テクノプロ・ホールディングスJP:6028

時価総額
¥3191.6億
PER
21.7倍
技術者派遣・請負業務を中心に、自動車、IT、建築など多岐にわたる産業で、R&Dアウトソーシング、施工管理、人材紹介、教育研修などを展開。

沿革

1973-11プラント設計等を事業目的として、東京都豊島区に日設エンジニアリング㈱が設立される
1988-10高分子化合物・石油化学製品・肥料等の研究及び開発を事業目的として、大阪市中央区に㈱クリスタルの子会社として㈱ハイテックが設立される
1995-08コンピューターソフトウェアの設計・開発等を事業目的として、大阪市中央区に㈱クリスタルの子会社として㈱ランプロイデインターナショナルが設立される
1996-10㈱ランプロイデインターナショナルが㈱ハタシへ商号変更
1997-06機械・電機・電子機器類の設計を事業目的として、東京都新宿区に㈱クリスタルの子会社として㈱ハイテックインターナショナルが設立される
1998-04㈱ハイテックインターナショナルが㈱インタープロジェクトへ商号変更
2000-06日設エンジニアリング㈱が、プラント設計及びシステム設計・ソフトウェア開発の技術者派遣業務を開始
2001-01㈱ハイテックが、医薬品の研究・開発、臨床開発領域の技術者派遣業務を開始
2002-01日設エンジニアリング㈱がフジオーネ・テクノ・ソリューションズ㈱へ商号変更
2002-08フジオーネ・テクノ・ソリューションズ㈱の子会社として、中国上海に日設融合科技発展(上海)有限公司が設立される
2003-03フジオーネ・テクノ・ソリューションズ㈱の子会社として、中国大連に日設融合科技発展(大連)有限公司が設立される
2005-06㈱インタープロジェクトが㈱シーテックへ商号変更し、また、生産技術、IT技術、構想設計領域の技術者派遣業務を開始
2005-07㈱ハタシが㈱CSIへ商号変更
㈱シーテックが、コンピュータソフト及びシステム開発業務を開始
2005-08㈱CSIが、ソフトウェア請負、情報機器(IT)検証請負、ヘルプデスク業務を行っていた㈱ソフトウェーブ、㈱シーシーウェア、㈱クリスタルソリューション、㈱クリスタルテスティングラボを吸収合併
㈱ハイテックが、研究開発請負、製薬製造請負、MR派遣、ドクターポスドク請負業務を行っていた㈱ハイテックメディエース、㈱ハイテックコアメディカル(大阪)、㈱ハイテックHCR(大阪)、㈱クリスタルファンデッドリサーチ、㈱ハイテックコアメディカル(東京)、㈱ハイテックHCR(東京)、㈱クリスタルテクノレッジを吸収合併
2006-01㈱ハイテックが、医薬品の研究及び開発、治験の受託業務を開始
2006-04㈱シーテックが、㈱クリスタル技術開発より受託業務を譲受ける
2006-07ジャパン・ユニバーサル・ホールディングス・アルファ㈱(現テクノプロ・ホールディングス㈱)として設立される
2006-10フジオーネ・テクノ・ソリューションズ㈱が、機械・電子・IT領域の技術者派遣業務を行っていた㈱グッドウィル・エンジニアリングを吸収合併し、㈱グッドウィル・エンジニアリングへ商号変更
㈱シーテック、㈱CSI、㈱ハイテックの親会社である㈱クリスタルの株式をグッドウィル・グループ㈱が取得し、同社を子会社化(㈱シーテック、㈱CSI、㈱ハイテックを孫会社化)
2006-12日設融合科技発展(上海)有限公司が善誠科技発展(上海)有限公司へ、日設融合科技発展(大連)有限公司が善誠科技発展(大連)有限公司へ商号変更
2007-02㈱CSIが、ソフトウェア設計・開発領域の技術者派遣業務を開始
2007-08清掃の請負業務等を事業目的に、東京都港区に㈱プレミア・スマイルが設立される
2008-04㈱グッドウィル・エンジニアリングが㈱テクノプロ・エンジニアリングへ商号変更
2008-11施工管理領域の労働者派遣業務を事業目的に、東京都品川区にグッドウィル・グループ㈱の子会社として㈱エヌ・アンド・シーが設立される
2009-01㈱シーテックが㈱CIT、㈱ティエスティを吸収合併し、また、㈱バンテクノからの吸収分割により、機械・電気領域の技術者派遣・請負業務を譲受ける
2009-05㈱エヌ・アンド・シーが、㈱サンヨーナイスコーポレーション及び㈱日構シーエスエスからの吸収分割により、施工管理領域の技術者派遣業務、建物・設備設計の請負業務を譲受ける
2010-07有料職業紹介業務等を事業目的に、東京都港区に㈱アドバンテージxPO・ジャパンが設立される
2010-10善誠科技発展(上海)有限公司が、人材派遣ライセンスを保有する上海誠友人材諮詢有限公司を子会社化
