タダノ (6395) 株価

時価総額
¥1770.3億
PER
12.3倍
建設用クレーン・車両搭載型クレーン・高所作業車の有力企業。オールテレーンクレーン、ラフテレーンクレーン、カーゴクレーン等を製造販売。子会社54社で構成。日本・欧州・米州・オセアニア・アジア各地域に展開。

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事業内容

タダノは、クレーンを中心とした建設機械の製造・販売を世界規模で展開する専門メーカーです。同社の主力製品は建設用クレーン、車両搭載型クレーン、高所作業車、運搬機械などで、建設現場や産業分野で重要な役割を果たす機械を幅広く手がけています。同社グループは日本を拠点に、子会社54社と関連会社1社で構成される国際企業として事業を展開しています。

同社の顧客は建設会社、レンタル業者、インフラ整備事業者など多岐にわたり、新製品の販売に加えて部品供給、修理サービス、中古車販売なども重要な収益源となっています。製品は日本国内だけでなく欧州、米州、オセアニア、アジアなど世界各地に販売されており、地域ごとに販売・製造・サービス拠点を設けることで現地のニーズに対応した事業展開を行っています。

同社の事業は地域別に「日本」「欧州」「米州」「オセアニア」「その他」の5つのセグメントに分かれています。建設用クレーンでは路上走行可能なオールテレーンクレーンから建設現場専用のラフテレーンクレーンまで、車両搭載型では貨物運搬と荷役を兼ねるカーゴクレーンや車両運搬車、高所作業車では電力工事や建物メンテナンス用の作業車まで、用途に応じた専門機械を製造しています。運搬機械分野では港湾での荷役用クレーンや大型構造物建設用のジブクレーンなど、大規模プロジェクト向けの機械も提供しています。

経営方針

タダノは2026年度を最終年度とする中期経営計画において、「LE(抗重力・空間作業機械)世界No.1」を長期目標に掲げ、積極的な成長戦略を推進しています。同社は「Reaching new heights ~新たなステージへ~」をスローガンに、4つの主要戦略を軸とした経営方針を展開しており、業界のリーディングカンパニーとしてお客様の安全と地球環境に配慮した新たな価値の提供を目指しています。

同社の重点投資分野は脱炭素化技術の加速と新領域への挑戦です。世界初のフル電動ラフテレーンクレーンの開発に続き、フル電動高所作業車AT-121TTEの日本市場投入を実現しています。また、志度工場における県下最大規模の太陽光発電設備の稼働など、製品だけでなく事業活動全体でのCO₂削減も推進しています。さらに、2024年のタダノユーティリティ買収、2025年のマニテックス社とタダノインフラソリューションズの買収により、車両搭載型クレーンや高所作業車の海外展開加速と、定置式クレーンという新たな製品群の獲得を実現しました。

新市場開拓では、これまで日本市場中心だった事業の海外展開を大幅に拡大しています。政府の造船業再生戦略を追い風として造船向け製品の生産・販売を強化し、強固な収益基盤の構築に取り組んでいます。移動式クレーン遠隔操作システム「CRANET」や教育用シミュレーターの開発など、安全で効率的な建設現場の実現に向けた新技術の製品化も推進しており、従来の機械製造から建設現場のデジタル化支援まで事業領域を拡張しています。

技術革新では、ドイツの生産拠点再編によるものづくり改革を実施し、日本では小型モデル、ドイツでは中型から大型モデルの生産に特化することで、コスト競争力と品質の向上、納期の安定性改善を図っています。同社は多品種少量生産という事業特性を踏まえ、ボリュームに依存しない生産効率改善とコスト低減を重要課題として位置づけ、日本・欧州・米州それぞれの拠点の強みを活かした最適な生産体制の構築を進めています。さらに、信託型従業員持株制度の導入や女性活躍促進による「プラチナくるみん認定」取得など、人財基盤の強化も戦略的に推進しています。

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