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牧野フライス製作所JP:6135
沿革
1937年5月 |
牧野常造が、一番立フライス盤の専門メーカーとして、現本社所在地に「牧野商店製作部」を創業する。 |
1942年3月 |
商号を「牧野竪フライス製作所」と改称。清水正利が経営に参加する。 |
1951年5月 |
株式会社組織に改組(資本金300万円)。 |
1953年4月 |
超精密万能工具研削盤を開発する。 |
1958年3月 |
ユニットシステムを導入した一番タレット形立フライス盤“Kシリーズ”を開発する。 |
1958年3月 |
わが国最初の磁気テープによる“数値制御立フライス盤”を開発する。 |
1961年4月 |
商号を現在の「株式会社牧野フライス製作所」に改称する。 |
1964年7月 |
株式を東京証券取引所・第二部市場に上場する(資本金2億円)。 |
1966年10月 |
マシニングセンタの国産第一号機を開発する。 |
1967年6月 |
神奈川県愛甲郡に厚木工場を建設、操業を開始する。 |
1971年8月 |
株式を東京証券取引所第一部市場、ならびに大阪証券取引所第一部市場(大阪証券取引所は2009年3月上場廃止)に上場する(資本金10億円)。 |
1972年3月 |
「関東物産㈱」(現連結子会社)に資本参加する。 |
1972年8月 |
“適応制御マシニングセンタによるトランスファライン”を開発する。 |
1973年10月 |
自動NCテープ作成機“三次元自動座標測定装置付テープセンタ”を開発する。 |
1975年2月 |
米国に現地法人「MAKINO U.S.A. INC.」を設立する。 |
1975年11月 |
放電加工機の開発・生産・販売を開始する。 |
1976年9月 |
ベッド形NC立フライス盤“FNCシリーズ”、立形マシニングセンタ“FNC―Aシリーズ”を開発する。 |
1977年2月 |
「㈱牧野技術サービス」(現連結子会社)を設立する。 |
1978年10月 |
西独のハイデンライヒアンドハーベック社(1999年1月「MAKINO Europe GmbH」(現連結子会社)に改称)に資本参加し、現地生産体制を作る。 |
1978年12月 |
池貝機械工業㈱(1982年2月「牧野フライス技研㈱」(現連結子会社)に改称)に資本参加する。 |
1979年5月 |
NCワイヤ放電加工機EC3025を開発する。 |
1980年10月 |
NC形彫放電加工機EDNC22を開発する。放電加工機のNC化を完了する。 |
1981年9月 |
米国レブロンド社を買収し、レブロンド・マキノと改称(1996年7月「MAKINO INC.」(現連結子会社)に改称)、現地生産体制を作る。 |
1982年11月 |
金型自動加工システム“DMS”を開発する。 |
1983年10月 |
「FMS工場」が稼動開始する。 |
1986年5月 |
“モジュールMMC(マキノ・マシニング・コンプレックス)”を開発する。 |
1987年11月 |
山梨県南都留郡に富士勝山工場を建設、操業を開始する。 |
1987年12月 |
レブロンド・マキノ・アジア社(1992年4月「MAKINO ASIA PTE LTD」(現連結子会社)に改称)に出資し、子会社化する。 |
1989年7月 |
横形マシニングセンタA55を開発する。 |
1991年9月 |
GI制御・スーパーGI制御を開発する。 |
1993年10月 |
「マキノジェイ㈱」(現連結子会社)を設立する。 |
1994年3月 |
「マキノ電装㈱」(現連結子会社)を設立する。 |
1994年8月 |
横形マシニングセンタJ55を開発する。 |
1999年9月 |
立形マシニングセンタV33を開発する。 |
2000年11月 |
高速大型5軸マシニングセンタ“MAGシリーズ”を開発する。 |
2001年6月 |
インドに現地法人「MAKINO INDIA PRIVATE LIMITED」(現連結子会社)を設立する。 |
2001年11月 |
横形マシニングセンタa51を開発する。 |
2002年1月 |
PACIFIC PRECISION CASTING社(2002年1月 MAKINO RESOURCE DEVELOPMENT |
2002年7月 |
中国に現地法人「牧野机床(中国)有限公司」(現連結子会社)を設立する。 |
2006年9月 |
iGRINDER G5を開発する。 |
2007年10月 |
スロバキアのブラチスラバにテクニカルセンタを開設し、欧州の営業体制を強化する。 |
2008年2月 |
富士勝山事業所に大型組立工場を増設、稼動を開始する。 |
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2008年5月 |
5軸制御立形マシニングセンタD500を開発する。 |
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2009年2月 |
5軸制御マシニングセンタMAG/T4、MAG/A7を開発する。 |
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2009年9月 |
微細精密加工機iQ300を開発する。 |
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2010年2月 |
シンガポールにR&Dセンタを開設する。 |