2011-04㈱アドバンテージxPO・ジャパンがアドバンテージ・リクルートメント・サービス㈱へ商号変更
2011-12低コストの受託業務体制拡充のため、善誠科技発展(上海)有限公司の子会社として、中国合肥に善誠科技発展(合肥)有限公司が設立される
2012-01アドバンテージ・リクルートメント・サービス㈱が㈱キャリア・エンジニア・サービスへ商号変更
2012-04プロモントリア社及びプロンプトホールディングス㈱から、関係会社の株式譲受及び持株会社機能の運営に必要な資産・契約を承継した結果、㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジニアリング、㈱CSI、㈱ハイテック、㈱エヌ・アンド・シー、㈱プレミア・スマイル、㈱キャリア・エンジニア・サービス、善誠科技発展(上海)有限公司、善誠科技発展(大連)有限公司、善誠科技発展(合肥)有限公司、上海誠友人材諮詢有限公司を子会社化し、技術者派遣・請負業務グループを形成
商号をテクノプロ・ホールディングス㈱へ変更
2013-11㈱キャリア・エンジニア・サービスが㈱テクノプロ・キャリアへ、㈱プレミア・スマイルが㈱テクノプロ・スマイルへ商号変更
2014-07R&Dアウトソーシング分野の強化を目的に、㈱シーテック、㈱テクノプロ・エンジニアリング、㈱CSI、㈱ハイテックが合併し、㈱テクノプロへ商号変更
2014-12東京証券取引所市場第一部に株式を上場
2015-09ピーシーアシスト㈱の株式を取得し子会社化
2016-03㈱オンザマークの株式を㈱テクノプロが取得し、同社を子会社化(当社の孫会社化)
2016-07㈱エヌ・アンド・シーが㈱テクノプロ・コンストラクションへ商号変更
2016-12㈱テクノプロ・エンベデッド(旧安川情報エンベデッド㈱)の株式を㈱テクノプロが取得し、同社を子会社化(当社の孫会社化)
2017-07Boyd&Moore Executive Search㈱の株式を取得し子会社化
2017-10㈱テクノプロが㈱テクノプロ・エンベデッドを吸収合併
㈱エデルタの株式を㈱テクノプロが取得し、同社を子会社化(当社の孫会社化)
2018-01㈱プロビズモの株式を㈱テクノプロが取得し、同社を子会社化(当社の孫会社化)
2018-03シンガポール本社のHelius Technologies Pte Ltdの株式を取得し子会社化
2018-04テクノライブ㈱の株式を㈱テクノプロが取得し、同社を子会社化(当社の孫会社化)
2018-07㈱エムアイシステムの株式を㈱テクノプロが取得し、同社を子会社化(当社の孫会社化)
㈱トクオの株式を㈱テクノプロ・コンストラクションが取得し、同社を子会社化(当社の曾孫会社化)
2018-10イギリス本社のOrion Managed Services Limitedの株式を取得し子会社化
2018-11㈱テクノプロがテクノライブ㈱を吸収合併
2018-12㈱テクノプロが㈱ソフトワークスを吸収合併
2019-02テクノブレーン㈱の株式を取得し子会社化
2019-03コーポレートベンチャーキャピタル機能を担う投資子会社テクノプロ・イノベーション・パートナーズ合同会社を設立
2019-05㈱テクノプロが㈱エムアイシステムを吸収合併
2019-07テクノブレーン㈱が㈱テクノプロ・キャリアを吸収合併
2019-09インドにTPRI Technologies Private Limitedを設立
2019-12㈱テクノプロの保有する㈱テクノプロ・コンストラクション(当社の孫会社)の株式を取得し子会社化(同社株式を当社が直接保有)
2020-07㈱テクノプロが㈱オンザマークを吸収合併
2020-12善誠優思科技(杭州)有限公司(旧杭州岡山信息科技有限公司)の株式を善誠科技発展(上海)有限公司が取得し、同社を子会社化(当社の孫会社化)
2021-07㈱ジーコムネットの株式を㈱テクノプロが取得し、同社を子会社化(当社の孫会社化)
2021-09インド本社のRobosoft Technologies Private Limitedの株式を取得し子会社化
2021-10㈱テクノプロが㈱ジーコムネットを吸収合併
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所市場第一部からプライム市場へ移行
2022-07㈱テクノプロが㈱エデルタ及びテクノプロ・イノベーション・パートナーズ合同会社を吸収合併
2022-09監査役設置会社から監査等委員会設置会社へ移行

