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ダイキン工業JP:6367
事業内容
ダイキン工業は、主に空調・冷凍機、化学、油機および特機製品の製造と販売を行っています。空調・冷凍機事業では、住宅用機器としてルームエアコンや空気清浄機、業務用機器としてパッケージエアコンや冷凍・冷蔵ショーケースなどを提供しています。また、舶用機器として海上コンテナ冷凍装置や舶用エアコンも手がけています。
化学事業では、フルオロカーボンガスやフッ素樹脂、化成品を製造・販売しています。具体的には、冷媒や四フッ化エチレン樹脂、半導体用エッチング剤などが含まれます。これらの製品は、さまざまな産業分野で利用されています。
その他の事業として、油機関連では産業機械用油圧機器や建機・車両用油圧機器を提供しています。特機関連では、防衛省向けの部品や在宅酸素医療用機器を製造しています。電子システム関連では、設計開発分野向けのIT製品・ソリューションを提供しています。
ダイキン工業は、国内外に多くの子会社を持ち、グローバルに事業を展開しています。国内ではダイキンHVACソリューション東京やダイキンエアテクノなどがあり、海外では大金(中国)投資有限公司やダイキンインダストリーズ(タイランド)リミテッドなどが主要な子会社です。これにより、世界中で製品とサービスを提供しています。
経営方針
ダイキン工業は、持続可能な未来を目指し、グローバルな成長戦略を推進しています。同社は「FUSION25」という中期経営計画を策定し、2025年を最終年度とする後半3ヵ年計画を実行中です。この計画では、カーボンニュートラルの実現、顧客とつながるソリューション事業の推進、空気価値の創造を成長戦略の柱としています。
また、ダイキン工業は、インドを一大拠点化し、高機能・環境材料事業を強化するなど、重点戦略11テーマを掲げています。これにより、経済価値、環境価値、社会価値の創出を目指しています。特に、フリーキャッシュフロー(FCF)を重視し、収益の増加と投資効率の向上を図っています。
同社は、変化するマクロ経済環境に対応するため、独自の強みと実行力を活かし、収益力と競争力の強化に努めています。具体的には、販売価格政策の推進、新商品の投入、コスト力の強化、グローバルでの事業拡大などを進めています。これにより、持続可能な成長を実現しようとしています。