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ホソカワミクロンJP:6277
沿革
1949年8月 |
合資会社細川鉄工所を株式会社細川鉄工所に改組し、大阪市港区に本店を設置。 |
1949年10月 |
本店を大阪府高槻市に移転。 |
1951年3月 |
微粉砕機(スーパーミクロンミル)の製造・販売を開始。 |
1955年9月 |
分級機(ミクロンセパレータ)の製造・販売を開始。 |
1957年5月 |
関東地域での営業体制強化のため東京支店を新設。 |
1958年3月 |
大阪第1工場を新設。 |
1959年8月 |
乾燥機(ミクロンドライヤ)の製造・販売を開始。 |
1960年5月 |
本店を大阪市港区に移転。 |
1962年1月 |
パルベライジング・マシナリー社〔現Hosokawa Micron International Inc.(アメリカ)〕より技術導入し、乾式ろ過集塵装置(マイクロパルスエアー)、微粉砕機(パルベライザ等)の製造・販売を開始。 |
1963年7月 |
ナウタミックス社(オランダ)より技術導入し、混合機(ナウタミキサ)の製造・販売を開始。 |
1969年5月 |
枚方工場(大阪府枚方市)を新設。 |
1973年2月 |
本社事務所(大阪府枚方市)の新設及び枚方工場を増設。 |
1979年4月 |
粉体技術センター(千葉県柏市)を新設。 |
1980年8月 |
「ホソカワミクロン株式会社」に商号変更。 |
1982年8月 |
混合機専門メーカーであるナウタミックス社(オランダ)を買収し、ヨーロッパにおける販売及び生産拠点とする。 |
1985年3月 |
ホソカワインベストメント社を通してアメリカ最大の粉体処理装置メーカーであるU.S.フィルターシステムズ社〔現Hosokawa Micron International Inc.(アメリカ)〕を買収し、アメリカにおける国際化の拠点とする。 |
1986年4月 |
技術開発センター(枚方事業所内)を新設。 |
1986年9月 |
国内関係会社3社〔株式会社ホソカワインターナショナル、細川粉体機器サービス株式会社、ホソカワ東京機器サービス株式会社〕及び株式会社細川粉体工学研究所を吸収合併。 |
1987年9月 |
表面融合システム(メカノフュージョンシステム)の製造・販売を開始。 |
1987年11月 |
HMIウンターネーメンズ ホールディング社を通して西ドイツ最大の総合粉体機器メーカーであるアルピネ社(現連結子会社)を買収。 |
1989年6月 |
大阪証券取引所市場第二部へ当社株式を上場。 |
〃 |
本店を大阪市中央区に移転。 |
1991年8月 |
東京証券取引所市場第二部へ当社株式を上場。 |
1992年1月 |
Hosokawa Micron International Inc.(アメリカ)(現連結子会社)を通じて乾燥機、混合機、粉砕機、コンパクションマシーン並びにそれらのシステムの製造・販売等を行うビーペックス社グループ(アメリカ)を買収。 |
1992年3月 |
東京証券取引所、大阪証券取引所の市場第一部銘柄に指定。 |
1992年9月 |
奈良工場(奈良県五條市)を新設。 |
1993年3月 |
大阪工場を枚方工場、奈良工場に集約。 |
1993年4月 |
つくば粉体技術開発センターを新設。 |
2000年1月 |
海外グループ(日本を除く)の集塵機・各種フィルター等の製造・販売部門を売却。 |
2002年10月 |
研究開発部門の営業を当社の子会社であるホソカワパウダエンジニアリング株式会社に承継させるため会社分割を実施し、同社の商号を株式会社ホソカワ粉体技術研究所に変更。 |
2004年4月 |
本店を大阪府枚方市枚方事業所内に移転。 |
2005年8月 |
上海事務所を法人化し、細川密克朗(上海)粉体机械有限公司を設立。 |
2007年9月 |
本社社屋新築(大阪府枚方市) |
2008年4月 |
Hosokawa Micron International Inc.を完全子会社化。 |
2009年7月 |
国内関係会社である株式会社ホソカワ粉体技術研究所を吸収合併。 |
