ Inc.を吸収合併。現・連結子会社) |
2007年7月 |
子会社アマノ ヨーロッパ ホールディングス N.V.(持株会社)をベルギー国に設立(現・連結子会社) |
2007年8月 |
台湾パーキンシス テクノロジー Co.,Ltd.へ追加出資(2016年1月6日保有株式を売却) |
2008年1月 |
子会社アマノ タイ インターナショナル Co.,Ltd.(時間情報システム機器及び環境関連システム機器の販売会社)をタイ国に設立(現・連結子会社) |
2008年1月 |
フランス国ホロスマート S.A.(2018年3月7日ホロクオルツ S.A.に吸収合併。)及びその子会社ホロクオルツ S.A.(2016年2月6日アーセージェーペー アンベスティスマン SARL及び子会社3社を吸収合併。2018年3月7日ホロスマート S.A.を吸収合併。)、ホロクオルツ モロッコ S.A.、ピアル テクノロジー S.A.(2013年1月1日ホロクオルツ S.A.に吸収合併。)、オムニバッジ S.A.(2009年1月1日スコーパス S.A.を吸収合併しスコーパス オムニバッジ S.A.S.に商号変更。2015年2月3日SCOPUS FINANCE S.A.Sに売却。)、スコーパス S.A.(2009年1月1日オムニバッジS.A.に吸収合併。)を持株会社を通じ買収(現・連結子会社) |
2008年1月 |
連結子会社アマノ マクギャン Inc.がASSI Security Inc.(カリフォルニア州)の営業権を譲受け |
2010年2月 |
米国アキュタイム システムズ Inc.及びその子会社アキュテック システムズ Ltd.を持株会社を通じ買収(現・連結子会社) |
2010年9月 |
連結子会社アマノメンテナンスエンジニアリング株式会社が非連結子会社アマノ・エコ・テクノロジー株式会社を、連結子会社アマノビジネスソリューションズ株式会社が非連結子会社アマノタイムビジネス株式会社をそれぞれ吸収合併 |
2010年12月 |
連結子会社アマノ インテグレーテッド システムズ Inc.を事業売却の後清算処理 |
2010年12月 |
国内連結子会社アマノマネジメントサービス株式会社他3社について非支配株主持分を買取り100%子会社化 |
2013年3月 |
株式会社クレオの株式の一部を取得(現・持分法適用関連会社) |
2013年7月 |
子会社アマノ パーキング サービス Ltd.(駐車場の運営管理等の請負)を香港に設立(現・連結子会社) |
2014年3月 |
連結子会社アマノ パイオニア エクリプス Corp.がNilfisk-Advance, Inc.(ミネソタ州)の木材床研磨機器部門を譲受け |
2015年2月 |
連結子会社スコーパス オムニバッジ S.A.S.を売却 |
2015年10月 |
フランス国アーセージェーペー アンベスティスマン SARL及び子会社3社を持株会社を通じ買収(2016年2月6日連結子会社ホロクオルツ S.A.に吸収合併。) |
2016年1月 |
子会社アマノ タイム&エコロジー メキシコ S.A. de C.V.(環境関連機器の販売・エンジニアリング業務)をメキシコに設立(現・連結子会社) |
2018年2月 |
連結子会社アマノ マクギャン Inc.がService Tracking Systems, Inc.(カリフォルニア州)のValet Parkingサービス事業を譲受け |
2018年3月 |
連結子会社ホロクオルツ S.A.が連結子会社ホロスマート S.A.を吸収合併 |
2018年7月 |
連結子会社アマノビジネスソリューションズ株式会社の会社分割(新設分割)により、子会社アマノセキュアジャパン株式会社(情報処理業務及び情報提供サービス業務)を設立(現・連結子会社) |
2020年1月 |
連結子会社アマノ ベトナム Co.,Ltd.(環境関連システム機器の販売会社)をベトナム国に設立 |
2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行 |
なお、この間、各種の時間情報システム機器、環境関連システム機器を開発するとともに全国各地に順次営業所を設立、販売網を拡充した。 |
事業内容
アマノ株式会社およびそのグループ企業(子会社31社、関連会社2社)は、時間情報システム事業と環境関連システム事業の2つの主要なセグメントで事業を展開しています。時間情報システム事業では、就業情報システムや給与計算システムなどの情報システム機器、タイムレコーダーなどの時間管理機器、パーキングシステム機器を製造・販売しています。これらの製品は、アマノビジネスソリューションズ株式会社やアマノセキュアジャパン株式会社が情報処理業務や情報提供サービスを提供することでサポートされています。また、米国、欧州、アジアの各地域で、関連会社が製造・販売活動を行っています。
環境関連システム事業では、集塵機や集塵装置、粉粒体空気輸送システム、高温有害ガス除去システム、脱臭システム、電解水生成装置、清掃機器などを製造・販売しています。アマノ武蔵電機株式会社が清掃機器の製造・販売を、株式会社環境衛生研究所が作業環境測定や環境計量証明事業、関連するコンサルティング業務を行っています。この事業セグメントも、米国、メキシコ、アジア各国での販売および総合エンジニアリングサービスを提供しています。
さらに、アマノマネジメントサービス株式会社は駐車場の運営管理や清掃業務の請負、関連機器の販売を、アマノメンテナンスエンジニアリング株式会社は時間情報システム機器および環境関連システム機器の販売、保守、エンジニアリング業務を行っています。また、株式会社アマノエージェンシーはアマノの福利厚生業務や損害保険代理業務を担当しています。これらの事業活動を通じて、アマノは幅広い分野でのニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
アマノ株式会社は、その経営理念に基づき、「人と時間」「人と空気」の分野で新しい価値を創造し、安心・快適で健全な社会の実現に貢献しています。同社は、経営環境の変化に対応するため、最適なガバナンス体制を機軸に、既存事業の拡大と新しい事業・市場の創出を通じて持続成長を目指しています。これにより、企業価値の最大化を図り、ステークホルダーへの信頼と評価を高めることを目標としています。
2023年4月から2026年3月までの第9次中期経営計画では、「100年企業への4th Stage -サステナブル経営に繋がるパラダイムシフトへの取り組み-」を経営コンセプトに掲げています。ハードウェアメーカーからスタートしたアマノは、市場ニーズの変化や技術革新に応じて、ソフトウェアやクラウド、受託事業などを含むトータルソリューションを提供する企業へと成長してきました。同社は、各事業分野におけるデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、ソフト系資産やIoT、AIへの戦略投資を実行し、お客様の利便性向上と収益面での競争優位性のさらなる高め方を目指しています。
成長ドライバーとしては、情報システムのソフト・クラウド事業、データセンターを核としたパーキングシステムのシステム提案・運営受託事業、クリーンシステムのロボット+クラウド事業を3本柱としています。これらの事業を通じて、2026年3月期には売上高1,600億円、営業利益210億円、営業利益率13%、ROE12%の達成を目指しています。
アマノは、これらの戦略を実行することで、経営インフラの整備・拡充、人的資本の価値最大化、環境負荷低減といった社会的な課題解決にも積極的に取り組んでいます。これらの取り組みを通じて、持続可能な成長を実現し、長期的な企業価値の向上を目指しています。