- 日本企業
- やまびこ
やまびこ (6250) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
やまびこは、刈払機やチェンソーなどの小型屋外作業機械を中心に、農業用機械や産業用機械の製造・販売を手がける専業メーカーです。同社の主力製品は草刈りや樹木の伐採に使う小型の屋外作業機械で、プロの造園業者から一般家庭まで幅広く利用されています。日本国内だけでなく、米国やヨーロッパ、アジアでグローバルに事業を展開しています。
同社の顧客は、造園業者や林業関係者などの専門事業者のほか、農家や一般消費者まで多岐にわたります。収益の柱となる小型屋外作業機械部門では、刈払機やチェンソー、パワーブロワなどを製造・販売し、国内外の販売網を通じて安定した収益を確保しています。製造は日本のほか、米国、ヨーロッパ、台湾、ベトナムなど世界各地の拠点で行っています。
事業は大きく4つの部門に分かれており、主力の小型屋外作業機械部門に加え、農業用管理機械部門ではモアや畦草刈機、防除機を展開しています。一般産業用機械部門では発電機や溶接機、投光機を手がけ、建設現場や工場などで使用されています。同社グループは連結子会社14社と関連会社2社で構成され、製品開発から製造、販売まで一貫した体制を構築しています。
経営方針
やまびこは2026年度から2028年度を対象とする「中期経営計画2028」を策定し、既存事業の深化と成長領域への投資を通じて企業価値の向上を目指しています。同社は2028年12月期に売上高2,100億円、営業利益率13.0%、ROE14.0%という具体的な数値目標を設定し、2030年度には売上高2,500億円規模の企業への成長を掲げています。従来の「屋外作業機器の総合メーカー」の枠組みを超え、プロフェッショナルな屋外作業に付加価値を創造する企業への進化を目指しています。
重点投資分野では、プロ向け製品やロボット製品といった高付加価値製品の販売比率向上に注力しています。主力事業である小型屋外作業機械においては、自社開発の小型エンジンを核とした競争優位性を維持しつつ、電動製品やロボット分野の強化を進めています。また、一般産業用機械事業では、北米市場のインフラ案件活況に伴う発電機需要の増加を着実に取り込む戦略を展開しています。
新市場開拓においては、堅調な米国市場需要の確実な取り込みとともに、欧州事業の拡大を通じて地域構成の最適化を進めています。北米中心の事業構造からの脱却を図り、ロボット事業やエネルギーマネジメントシステム分野への参入も推進しています。製品ポートフォリオの多様化により、エンジン製品に加えて電動製品やロボット分野を強化し、事業基盤のさらなる拡大を図っています。
技術革新への取り組みでは、素材の配合研究から自社で行うエンジン開発により、軽量化・高出力化を実現し、世界各国の厳しい排出ガス規制にも対応しています。電動製品においても、エンジン製品開発で培った技術力とノウハウを活用し、高出力かつ制御技術に優れた製品を開発しています。さらに、デジタル・トランスフォーメーションやAIの活用によりグループ全体の業務効率化を推進し、生産性向上に取り組んでいます。