ソラストJP:6197

時価総額
¥528.7億
PER
医療関連受託事業では医療事務関連業務、医事周辺業務、病院経営支援業務を、介護事業では通所介護、訪問介護、認知症対応型共同生活介護など、こども事業では認可保育所、認証保育所、小規模保育所、病後児保育室の提供を行っています。

沿革

1965-10医療事務管理者養成のための通信教育事業等を目的として日本医療経営協会(個人経営)を創業。
1968-10資本金250千円の株式会社日本医療経営新社に改組、本社を東京都台東区東上野に置く。
1972-04医療事務通学教育を開始。
1979-04医事業務全面受託を開始。
1980-11株式会社日本医療事務センターに商号を変更。
1984-03本社を東京都台東区台東に移転。
1986-07労働者派遣法の施行と同時に医療関連業務の人材派遣事業について労働大臣許可を取得。
1988-07医事コンサルティング業務受託開始。
1992-11日本証券業協会より店頭登録銘柄として承認。
1993-02調剤薬局事業を営む子会社を設立し、調剤薬局事業を開始。
1996-07本社を東京都千代田区神田佐久間町に移転。
1998-01ホームヘルパー養成講座(2級課程)を開設。
1999-01訪問介護ステーションを台東区に開設し、介護事業を開始。
2002-11東京都認証保育所を江戸川区に開設し、保育事業を開始。
2002-12東京証券取引所市場第二部上場。
2003-01通所介護事業開始。
2003-04診療報酬請求事務技能の認定業務を営む株式会社技能認定振興協会を設立。
2004-07医療関連受託事業を営む株式会社アイ・エム・ビイ・センターの株式を取得し子会社化。
2005-05グループホーム運営を開始。
2009-05株式会社ファーコスの全株式を株式会社スズケンに譲渡し、調剤薬局事業から撤退。
2011-04特例子会社 株式会社NICフォルテ(現 株式会社ソラストフォルテ)を設立。
2012-02MBOにより東京証券取引所市場第二部の上場廃止。
2012-04親会社 エヌ・シー・ホールディングス株式会社を吸収合併。
2012-10医療関連受託事業を営む子会社 株式会社アイ・エム・ビイ・センターを吸収合併。
株式会社ソラストに商号を変更。
2013-11本社を東京都港区に移転。
2014-04人材の採用及び育成強化を一元的に推進するため、キャリアセンターを新設。
2014-12介護事業を営む株式会社ココチケアの株式を取得し子会社化。
2015-11大東建託株式会社、インフォコム株式会社と業務提携契約を締結。
2016-02介護事業を営む子会社 株式会社ココチケアを吸収合併。
2016-06東京証券取引所市場第一部上場。
2017-05東邦ホールディングス株式会社と業務提携契約を締結。
2017-10介護事業を営むベストケア株式会社の株式を取得し子会社化。
2017-11介護事業を営む株式会社日本ケアリンクの株式を取得し子会社化。
2018-12介護事業を営む株式会社オールライフメイトの株式を取得し子会社化。
2019-04介護事業を営むなごやかケアリンク株式会社の株式を取得し子会社化。
2020-03介護事業を営む株式会社恵の会及び有限会社恵の会の株式を取得し子会社化。
2020-10介護事業を営む株式会社日本エルダリーケアサービス及び株式会社ファイブシーズヘルスケアの株式を取得し子会社化。
2021-06スマートホスピタル事業としてリモート医事サービスを開始。
2021-10介護事業を営む株式会社プラスの株式を取得し子会社化。
2022-02保育事業を営む株式会社こころケアプランの株式を取得し子会社化。
2022-04介護事業を営む子会社 株式会社日本ケアリンク及び株式会社オールライフメイトを吸収合併。
東京証券取引所プライム市場に移行。
2023-06介護事業を営む三井住友海上ケアネット株式会社(現 株式会社ソラストケア)の株式を取得し子会社化。
2023-07介護事業を営むポシブル医科学株式会社の株式を取得し子会社化。
2024-04こども事業を営む子会社 株式会社こころケアプランを吸収合併。

事業内容

ソラスト株式会社およびそのグループ企業は、医療関連受託事業、介護事業、こども事業を主軸に事業を展開しています。医療関連受託事業では、約1,500の医療機関に対し、医療事務関連業務や医事周辺業務、病院経営支援業務などを提供しています。これには受付業務、クラーク業務、会計業務、外来・入院算定業務、診療報酬請求業務、DPC関連業務などが含まれます。また、医師事務作業補助業務や宿日直業務、看護補助業務、院内物流業務なども手掛けています。

介護事業では、関東圏、中京圏、関西圏を中心に、通所介護(デイサービス)、訪問介護(ホームヘルプサービス)、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)、居宅介護支援、短期入所生活介護(ショートステイ)、特定施設入居者生活介護(介護付有料老人ホーム)、都市型軽費老人ホーム(ケアハウス)、住宅型有料老人ホーム、サービス付き高齢者向け住宅など、多様な介護サービスを提供しています。

こども事業においては、認可保育所を中心に、認証保育所、小規模保育所、病後児保育室などの保育サービスを提供しています。これらの事業を通じて、ソラストグループは医療、介護、子育て支援の各分野で社会に貢献しています。

その他の事業として、教育事業やスマートホスピタル事業も展開しています。教育事業では、医療事務や介護関連の教育講座を提供し、スマートホスピタル事業では、クリニックを中心とした医療機関に対して、医療事務関連業務を遠隔で提供しています。これらの事業を通じて、ソラストグループは医療・介護分野の人材育成と効率化に貢献しています。

経営方針

ソラスト株式会社は、人とテクノロジーの融合を企業理念とし、新たなビジネスの創出と既存ビジネスの改革を推進しています。同社は、2030年に向けた数値目標とサステナビリティテーマを設定し、中期経営計画2025を発表。この計画では、コア事業の差別化とイノベーションへの投資を通じて、持続的な成長を目指しています。

具体的な数値目標として、2030年に売上高3,000億円、営業利益200億円を掲げています。中期経営計画2025では、売上高1,650億円、EBITDA150億円、営業利益100億円を目標としており、年平均成長率で売上高8.0%、EBITDA16.6%、営業利益16.5%の成長を見込んでいます。

事業領域では、医療関連受託事業、介護事業、こども事業、スマートホスピタル事業に重点を置き、それぞれの分野でのクオリティと生産性の向上、新規顧客獲得、顧客満足度の向上、新規サービス開発などに取り組んでいます。また、ESG活動として、CO2排出削減、女性管理職・役員の育成と登用、障がい者雇用の拡充などにも注力しています。

ソラストは、これらの戦略を通じて、医療、介護、子育て支援の各分野で社会に貢献し、企業価値の継続的な増大を目指しています。