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2012年2月 |
山梨県富士吉田市に富士吉田工場を建設、操業を開始する。 |
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2013年4月 |
5軸制御立形マシニングセンタD800Zを開発する。 |
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2013年11月 |
厚木事業所に厚木第三工場を建設、稼働を開始する。 |
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2015年1月 |
制御装置Professional6を開発する。 |
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2015年3月 |
富士吉田工場に第二期工場を建設、稼動を開始する。 |
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2016年9月 |
5軸制御立形マシニングセンタDA300を開発する。 |
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2017年1月 |
名古屋支店を移転拡張する。 |
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2017年7月 |
5軸制御立形マシニングセンタV80Sを開発する。 |
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2018年7月 |
神戸テクニカルセンタを開設する。 |
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2019年2月 |
中国に現地法人「 |
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」(現連結子会社)を設立する。 |
2020年11月 |
レーザ加工機LB300及びLB500を開発する。 |
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2021年1月 |
5軸制御横形マシニングセンタa800Zを開発する。 |
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2022年4月 |
東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行する。 |
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2022年7月 |
レーザ加工機LF400を開発する。 |
事業内容
牧野フライス製作所グループは、牧野フライス製作所を中心に、連結子会社40社、非連結子会社4社、関連会社7社から構成されており、工作機械の製造、販売、修理などの事業を展開しています。同社の事業は、主に工作機械の製造・販売・修理に関連しており、その範囲は広く、フレキシブル生産システム機器の製造及び販売、エンジニアリング業務、工作機械用制御装置の設計・製造・販売・修理、工作機械の据付・アフターサービス及び修理部品の販売、工作機械周辺機器の製造・開発、さらには工作機械の梱包と保険代理業務に至るまで多岐にわたります。
具体的には、マキノジェイ株式会社はフレキシブル生産システム機器の製造及び販売とエンジニアリング業務を、マキノ電装株式会社は工作機械用制御装置の設計・製造・販売・修理を、株式会社牧野技術サービスは工作機械の据付・アフターサービス及び修理部品の販売を、関東物産株式会社は工作機械等の販売を、牧野フライス技研株式会社は工作機械周辺機器の製造・開発を、マキノ・ロジスティックス株式会社は工作機械の梱包と保険代理業務をそれぞれ手掛けています。また、海外ではMAKINO ASIA PTE LTD、MAKINO INC.、MAKINO Europe GmbH、MAKINO RESOURCE DEVELOPMENT PTE LTD、Makino Korea Co.,Ltd.が工作機械の製造・販売・修理や原材料と部品の調達・販売を行っています。
これらの事業活動を通じて、牧野フライス製作所グループは工作機械業界において幅広いニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
牧野フライス製作所は、工作機械の専門メーカーとして、長年にわたり「クオリティ・ファースト」を経営理念に掲げ、信頼を企業の存立基盤と位置づけています。同社は、顧客に最適な工作機械と加工技術を提供することを目指し、最新の周辺技術を取り入れた製品開発に努めています。
経営戦略として、牧野フライス製作所は、市場が求める高品位・高精度な工作機械の迅速な開発、効率的な生産体制の確立、および海外グループ各社との連携強化を重視しています。これらの戦略を通じて、変動の大きい工作機械産業において、柔軟かつ迅速に市場の変化に対応し、収益の確保と企業体質の強化を目指しています。
具体的には、高品質な工作機械の迅速な投入に向けた開発体制の強化、需要の変化に柔軟に対応できる生産体制の構築、そして製造業の生産拠点の世界的な広がりに対応するための海外拠点の拡大と充実を図っています。これらの取り組みにより、牧野フライス製作所は、厳しい経営環境の中でも持続可能な成長を目指しています。