ジャパンマテリアルJP:6055

時価総額
¥1891.6億
PER
41.1倍
エレクトロニクス関連事業では特殊ガス供給装置の製造、供給配管設計施工、特殊ガス販売管理業務、メンテナンスサービスを提供。グラフィックスソリューション事業ではデジタルサイネージプレーヤー、マルチディスプレイコントローラー、ストリーミング配信用エンコーダー・デコーダーの販売、三次元データ処理ソフトウェアの開発・販売、映像コンテンツ制作を手掛ける。太陽光発電事業も展開。

沿革

1997-04三重県四日市市にジャパンマテリアル有限会社を設立(出資金3百万円)
1999-12ジャパンマテリアル株式会社に組織変更(資本金3百万円)
台湾に茂泰利科技股份有限公司(現 連結子会社)を設立し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始
2000-03株式会社東和商工よりグラフィックスソリューション事業を譲受し、グラフィックボード等のパソコン関連部品の販売開始
2000-04三次元CADツールソフト開発事業を行っている有限会社シーセット(現 株式会社シーセット 連結子会社)を子会社化
2001-07シンガポールにJAPAN MATERIAL(S)PTE LTDを設立し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始
2001-09埼玉県深谷市に深谷TGM事業所を開設し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始
2003-10三重県四日市市に四日市TGM事業所を開設し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始
2004-09薬液供給事業を行っている株式会社クスノキケミコ(現 連結子会社)を子会社化し、トータルケミカルマネジメント業務(TCM)を開始
2004-12三重県四日市市で超純水プラント運転管理及びメンテナンス(TWM)を開始
2005-03株式会社クスノキケミコを株式交換により完全子会社化
株式会社シーセットを株式交換により完全子会社化
2005-05株式会社シーセットと株式会社クスノキケミコの共同出資により、福岡県大牟田市に株式会社PEK(現 連結子会社)を設立し、メンテナンスを開始
2005-07三重県三重郡菰野町に本社工場を開設及び本社移転
真空ポンプのメンテナンスサービス業務を開始
2005-11建設業許可の取得
2005-12石川県能美郡川北町に石川TGM事業所を開設し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始
2006-01特殊ガス供給装置製造業務及び供給配管設計施工業務を行っていた株式会社東和商工を子会社化
2006-02株式会社東和商工が株式会社PEKを子会社化
2006-04株式会社東和商工を株式交換により完全子会社化
株式会社東和商工より特殊ガス供給装置製造部門及び供給配管設計施工部門の事業譲受
四日市事業所を開設
2006-09茂泰利科技股份有限公司を株式譲受により完全子会社化
2008-04大阪府堺市堺区に株式会社東和商工と株式会社PEKの事務所を開設
2008-10大阪府堺市堺区に株式会社PEKの本社移転
株式会社PEKへ当社超純水プラント運転管理及びメンテナンス部門を事業譲渡
2009-04千葉県茂原市に茂原サービスセンターを開設
2009-08電子部材販売業務を開始
2009-12茂泰利科技股份有限公司にて特殊ガス充填工場稼働
2010-07熊本県菊池郡に熊本営業所を開設し、九州地区の営業活動を強化
2010-10新潟県柏崎市に柏崎事業所を開設し、特殊ガス販売管理業務(TGM)を開始
2011-09三重県三重郡菰野町に株式会社JMテックを設立し、トータルファシリティマネジメント(TFM)を開始
2011-12JAPAN MATERIAL(S)PTE LTDを解散
東京証券取引所第二部、名古屋証券取引所第二部に上場
2012-03熊本営業所を閉鎖
2012-05石川県能美市に石川事業所を開設
2013-10東京証券取引所第一部、名古屋証券取引所第一部に上場
2014-04三重県三重郡菰野町に株式会社JMエンジニアリングサービスを設立し、半導体製造装置メンテナンス事業を開始
2014-10太陽光発電事業を開始
三重県四日市市に株式会社東和商工の本社移転
2015-01半導体製造装置部品の販売・製造・洗浄・メンテナンス等を行っている ALDON TECHNOLOGIES SERVICES PTE LTD、ADCT TECHNOLOGIES PTE LTD を子会社化
2015-06株式会社Shrewd-Techを完全子会社化
深谷TGM事業所を閉鎖
2015-07株式会社バック・ステージを完全子会社化
2015-09株式会社Shrewd-Techを吸収合併
2016-06東京都新宿区に株式会社シーセットの本社移転
2016-12ALDON TECHNOLOGIES SERVICES PTE LTD、ADCT TECHNOLOGIES PTE LTD を完全子会社化
2017-04三重県三重郡菰野町に半導体製造装置メンテナンスのトレーニングセンターを開設
2018-10岩手県北上市に北上事務所を開設
2019-04岩手県北上市に北上事業所を開設
2021-02三重県三重郡菰野町に株式会社WiLを設立
2021-05東京都千代田区に株式会社シーセットの本社移転
2021-06株式会社WiLにて技術サービス派遣事業を開始
2022-01三重県三重郡菰野町にテクニカルサポートセンターを開設
2022-04東京証券取引所の新市場区分「プライム市場」に移行
名古屋証券取引所の新市場区分「プレミア市場」に移行
2022-11熊本県菊池郡大津町に熊本事業所を開設
2023-08半導体製造装置部品の販売・車載用ビジョンシステムの販売等を行っている GBS (SINGAPORE) PTE. LTD. を子会社化
2023-10四日市事業所をZEB仕様に建替
2024-01北海道札幌市に札幌事務所を開設

