SBIリーシングサービスJP:5834

時価総額
¥401.9億
PER
8.4倍
航空機や船舶を対象としたオペレーティング・リース事業を展開し、ファンド事業、ゼネラルアビエーション事業、プリンシパルインベストメント事業を手がける企業。

事業内容

SBIリーシングサービスは、主に航空機や船舶を対象としたオペレーティング・リース事業に特化しています。この会社は、オペレーティング・リース事業を単一の事業セグメントとしており、具体的にはファンド事業、ゼネラルアビエーション事業、プリンシパルインベストメント事業の3つのサービスに分かれています。

ファンド事業では、SBIリーシングサービスの子会社が特別目的会社(SPC)として、航空機や船舶を購入し、航空会社や海運会社にリースします。リース満了時には、リース物件を市場で売却し、キャピタルゲインを目指します。任意組合契約や匿名組合契約を通じて投資家から資金を調達し、リース事業を展開しています。

ゼネラルアビエーション事業では、ゼネラルアビエーション業界の運航会社を対象に、ヘリコプターを含む小型航空機のリースを行います。リース期間中のリース料収入やリース満了時の物件売却によるキャピタルゲインを投資家に提供する仕組みです。比較的少額で短期間の投資が可能で、投資家にとって魅力的な選択肢となっています。

プリンシパルインベストメント事業では、SBIリーシングサービスの子会社が金融機関や同社からの借入金を利用して、航空機や船舶を購入し、リースを行います。リース満了時には、リース物件を市場で売却し、キャピタルゲインを目指します。この事業では、受け取るリース料が売上高として計上されます。

経営方針

SBIリーシングサービスは、安定した事業成長を目指し、2026年から2028年までの中期経営計画を策定しています。この計画では、平均10%以上の経常利益成長を目指し、顧客ニーズに応える商品開発と財務力の向上を重視しています。また、インテグリティを基盤に、安心安全な環境を提供し、ステークホルダーから選ばれる企業を目指しています。

同社は、航空機や船舶を対象としたオペレーティング・リース事業を中心に、商品ラインナップの拡充を進めています。特に、JOLCOやJOL商品を通じて、多様な顧客ニーズに応えることを重視しています。これにより、顧客基盤の拡大と安定した収益の確保を図っています。

成長戦略の一環として、SBIリーシングサービスは、パートナーシップの強化にも注力しています。地域金融機関や証券会社とのビジネスマッチング契約を拡大し、投資家紹介数の増加を目指しています。また、SBIグループとの連携を深め、効率的な事業運営体制を構築しています。

さらに、同社は資金調達の多様化と安定化を図り、事業成長を支える基盤を強化しています。金融機関からの借入に加え、コマーシャル・ペーパーや社債の発行を通じて、資金調達の選択肢を広げています。これにより、大型案件の組成を可能にし、事業の拡大を支えています。