高見沢サイバネティックスJP:6424

時価総額
¥41.6億
PER
4.7倍
電子制御機器の設計、製造、販売、設置、保守を行い、自動券売機やホームドアシステム、セキュリティシステム、防災計測システムなどを提供。

事業内容

高見沢サイバネティックスは、電子制御機器の設計、製造、販売、設置、保守を行う企業グループです。主に交通システム機器、メカトロ機器、特機システム機器の3つの事業セグメントを展開しています。

交通システム機器では、自動券売機や出改札機器、ホームドアシステムを設計・製造し、鉄道事業者に販売しています。設置や保守サービスは、株式会社高見沢サービスに委託しています。

メカトロ機器では、各種ユニットを設計・製造し、装置メーカーに販売しています。一部製品の製造は株式会社高見沢メックスに委託し、富士電機株式会社とは製品の相互供給を行っています。

特機システム機器では、セキュリティシステムや防災計測システム、パーキングシステムを設計・製造・販売しています。設置や保守、駐輪場の運営管理は高見沢サービスに委託し、防災計測システムの一部は高見沢メックスに委託しています。

経営方針

高見沢サイバネティックスは、2024年度から「安全」と「決済」をキーワードに掲げ、成長戦略を推進しています。同社は「安全系ビジネスユニット」と「決済系ビジネスユニット」を組織し、既存事業の強化と新規ビジネスの展開に注力しています。これにより、各分野での競争力を高め、持続的な成長を目指しています。

2025年度には、組織体系の見直しを行い、各ビジネスユニットの下に事業部を直接配置しました。具体的には、「安全系BU」内に「ホームドア事業部」と「特機事業部」、「決済系BU」内に「交通事業部」と「パーキング事業部」を設置しました。また、「メカトロ・EMビジネスユニット」を新設し、メカトロ事業の強化を図っています。

さらに、高見沢サイバネティックスは情報セキュリティの強化にも取り組んでいます。2025年3月にISO27001を取得し、従業員の情報セキュリティ意識を高めることで、取引先からの信頼を確保しています。また、SDGsの目標達成に向けて「サステナビリティ推進室」を中心に、持続可能な社会の実現に向けた取り組みを進めています。

同社は、社会インフラ分野での独自技術を活用し、必要不可欠な製品とサービスを提供することを基本方針としています。企業価値の向上を目指し、売上高や利益率の向上、自己資本比率の改善に取り組んでいます。これにより、持続的な成長と社会貢献を両立させることを目指しています。