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ホソカワミクロン【JP:6277】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ホソカワミクロン株式会社は、粉体(パウダー)を対象にした機械・装置とそのシステムエンジニアリングを中核事業としています。同社は粉砕・分級、混合・乾燥、造粒といった装置を設計・製造し、研究開発から納入・据付まで一貫して対応しています。
同社の顧客は化学、食品、医薬、化粧品、電子部品や包装など多岐にわたり、それぞれの生産ライン向けに個別仕様の装置を納入しています。収益は機械販売が中心で、据付・保守、部品供給、受託加工やマテリアル製品(スキンケア品など)の販売も安定した収入源になっており、海外子会社を通じた国際販売比率も高いです。
事業は大きく粉体関連とプラスチック薄膜関連に分かれ、粉体関連では微粉砕・分級、混合・乾燥、粒子設計、測定・ラボ装置、受託加工といった製品群をそろえています。マテリアル領域では化粧品や育毛・口腔ケア向けの機能性製品開発や受託研究を行い、薄膜分野では多層フィルムの製造装置や、集塵・封じ込めといった環境・安全関連装置も提供しています。
経営方針
ホソカワミクロンは、「粉体技術」で世界のナンバーワンを志向しており、2024年10月に開始した第18次中期3カ年経営計画のもとで企業価値の最大化を目指しています。具体的な経営指標として、連結ROE(株主資本利益率)10%以上、売上高営業利益率10%以上、総還元性向50%以上、PBR(株価純資産倍率)1倍以上の維持・向上を掲げており、これらの数値達成を通じて株主還元と収益性の両立を図る方針です。同社は数値目標を明確に設定し、独自技術の強化と事業ポートフォリオの最適化で成長を実現しようとしています。
重点投資分野は粉体技術の深化とマテリアル事業、そしてプラスチック薄膜領域の高付加価値化です。既存の粉砕・分級・混合・乾燥・造粒といった装置事業に加え、ナノパーティクルを含む新素材開発や、化粧品などのマテリアル製品開発に投資することで他社との差別化を図っています。さらに、長年にわたり蓄積した試験データや顧客ノウハウを活用して個別ニーズに応じた最適設計を提供する点を競争優位とし、アフターサービスのネットワーク拡充により装置の稼働率と顧客満足度を高める戦略を取っています。
新市場開拓と事業拡大については、グローバル拠点の強化と現地密着の販売体制構築を進めています。過去の買収(solids solutions group)による欧州展開を踏まえ、スペイン事業所の集約を2025年10月から行うほか、ヨルダン(2024年7月)、タイ・バンコク(2024年9月)、オーストリア事務所(2024年10月)やインド・チェンナイのサービス支店など、地域ごとの拠点整備を進めています。国内では大阪のコスメティックセンターが稼働を開始しており、同社はこれらの拠点を通じて電池材料や代替タンパク質向けなど新たな需要分野へ供給を拡大することを目指しています。
技術革新への取り組みでは、データの一元化と活用を柱に据えたデジタル化を推進しています。創業以来蓄積した顧客・試験データをAIやデータ解析に活用し、工業向けのネットワーク技術(いわゆるIIoT)と既存システムを融合した付加価値サービスを提供する計画です。具体例として、粉体プロセスのデータ収集を進めるHOSOKAWA GEN4の開発を進め、受託加工子会社で2026年春を目標に無人操業を見据えた実証を開始する予定です。併せてリサイクルカーボンブラックやリグニンなど環境配慮型素材の事業化にも注力し、製品・システムの世界標準化とライフサイクル延伸による持続可能な成長を図っています。