事業内容

テクノプロ・ホールディングスは、技術者派遣・請負業務を中心に、複数の事業セグメントを展開しています。主なセグメントには、「R&Dアウトソーシング事業」、「施工管理アウトソーシング事業」、「国内その他事業」、「海外事業」があります。

R&Dアウトソーシング事業では、自動車、産業機械、情報通信機器、電気・電子機器、IT、半導体、エネルギー、医薬品、化学などの分野で、技術者派遣・請負業務を提供しています。この事業は、テクノプロ・デザイン社、テクノプロ・エンジニアリング社、テクノプロ・IT社、テクノプロ・R&D社の社内カンパニーが担っており、幅広い産業に対応しています。

施工管理アウトソーシング事業は、テクノプロ・コンストラクションとトクオが運営しており、建設業界における施工管理業務(安全管理、品質管理、工程管理、原価管理等)の技術者派遣を行っています。また、建築図面作成の請負業務も提供しています。

国内その他事業では、人材紹介及び技術者向け教育研修業務を行っており、Boyd&Moore Executive Search㈱やテクノブレーン㈱が人材紹介を、ピーシーアシスト㈱が運営するWinスクールで技術教育研修サービスを提供しています。

海外事業では、中国、シンガポール、インド、英国において技術アウトソーシング及び人材紹介業務を展開しており、アジアや欧米諸国に進出している日系企業に対する技術系サービスの提供やオフショア業務を積極的に推進しています。

これらの事業を通じて、テクノプロ・ホールディングスは、技術者のスキル向上のための教育研修体制やコンプライアンス体制を整備し、事業運営を安定的に支える基盤を確立しています。

経営方針

テクノプロ・ホールディングスは、技術と人の力で持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。同社は、技術者派遣・請負業務を中心に、R&Dアウトソーシング事業、施工管理アウトソーシング事業、国内その他事業、海外事業を展開しており、幅広い産業に対応する技術者を提供しています。

同社の成長戦略は、中期経営計画「Evolution 2026」に基づいています。この計画では、コア事業の質の向上と事業変革を推進し、中長期的な需要と供給の変化に先んじた事業拡大とビジネスモデルの変容を目指しています。具体的には、デジタル技術に対応した人材育成やリスキリング力の強化、技術者獲得力の向上、技術知見の組織的な蓄積と活用、顧客課題の発見や解決策提案と実行力の強化に注力しています。

また、ソリューション事業、技術者育成事業、DX推進事業の成長を図り、これらの事業を通じて新たな収益源を創出することを目標としています。さらに、M&Aを積極的に活用し、国内ソリューションや海外オフショアの中核拠点、デジタル要素技術や特定のソリューション・顧客セグメントの獲得を推進しています。

テクノプロ・ホールディングスは、外部環境の変化に対応し、技術者一人当たりの売上向上、高付加価値技術者の確保と育成、IT技術の活用とプラットフォーム化、業務プロセスの向上など、複数の課題に取り組んでいます。これらの戦略的取り組みを通じて、同社は持続的な成長と中長期的な企業価値の向上を目指しています。