事業内容

ジャパンマテリアル株式会社とそのグループ企業は、エレクトロニクス関連事業、グラフィックスソリューション事業、太陽光発電事業の3つの主要な事業セグメントを展開しています。

エレクトロニクス関連事業では、半導体や液晶製造工場向けに特殊ガスの供給装置製造、供給配管設計施工、特殊ガス販売管理業務を中心に事業を行っています。これに加え、超純水や薬液の供給、装置メンテナンス用部品の製造・販売、トータルファシリティマネジメント(TFM)など、製造プロセスに不可欠なサービスを提供しています。特に、特殊ガス供給装置の開発製造や、安全かつ効率的なガス供給システムの構築に力を入れています。

グラフィックスソリューション事業では、デジタルサイネージプレーヤーやマルチディスプレイコントローラー、ストリーミング配信用エンコーダー・デコーダーなどのIT・映像関連機器の販売、放送業界向けのリアルタイム3Dキャラクタージェネレーターの販売、CAD/CAM用三次元ツールソフトウェアの開発、三次元データ処理に関するアプリケーションソフトウェアの受託開発、三次元CADビューアソフトウェアの販売、映像コンテンツの制作などを手がけています。これらの技術は、店舗やショッピングモール、美術館、博物館、医療機関、金融機関など多岐にわたる分野で活用されています。

太陽光発電事業では、エネルギーの安定供給と地球温暖化対策を目的として、太陽光発電の推進に取り組んでいます。ジャパンマテリアル株式会社がこの事業を担当しており、環境保護に貢献することを目指しています。

これらの事業を通じて、ジャパンマテリアル株式会社グループは、エレクトロニクス産業の基盤を支える技術サービスの提供、デジタルコンテンツの表示と配信技術の革新、そして持続可能なエネルギー供給の実現に貢献しています。

経営方針

ジャパンマテリアル株式会社は、その企業理念「技術を磨き 産業を支え 未来を拓く」のもと、安全・安心を基軸とした事業活動を展開しています。同社は、お客様の期待を超える高品質な商品やサービスの提供を目指し、ステークホルダーとの共繁関係を築くことで、社員の成長とともに産業の発展に貢献しています。

経営ビジョンにおいては、「人」「環境」「地域」「世代」「技術」のつながりを重視し、多様な人財の活躍、環境保全、地域社会との連携、世代間の協力、技術の継承と発展を大切にしています。これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。

中長期的な経営戦略として、ジャパンマテリアルは日本の半導体産業の復活に貢献することを目標に掲げています。同社は、半導体生産工場の立ち上げから運営までをサポートし、半導体メーカーが開発・設計に専念できる環境を提供することで、相互に有益な関係を築いています。この戦略の実現には、優秀なエンジニアの確保と育成が重要な課題です。

また、安全管理の強化、安定収益基盤部門の強化、組織・内部管理体制の強化、情報管理の徹底など、事業上及び財務上の課題に対しても積極的に取り組んでいます。これらの課題への対応を通じて、持続的な成長とリスクマネジメントの強化を図り、企業価値の向上を目指しています。

ジャパンマテリアル株式会社は、エレクトロニクス関連事業を中心に、グラフィックスソリューション事業、太陽光発電事業など、幅広い分野で事業を展開しています。これらの事業を通じて、技術サービスの提供、デジタルコンテンツの表示と配信技術の革新、持続可能なエネルギー供給の実現に貢献し、未来の社会発展に向けた基盤を支えています。