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三浦工業JP:6005
事業内容
三浦工業は、ボイラおよび関連機器の製造販売とメンテナンスを主な事業としています。同社は、国内外での機器販売とメンテナンスを含む4つの事業セグメントを展開しています。
国内機器販売事業では、蒸気ボイラや温水ボイラ、電気ボイラなどの各種ボイラをはじめ、バラスト水処理装置やマイクロプラスチック回収装置などの環境関連機器も取り扱っています。また、家庭用軟水器や水処理薬品などの水処理システムも提供しています。
国内メンテナンス事業では、ZMP契約や点検契約を通じて、ボイラや関連機器の有償保守管理を行っています。さらに、エネルギー管理システム「MEIS CLOUD」やリースレンタルサービスも提供し、顧客の設備運用をサポートしています。
海外機器販売事業では、国内同様に蒸気ボイラや温水ボイラを中心に、軟水装置やボイラ用薬品などを提供しています。これにより、海外市場でも高品質な水処理システムを展開し、グローバルなニーズに応えています。
海外メンテナンス事業では、各種有償保守管理契約や点検契約を通じて、海外の顧客に対しても信頼性の高いメンテナンスサービスを提供しています。これにより、三浦工業は国内外での顧客満足度を高めています。
経営方針
三浦工業は、「熱・水・環境」の分野で環境に優しい社会の実現を目指し、独自の技術力を活かしてエネルギーの有効利用や環境関連製品を提供しています。企業価値の最大化を図り、透明性と効率性の高い経営を推進し、ステークホルダーの期待に応えることを重視しています。
同社の中期経営計画では、国内外での事業拡大を目指しています。国内では、独自技術によるトータルソリューションを提供し、事業の拡大を図ります。海外では「熱プロバイダー」として、各地域の熱需要に応えるための人的投資や拠点網の拡充を進め、シナジーを創出します。
三浦工業は、ESG経営を継続し、IT技術を活用した働き方改革や生産性向上に取り組んでいます。中期計画では、固定方式で3年後の目標を設定し、売上収益や営業利益の増加を目指しています。2028年3月期には売上収益300,000百万円を目標としています。
同社は、グローバル化を推進し、世界標準となる商品とサービスを目指しています。ボイラを通じた信頼関係を活かし、熱・水・環境に関する問題解決型の企業として、顧客との信頼関係を強化します。また、社員の潜在能力を最大限に発揮できる職場作りを進めています。
三浦工業は、ROE13%以上を目標に掲げ、営業利益の増加を図っています。2026年3月期には営業利益32,600百万円を目指し、収益性の向上に取り組んでいます。市場環境に左右されず、利益を着実に拡大することを重視しています。
国内では、脱炭素社会の実現に向け、クリーンな熱の供給を推進しています。海外では、環境規制に対応したボイラの提案や省エネ提案営業を強化し、機器販売を推進しています。メンテナンス事業では、有償保守契約の取得件数増加を目指しています。
三浦工業は、環境負荷低減やトータルソリューション、ワンストップサービスをスローガンに掲げ、既存事業の収益体質を強化しています。新製品・新サービスの開発やM&Aを通じて、グローバル展開を進め、企業価値の向上を図っています。