アビストJP:6087株価

時価総額
¥135.1億
PER
設計開発アウトソーシング、美容・健康商品製造販売、不動産賃貸の有力企業。ハイエンド3次元CADを用いた設計開発、3Dプリント、飲料水素水の通販を展開。2025年4月に100%出資のベトナム子会社で事業開始。国内自動車メーカー向け、熊本工場、三鷹賃貸、ベトナム展開。

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事業内容

アビストは、設計開発アウトソーシング事業、美容・健康商品製造販売事業、不動産賃貸事業の三本柱で事業を展開しています。同社の主力はハイエンドの3次元CADを活用した機械・部品の設計開発で、ソフトウエア開発や3Dプリント、解析といった技術サービスも一貫して行っています。

主要顧客は国内の自動車メーカーや部品メーカー、家電・精密機器メーカーで、収益は技術者派遣の派遣料と請負によるプロジェクト収入が中心です。同社は大学向けのCAD教育や個人向けの3Dプリント販売も手掛け、製造販売では熊本工場で飲料用水素水「浸みわたる水素水」の通信販売とOEM受託から売上を得ています。賃貸事業は所有ビルの賃料収入で安定的な現金収入を確保しています。

設計開発は派遣業務と請負業務に分かれ、請負は受託型(自社内での作業)と常駐型(顧客先常駐)を使い分けて顧客ニーズに応えています。同社は講師派遣による3次元CAD教育や試作の3D出力、ソフトを用いた解析サービスまで幅広い製品・サービスラインを揃え、製造部門は自社ブランド商品と他社ブランド向けの受託製造を両立しています。2025年4月にはベトナム子会社での事業開始により海外展開も進めています。

経営方針

同社は「デジタルソリューション企業」を掲げ、2027年9月までの中期計画で売上高を2025年の106億2,700万円から2026年は112億円、2027年は125億円へと引き上げることを目標としています。営業利益は2025年の9.63億円を経て2026年は8.5億円、2027年は13億円、当期純利益は2027年に9.1億円を目指しており、配当性向は原則として35%以上を継続する方針です。併せて付加価値の高い請負業務の比率を50%以上に維持し、高収益構造の確立を図ることで企業価値の拡大を目指しています。

重点投資分野としては、これまでの強みであるランプ・ボデー・内装などの自動車設計に加え、EV化や軽量化ニーズに対応した軽量化設計技術、制御ソフトを含むソフトウェア開発、環境配慮設計などを挙げています。差別化は専用の三次元設計ツールを用いた上流工程の設計力と、解析や試作(3Dプリント)、教育サービスまで一貫して提供できる点にあり、技術力と提案営業を組み合わせて適切な価格設定を行うことで競合と一線を画しています。

新市場開拓や事業拡大では、ソフトウェア領域やデジタル解析ソリューション、顧客向けのDX(設計データの活用による業務効率化)といった新事業を拡大する計画です。海外展開も進めており、2025年4月にベトナム子会社での事業開始を行うなどオフショアを含むグローバル展開で人件費やリソースの多様化を図ります。また、製造販売(熊本工場での美容・健康商品のOEM・自社販売)や所有不動産の賃料収入を安定収入源とし、顧客構成の偏りを緩和することも狙いです。

技術革新への取り組みとしては、解析ソリューションの深化や実機データとの整合性検証、試作レスに資する解析×拡張現実(AR)といった具体施策を推進しています。人材面では経験者採用と技術者教育の抜本的見直しを行い、即戦力の確保と内部育成を両立させる方針です。加えて業務効率化のためのシステム入替や資本・事業提携の推進、情報セキュリティとコンプライアンス体制の強化を並行して進め、技術と経営基盤を同時に強化していきます。