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タカトリ【JP:6338】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
タカトリは電子機器、繊維機器、医療機器の開発から製造・販売までを手掛ける企業です。主力製品は半導体製造機器や新素材加工機器、ディスプレイ製造機器、自動裁断機、外来の難治性胸腹水治療向けのモバイル型濾過濃縮処理装置です。
同社の主要顧客は半導体やディスプレイのメーカー、繊維加工業者、医療機関などで、機器の販売が収益の中心になっています。受注生産に加えて保守やアフターサービスを通じて継続的な売上を確保しています。
事業は電子機器事業、繊維機器事業、医療機器事業の三本柱に分かれており、電子機器では半導体・ディスプレイ向けの製造装置、繊維機器では自動裁断機、医療機器ではモバイル型胸腹水濾過濃縮装置の開発・製造・販売を行っています。グループは親会社と連結子会社1社で構成され、その連結子会社は2025年7月に解散決議を行い現在清算中です。
経営方針
当社の中長期の成長戦略は、売上・収益ともに県内ナンバーワン企業へと発展することを目指しており、具体的な財務目標としてROE(自己資本当期純利益率)10%以上の確保や売上高総利益率の向上を掲げています。成長の土台として原価力の強化を重要課題に位置づけ、海外調達比率の引き上げなどコスト競争力の改善を進め、安定した利益率と財務体質の強化を実現しようとしています。受注生産に加え保守やアフターサービスによる継続的な売上確保も重視し、企業価値(PBR)の向上を狙います。
重点投資分野は半導体・ディスプレイ向けの電子機器、新素材加工機器、繊維機器、医療機器の四領域であり、特に高精度・高付加価値製品の開発に注力しています。同社は「開発先行型企業」として独自性の高いオリジナル製品開発を進めるとともに、組立・調整・サービスに力点を置いたものづくりで差別化を図っています。競争力を高めるために海外調達の拡大やサービス体制の構築を具体策とし、顧客に対するソリューション提供を強化して継続収益を増やす計画です。
新市場開拓では、サーバー・ストレージ向け高性能半導体の需要拡大やOLEDパネルの市場成長を取り込みます。一方で新素材加工機器分野では中国の過剰生産による在庫増で6インチ市場が低迷しており、在庫解消は2025年末頃と見込まれているため、同社は市場回復のタイミングを見据えつつ既存装置の活用や8インチ向け量産体制への対応で販売機会を狙います。繊維や医療分野では、防衛装備や学生服向けなど国内回復が見込める領域や医療機器のOEM・ODM拡大を通じて事業の幅を広げ、海外・国内のビジネスパートナーとの協業で販路を拡大していきます。
技術革新への取り組みでは、同社の戦略的コア技術である「貼付、真空、搬送、切断、制御、研磨、計測、剥離」の8分野を更に強化し、技術の水平展開や外部との技術提携を通じて製品の独自性と強さを高めます。具体的には研究開発投資を継続し既存製品の進化を図る一方で、ビジネスパートナーとの共同開発により革新的価値の創出を目指します。また、内部統制やリスク管理の強化により事業継続性を確保しつつ、将来の成長機会に対して柔軟かつ安全に投資できる体制を整えています。