巴工業JP:6309株価

時価総額
¥573.2億
PER
13.4倍
遠心分離機の製造・販売および化学工業製品の仕入・販売を展開する有力企業。産業用遠心分離機の製造・販売とアフターサービスが主力事業。子会社13社を通じて事業を運営。日本、中国、北米、東南アジア、欧州に展開。24年8月に中国子会社2社の清算を決議。

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事業内容

巴工業は、遠心分離機の製造・販売を主力とする機械メーカーです。同社は産業用の遠心分離機を中心に、液体と固体の分離技術を活用した設備を提供しています。また、化学工業製品の仕入・販売事業も展開し、グローバルに事業を展開する企業として成長しています。

同社の顧客は主に化学工業や製造業の企業であり、収益構造は機械製造販売事業と化学工業製品販売事業の二本柱となっています。機械事業では遠心分離機本体の販売に加え、アフターサービスや部品販売による継続的な収益を確保しています。化学工業製品事業では、アジアを中心とした海外市場での商社機能を担い、安定した収益基盤を築いています。

同社の事業は機械製造販売事業と化学工業製品販売事業に大きく分かれます。機械事業では、国内での製造・販売に加え、中国、北米での現地生産・販売体制を構築し、グローバル展開を進めています。化学工業製品事業では、香港を拠点として中国、東南アジア、ヨーロッパに販売ネットワークを展開し、各地域の需要に対応した営業活動を行っています。

経営方針

巴工業は2028年10月期を最終年度とする新中期経営計画「Create The New Future~新たな未来の創造~」を策定し、連結売上高700億円、営業利益・経常利益それぞれ70億円、親会社株主に帰属する当期純利益50億円という意欲的な数値目標を掲げています。同社は経営指標として事業収益力を示す経常利益と経営効率を表すROEを重視し、単なる売上拡大ではなく付加価値の高い事業展開を目指しています。

機械製造販売事業では三つの柱を軸とした戦略を展開しています。第一の柱として海外市場での遠心分離機販売を促進し、インドでの現地法人化、米州市場の深耕、東南アジアでの販売ネットワーク構築を進めています。第二の柱では産業排熱向けバイナリー発電装置の拡販に注力し、第三の柱として環境負荷低減に繋がる製品の拡充を図っています。生産面では新工場建設により生産能力増強と研究開発体制の構築を推進し、2028年10月期に連結売上高200億円、営業利益28億円の達成を目標としています。

化学工業製品販売事業では、専門商社としての強みを活かし売上総利益1億円以上の商品拡充に取り組んでいます。東南アジアでは各拠点の連携強化、欧州ではチェコを拠点としたパワー半導体向け商材の拡販、インドでは耐火物向け商材に加え高付加価値商品の市場調査を進めています。同社は新商品開発を推進し事業領域の拡大を図るとともに、ポートフォリオ分析に基づき高収益事業への優先的な経営資源投下を行い、2028年10月期に連結売上高500億円、営業利益42億円の達成を目指しています。

同社はこれらの戦略を支える基盤として、グローバル化に対応した人材教育の強化を重要な施策として位置付けています。新商品の開発推進により新たな事業領域への展開と収益基盤の多様化を図り、両事業の持続的成長と収益力向上を実現する方針です。特に環境負荷低減や未利用熱の有効活用といった社会課題の解決に貢献する製品・サービスの提供を通じて、持続可能な成長を追求しています。