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プラコーJP:6347
事業内容
プラコーは、プラスチック成形機事業とシステム開発事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。プラスチック成形機事業では、インフレーション成形機、ブロー成形機、リサイクル装置の製造販売を行っています。これらの機械は、医療や食品包装、自動車部品、工業用部品、日用雑貨品の製造に使用されます。
インフレーション成形機事業では、主に医療や食品包装用のフィルム製品を成形するための機械を提供しています。ブロー成形機事業では、自動車部品や工業用部品、日用雑貨品などの中空製品を成形するための機械を製造・販売しています。リサイクル装置事業では、環境保護の一環として、破砕機や再生機、再製品成型装置を自社技術と海外メーカーとの技術提携により提供しています。
また、プラコーは機械のメンテナンス事業も展開しており、機械の保守や部品の販売を行っています。システム開発事業では、子会社の株式会社クラウドサービスがコンピュータシステムの受託開発やシステムエンジニアの人材派遣を行っています。この子会社には約50名のシステムエンジニアが在籍しており、幅広い技術サービスを提供しています。
経営方針
プラコーは、成長戦略としてプラスチック成形機事業とシステム開発事業の強化を掲げています。特に、インフレーションフィルム成形機事業では、省力化や省人化を実現する新機能機種の開発に注力し、新市場の開拓を目指しています。また、既存のテクノサービスを活用し、更新需要や部品需要に対応することで、競争力を高めています。
ブロー成形機事業では、電気自動車(EV)シフトに伴う市場変化に対応するため、高機能・高効率の新機種を開発し、新たな市場を開拓する方針です。水素自動車用機器の研究成果を実機に活用し、さらなる技術革新を図ります。これにより、燃料タンク用ブロー成形機市場の縮小を補完することを目指しています。
リサイクル事業においては、プラスチックリサイクル需要の高まりを背景に、積極的に市場を取り込む戦略を進めています。環境保護の観点からも、リサイクル装置の提供を強化し、持続可能な社会の実現に貢献します。これにより、事業の安定的な成長を図ります。
システム開発事業では、子会社の株式会社クラウドサービスを通じて、IT技術の活用を推進しています。特に、オンプレミスからクラウドへの移行事業を拡大し、収益の向上を図ります。これにより、プラコーの新製品開発におけるIT技術の強化を目指しています。