2013年5月 |
東京事業所新築(千葉県柏市) |
2014年4月 |
Hosokawa Alpine Aktiengesellschaft(ドイツ)にて工場の新設及び事務所の改修。 |
2014年10月 |
株式会社ユノインターナショナルを買収し、社名を「ホソカワミクロン化粧品株式会社」に変更。 |
2015年9月 |
連結子会社Hosokawa Bepex GmbH(ドイツ)を売却し、製菓関連事業より撤退。 |
2016年4月 |
創業100周年を迎える。 |
2020年1月 |
連結子会社Hosokawa Alpine Aktiengesellschaft(ドイツ)を通じて、Solids Solutions Group(SSG社)(ドイツ及びスペイン)を買収。 |
2020年3月 |
Hosokawa Alpine Poland Sp. z o.o.(ポーランド)を設立。 |
2020年10月 |
会社分割(簡易新設分割)によりホソカワ受託加工株式会社を設立。 |
2021年1月 |
新大阪工場 竣工 |
事業内容
ホソカワミクロンは、粉体を扱う機械・装置及びシステムエンジニアリングを提供する企業であり、その事業は幅広い産業分野に及んでいます。同社グループは、国内外に多数の関連会社を持ち、フラットな組織構造を通じて運営されています。グループのシナジー効果を最大限に発揮するため、研究開発成果の共有や製品開発の分担、製品・部品の相互供給体制が整備されています。
同社の事業セグメントは主に「粉体関連」と「プラスチック薄膜関連」の二つに大別されます。粉体関連事業では、微粉砕機(ACMパルベライザ、グラシス等)、超微粉砕機(ACMパルベライザCR、カウンタジェットミルAFG、プルビス等)、分級機(ミクロンセパレータ、ターボプレックス、セラサス等)などの粉砕・分級装置を提供しています。また、混合機(ナウタミキサ、バイトミックス等)、乾燥機(ドライマイスタ、ソリッドエア、トーラスディスク等)などの混合・乾燥装置も手がけています。
さらに、粒子設計装置(ノビルタ、ファカルティ等)、造粒機(コンパクタ、フレキソミックス等)、測定機(パウダテスタ、ペネトアナライザ、ヴィブレット、パーシェアナライザ等)など、粒子設計・造粒装置や測定機・ラボ用装置も提供しています。受託加工やマテリアル(機能性複合材料)の提供、集塵装置や封じ込め装置の提供も行っています。
プラスチック薄膜関連事業では、インフレーション法による単層から11層までの機能性薄膜積層フィルム製造装置を提供しています。これらの製品は、ホソカワミクロンを含む国内外の製造・販売会社を通じて提供されており、グローバルなネットワークを活かした事業展開が行われています。
経営方針
ホソカワミクロンは、粉体技術を核とした事業展開を行っており、その成長戦略は「粉体技術連峰」の形成を通じて世界のナンバーワン企業を目指すことにあります。同社は、プロセス機械装置やシステムエンジニアリングに加え、新素材などのマテリアルビジネス関連事業の展開を推進しています。また、プラスチック薄膜技術の分野でも、高付加価値製品の提供により競争力の強化を図っています。
2021年10月1日からは、「Challenge to be Global Standard ~ホソカワミクロングループの最先端技術を業界世界標準へ~」を基本方針とする第17次中期3カ年経営計画をスタートさせました。この計画では、グローバル販売網の拡大、デジタル革命(DX)による事業促進、産業分野別マーケティングと製品開発の推進、働き方改革と人材育成、そしてESG/SDGsへの取り組みと社会・環境保全への貢献が基本施策として挙げられています。
特に、デジタル化の加速を背景に、情報の一元化・共有を図り、業務効率の最大化と持続可能な企業活動を目指しています。また、顧客ニーズの多様化に応えるため、マーケティングの推進と新製品・新技術の開発に力を入れています。人材育成にも注力し、グローバルで活躍できる人材の育成を進めています。
これらの施策を通じて、ホソカワミクロンは、革新的な粉体技術の提供を続け、業界の世界標準を目指すと共に、超優良企業への成長を目指しています。