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アマテイJP:5952
沿革
1949-12 | 株式会社 尼崎製釘所として資本金1千万円にて発足 〔創立の経緯〕 1901年尼崎に設立された岸本製鉄所が当社の最前身であります。1911年5月合資会社岸本製釘所として分離独立の後、1937年5月株式会社尼崎製釘所(資本金20万円)に改組。1941年9月株式会社丸紅商店、株式会社岸本商店、伊藤忠商事株式会社と合併して三興株式会社となった後、1944年9月呉羽紡績株式会社、大同貿易株式会社と合併して、大建産業株式会社を設立。1949年12月大建産業株式会社が再建整備計画により4社に分離された際、現在の丸紅株式会社、伊藤忠商事株式会社等と同時に発足したものであります。 |
1957-12 | 尼崎商事株式会社を設立 |
1958-11 | 釘、鉄線、針金、有刺鉄線JIS表示許可 |
1960-10 | 尼崎鋼業株式会社を設立 |
1961-10 | 東京営業所開設 |
1961-12 | 大阪証券取引所市場第二部に上場 |
1964-06 | 輸出貢献産業に認定 |
1965-08 | 尼崎鋼業株式会社を合併 |
1967-03 | 福岡出張所(福岡営業所)開設 |
1969-06 | 商号を「アマテイ株式会社」に変更 |
1970-10 | 名古屋出張所(現 名古屋営業所)開設 |
1973-11 | 福崎工場(兵庫県神崎郡福崎町)開設、本社社屋新築完成 |
1993-09 | アマテイサービス株式会社を設立 |
1998-07 | 株式会社接合耐力試験技術センターを設立 |
1998-08 | 工業用ねじ分野の市場拡大を目的として株式会社ナテック(現 連結子会社)を第三者割当による増資引受けにより子会社化 |
1999-10 | 株式会社接合耐力試験技術センターがアマテイサービス株式会社を吸収合併 |
2001-10 | アマテイ・テクノ株式会社を設立 |
2006-01 | アマテイ商事株式会社の営業の一部をアマテイ株式会社に譲渡 |
2006-04 | 中国・北京達瑞興釘業有限公司社と技術指導契約締結 |
2006-06 | 株式会社接合耐力試験技術センターがアマテイ・テクノ株式会社を吸収合併 |
2007-04 | アマテイ商事株式会社を吸収合併 |
2013-07 | 大阪証券取引所と東京証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場 |
2015-03 | 香寺事業所(兵庫県姫路市香寺町)を開設 |
2015-05 | 福崎工場(兵庫県神崎郡福崎町)を売却 |
2017-04 | 株式会社接合耐力試験技術センターを吸収合併 |
2021-06 | 株式会社ナテック(現 連結子会社)を完全子会社化 |
2022-03 | 香寺事業所(兵庫県姫路市香寺町)を閉鎖 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行 |
2023-03 | 福岡営業所を大阪営業所へ集約 |
2023-12 | 名古屋証券取引所メイン市場に上場 |
事業内容
アマテイとそのグループ企業は、主に二つの事業セグメントに分かれています。第一のセグメントは「建設・梱包向け」で、アマテイ自身が普通釘、特殊釘、各種連結釘、建築用資材、釘打機などの製造、仕入れ、販売を行っています。このセグメントでは、主原料である線材を伊藤忠丸紅鉄鋼株式会社を通じて株式会社神戸製鋼所等から仕入れています。
第二のセグメントは「電気・輸送機器向け」で、連結子会社の株式会社ナテックが担当しています。ナテックは精密機器用ねじ、自動車部品用ねじ、樹脂用ねじなどの製造と販売を手掛けており、特化した製品を提供しています。
アマテイグループは、これらの事業を通じて、建設業界から電気・輸送機器業界に至るまで、幅広い分野に製品とサービスを提供しています。グループ全体の事業系統図には、これらの事業セグメントと、それぞれの事業がどのように連携しているかが示されています。アマテイグループは、これらの事業を通じて、様々な産業に対して重要な役割を果たしています。
経営方針
アマテイとそのグループ企業は、釘・ねじの専業メーカーとして、社会に貢献する高品質の製品を提供し続けることを使命としています。同社は、法令や社会規範の遵守と透明性のある経営を通じて、安定した利益の確保と企業価値の向上を目指しています。2022年度から2024年度にかけての中期経営計画では、売上高55億円、営業利益1.6億円、当期純利益1億円、ROE7%を目標としています。
アマテイグループは、技術力、開発力、生産能力、ブランド力、情報力を活かし、新製品の提供、価格競争力の強化、財務体質の改善に努めています。特に、建設・梱包向けセグメントでは、国内生産品の提供を通じて、環境意識の高まりや海外情勢を考慮した事業展開を行っています。また、電気・輸送機器向けセグメントでは、電気自動車やハイブリッド車用のバッテリー関連やモーター関連等の特殊締結部品の需要増加に対応し、高付加価値機能部品の製造・販売に注力しています。
同社は、収益力の強化、新製品の拡販、生産効率の改善、製造コストの削減、新規事業の発掘、成長分野への積極投資、人的資本経営の推進、企業価値の最大化、リスク管理及びコンプライアンス・ガバナンス体制の強化など、多角的な戦略を推進しています。これらの取り組みを通じて、アマテイグループは持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。