三共JP:6417

時価総額
¥5682.3億
PER
12.4倍
パチンコ機、パチスロ機の製造販売、補給装置やカードシステム機器の提供、不動産賃貸や成形部品販売を手掛ける。

沿革

1966-04株式会社中央製作所設立(本社 愛知県名古屋市)。
名古屋工場、東京支店、大阪支店、本社業務部(現本社)を開設。
1966-05株式会社三共製作所に商号変更。
1966-11株式会社三共に商号変更。
1968-11九州地区の販売拠点として福岡市に九州支店(現福岡支店)を開設。
1969-04北海道地区の販売拠点として札幌市に札幌支店を開設。
1970-09中国・山陰地区の販売拠点として広島市に広島支店を開設。
1970-11東北地区の販売拠点として仙台市に仙台支店を開設。
1971-04北関東・信越地区の販売拠点として群馬県桐生市に北関東支店(現群馬県高崎市)を開設。
1971-05中部・北陸地区の販売拠点として名古屋市に名古屋支店を開設。
1975-11生産拡大のため群馬県桐生市に桐生工場を開設。
1980-07超特電機「フィーバー」を発売。
1981-04本社を群馬県桐生市に移転。
1991-04単位株制度の導入等のため、三共産業株式会社に吸収合併され、同日付をもって商号を株式会社三共に変更。
1991-08定款上の商号を株式会社SANKYOに変更。
1991-10社団法人日本証券業協会に株式を店頭売買銘柄として登録。
1992-03三共化成株式会社(現株式会社三共エクセル(現連結子会社))を買収。
1992-04株式会社ダイワ電機製作所(現株式会社三共エクセル(現連結子会社))を買収。
1994-09ホール向けPOSシステム等のシステム機器販売開始に伴い、パールライン事業部をパーラー事業部に組織変更。
1995-08東京証券取引所市場第二部に株式を上場。
1996-03株式会社大同(現株式会社ビスティ(現連結子会社))を買収。
1997-04研究開発体制の強化のため商品本部を新設。
1997-09東京証券取引所市場第一部銘柄に指定。
2001-04群馬県伊勢崎市に三和工場を開設、生産拠点を桐生工場より移転。
2005-10三共化成株式会社(存続会社)が株式会社ダイワ電機製作所と合併し株式会社三共エクセル(現連結子会社)に商号変更。
2006-07管理機能の強化のため管理本部を新設。
2007-04知的財産本部を新設。
2008-04CEO、COO体制、執行役員制度を導入。
内部監査室を新設。
2008-08本社を東京都渋谷区に移転。
2009-06東京都渋谷区に研究開発棟完成。
2010-04商品本部に商品戦略室を新設(2020年4月商品戦略部へ名称変更)。
2011-04商品本部にPS開発部を新設。
2012-03株式会社ジェイビー(現連結子会社)を買収。
2012-09NET企画室を新設。
2017-04商品本部に商品企画部を新設。
事業企画部を新設。
2018-04商品本部に業務部を新設。
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。
2023-04ITインフラの整備構築のため情報システム本部を新設。

事業内容

三共グループは、株式会社三共を中心に、子会社5社および関連会社2社から構成されています。同社グループは、主に以下の事業セグメントを展開しています。

1. **パチンコ機関連事業**: このセグメントでは、パチンコ機やパチンコ機のゲージ盤の製造・販売、関連部品の販売、さらにはパチンコ機関連のロイヤリティー収入を得ています。この事業には、株式会社三共、株式会社三共エクセル、株式会社ビスティ、株式会社ジェイビー、株式会社三共プランニング、エンビジョン株式会社が関与しています。

2. **パチスロ機関連事業**: パチスロ機の製造販売、関連部品の販売、およびパチスロ機関連のロイヤリティー収入がこのセグメントの主な活動です。

3. **補給機器関連事業**: パチンコ・パチスロ補給装置、カードシステム機器、ホール設備周辺機器の販売、及び補給機器関連のロイヤリティー収入を含みます。このセグメントには、株式会社三共、株式会社三共エクセルが含まれます。

4. **その他**: 不動産賃貸収入や一般成形部品の販売など、上記の主要事業以外の活動も行っています。このセグメントには、株式会社三共、株式会社三共エクセル、エンビジョン株式会社が関わっています。

三共グループは、これらの事業を通じて、多岐にわたる製品とサービスを提供し、エンターテインメント業界におけるその地位を確固たるものにしています。

経営方針

三共グループは、健全なレジャーの発展と心豊かな社会づくりに貢献することを基本理念に掲げ、パチンコ・パチスロ業界のリーディングカンパニーとしての使命を果たすことを目指しています。同社は、経営資源を高い収益性が見込める遊技機関連事業に集中投入し、遊技産業の活性化と持続的な企業価値の向上を実現する戦略を推進しています。

具体的には、パチンコ機関連事業とパチスロ機関連事業において、独創的な商品の提供を通じてファンやパーラーからの信頼と支持を獲得し、販売台数シェアの向上を目指しています。これに加え、部品の共通化、リサイクル率の向上、開発の効率化などに注力し、コスト削減を実現しています。また、補給機器関連事業では、ワンストップサービスの提供を強みとし、パーラーのニーズに最大限応える取り組みを進めています。

さらに、三共グループは、パチンコ・パチスロ市場でのシェア拡大を通じて業界における確固たる地位の構築を目指し、安定的かつ永続的な成長を追求しています。売上高営業利益率の向上を目標に、商品企画・開発・生産・販売の競争力を高めるための施策を検討・実施しており、コストダウン策にも継続的に取り組んでいます。

パチンコ・パチスロ業界の厳しい環境の中、スマート遊技機の普及が本格化する中で、三共グループは、スマート遊技機への移行を産業の発展と自社のさらなる成長の契機と捉え、現行のパチンコ機・パチスロ機とともにスマート遊技機の開発を推進しています。また、ブランド力の維持・向上にも注力し、多様化するファンのニーズに応えることで、販売シェアの高めていく戦略を展開しています。