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キクカワエンタープライズJP:6346
事業内容
キクカワエンタープライズは、木工機械および工作機械の製造販売を主要業務としています。同社は単一の事業セグメントを持ち、製品の種類ごとに事業内容を記載しています。
木工機械は、丸太を建築用や木工用の角材、板材、小割材に加工する機械です。また、角材や板材、合板、繊維板、合成樹脂などを製品に二次加工する機械も含まれます。この分野は、同社の売上の大部分を占めています。
工作機械は、鉄や非鉄金属、その他の新素材を加工するための機械です。この分野も同社の重要な事業の一部であり、木工機械に次ぐ売上を上げています。
経営方針
キクカワエンタープライズは、企業価値向上を目指し、適切な投資とブランド価値の創造を基本方針としています。顧客や取引先、地域社会との連携を重視し、社会に良い影響を与えることを目指しています。特に「稼ぐ力」を養うための投資を重視し、多面的な視点での成長を図っています。
同社は、売上や利益目標を掲げ、四半期ごとに進捗を管理することで、株主価値の向上を図っています。安全衛生方針や品質方針、内部統制方針を定め、部署別・個人別に目標を設定し、継続的な改善を推進しています。これにより、企業価値の正確な表現と株主還元を実現しています。
キクカワエンタープライズは、国際情勢の不安定さや人件費の上昇、エネルギー価格の高止まりなど、厳しい経営環境に直面しています。しかし、木工機械分野では再生可能資源である木材の利用拡大を追求し、技術力を活かしたデジタル化・省人化を進めています。工作機械分野では、自動車産業やIT関連産業への展開を図っています。
中長期的な成長を加速するため、同社は新型設備の導入やデジタル投資を積極的に進めています。効率的な工場運営と製品競争力の向上を目指し、研究開発活動を推進しています。また、120年以上の技術・技能の継承と向上を図り、社外ネットワークの構築にも注力しています。
同社は、顧客訪問や展示会を通じた情報収集、SDGsやESGの観点からの国産材利用拡大、AI技術の製品への導入、国際競争力向上のための設備投資などを重要事項としています。さらに、DXを意識した社内システムの見直しや、海外市場の開拓、社員の待遇改善、人材採用のための地域教育機関との連携強化にも取り組んでいます。