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LIXILJP:5938
事業内容
LIXILは、ウォーターテクノロジー事業とハウジングテクノロジー事業を中心に展開しています。ウォーターテクノロジー事業では、衛生機器やシャワートイレ、水栓金具、ユニットバス、システムキッチンなどの水回り設備を提供しています。また、住宅やビルの外装タイル、内装タイルも取り扱っています。
ハウジングテクノロジー事業では、住宅やビル、店舗用のサッシや玄関ドア、シャッター、門扉、カーポートなどの金属製建材を提供しています。さらに、窓枠やインテリア建材などの木質内装建材、サイディングや屋根材などのその他建材も取り扱っています。住宅関連サービスとして、工務店のフランチャイズチェーン展開や不動産管理、不動産事業のフランチャイズチェーン展開支援も行っています。
LIXILの主要な関連会社には、LIXILトータルサービス、LIXILトータル販売、Gテリア、LIXIL住宅研究所、旭トステム外装、LIXILリニューアルなどがあります。これらの会社は、LIXILの事業を支える重要な役割を果たしています。
経営方針
LIXILは、持続的な成長を目指し、アジャイルで起業家精神に富んだ企業を目指しています。従業員の価値創造を原動力に、LIXIL Behaviorsを実践し、住まいの夢を実現するための先進技術と製品を提供しています。特に、シャワーや水栓、キッチン、トイレ、ドア、窓、内装、外装など、住まいを豊かにする製品を開発しています。
LIXILは、2011年に国内の主要建材・設備機器メーカー5社が統合して誕生しました。以後、GROHEやAmerican Standardといった世界的ブランドを傘下に収め、グローバルで高品質な製品を提供しています。現在、150カ国以上で約48,600人の従業員を擁し、毎日10億人以上の人々に製品を提供しています。
LIXILは、LIXIL Playbookに基づき、持続的な成長を目指しています。特に、アセットライト化や海外事業の回復、環境変化に強い事業基盤の構築を進めています。米国では、American Bath Groupとの戦略的パートナーシップを通じて、事業の回復と収益性の向上を図っています。
欧州市場では、西ヨーロッパでの景気低迷にもかかわらず、シャワーと水栓金具の分野で売上を拡大しました。中東・インドでも大幅な売上成長を達成し、地域特性に応じた事業運営体制を強化しています。日本では、新築需要の減少を見据え、リフォーム需要の取り込みを強化しています。
LIXILは、構造改革とイノベーションを通じて、売上収益と事業利益を前年同期比で増加させました。中長期的な財務目標として、事業利益率10%、ROIC10%を掲げ、2028年までに事業利益1,100億円以上を目指しています。リフォーム市場での相乗効果を高め、AIなどのデジタル技術を活用して生産性を向上させます。
LIXILは、LIXIL Playbookで5つの優先課題を設定しています。インフレーションやサプライチェーンの課題への対応、日本事業の最適化、ウォーターテクノロジー事業の海外成長促進、環境戦略の統合、新たなコア事業の創出です。これらを通じて、持続可能な成長と価値創造を実現します。
LIXILは、社会・環境にインパクトを与える商品群を拡充し、2030年には売上の半分以上をこれらの商品群が占めることを目指しています。長期的には、「世界中の誰もが願う、豊かで快適な住まい」を実現する企業を目指し、社会・環境課題の解決に貢献します。