JMACSJP:5817

時価総額
¥25.2億
PER
35.4倍
電線事業では防災用電線、通信用ケーブルなどの製造・販売、トータルソリューション事業では産業用製品の製造・販売、自動化システムの開発支援を手がける。

沿革

1965-03創業者植村博により、日本電線工業株式会社を設立、大阪府大東市大野1丁目17番3号にて、通信用屋内電線の製造販売を開始(資本金1,000千円)
1965-05警報用電線、市内対ケーブルの製造販売を開始
1965-08音楽放送用電線の製造販売を開始
1966-08資本金を2,500千円に増資
1968-07警報用電線多心物の製造販売を開始
1969-10資本金を5,000千円に増資
1969-11大阪府大東市灰塚2丁目1番地に第二工場を開設
1971-01消防用耐熱電線の製造販売を開始
1971-11大阪府大東市新田西町45番52号に第三工場を開設
1972-08SDワイヤーの製造販売を開始
1973-01消防用耐火電線の製造販売を開始
1973-08大阪府大東市新田北町3番32号に第四工場を開設
1978-08大阪府大東市新田本町12番63号に第五工場を開設
1979-03資本金を10,000千円に増資
1979-11国鉄用地収用指定に伴い、本社を大阪府大東市住道2丁目2番302号に移転、本社工場、第二工場を廃止、第三工場を大阪府大東市御領1丁目308番の1に移転、第四工場を第二工場と、第五工場を第一工場とそれぞれ呼称変更
1980-10計装用ケーブルの製造販売を開始
1983-07兵庫県加東郡社町山口209番110に兵庫工場を開設
1984-05日本工業規格(JIS)表示許可資格取得
1984-09資本金を267,500千円に増資
1986-09コンピュータ用電線の製造販売を開始
1987-04音楽放送用高周波同軸ケーブルの製造販売を開始
1987-12資本金を352,585千円に増資
1989-02資本金を647,785千円に増資
1989-08兵庫県加東郡東条町新定字木谷275番122に東条工場を開設
1996-01当社株式が大阪証券取引所市場第二部銘柄となる
1996-08大阪府大東市新田中町7番2号に大阪第四工場を開設
1998-03大阪府大東市御領1丁目10番1号に大阪第五工場(仮称)を開設
1999-05ISO9001認証取得
1999-06本店を大阪府大東市御領1丁目10番1号に移転
2000-02大阪第五工場(仮称)を大阪工場に呼称変更
2000-11大阪第一、大阪第二、大阪第三、大阪第四工場を大阪工場に統合
2007-03東京都千代田区九段南3丁目9番14号に東京営業所を開設
2009-01東条工場集約第二期改築工事竣工
2009-04東条工場を兵庫工場に、旧兵庫工場を社物流センターに呼称変更
2012-05大阪工場を閉鎖し、兵庫工場に生産拠点を集約
2012-07本店を大阪市福島区福島7丁目20番1号(KM西梅田ビル11階)へ移転
2013-07東京証券取引所と大阪証券取引所の市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場
2015-07中国香港に独資会社「HONG KONG JMACS LIMITED.」を設立
2015-08社物流センターを兵庫県加東市森尾127番1に移設、呼称を「兵庫工場第二工場」に変更これに併せ、兵庫工場の呼称を「兵庫工場第一工場」に変更
2015-09商号を、日本電線工業株式会社からJMACS株式会社に変更
2016-06上海に現地法人「上海皆碼嗣電气有限公司」を設立
2019-11兵庫県加東市森尾127番1に新工場竣工
2019-12新工場の竣工に伴い、既存の「兵庫工場第一工場」「兵庫工場第二工場」のエリア名称を廃止し、「兵庫工場」に変更
竣工した新工場を「兵庫工場 本部棟」に呼称変更
2021-06上海皆碼嗣電気有限公司を清算
2021-07兵庫県加東市森尾127番1に本社を移転
大阪府大阪市淀川区宮原4-6-18 新大阪和幸ビル2階に大阪営業所を開設
2022-04東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第二部からスタンダード市場に移行
2022-09HONG KONG JMACS LIMITED.を清算
2023-09大阪府大阪市北区堂島2丁目2番2号 近鉄堂島ビル15階に大阪営業所を移転
2023-10東京都千代田区麹町6丁目6号2番 番町麹町ビルディング5階に東京営業所を移転
2023-11兵庫県加東市森尾127番1に新工場及び本社棟を竣工

事業内容

JMACSは、主に二つの事業セグメントを展開しています。第一に、電線事業があります。このセグメントでは、防災用電線、通信用ケーブル、計装・制御用ケーブル、その他の弱電用電線の製造および販売を手掛けています。これらの製品は、安全性や信頼性が求められる多様な産業分野で使用されています。

第二のセグメントは、トータルソリューション事業です。同社は、産業用製品の製造・販売のほか、各種自動化・省力化システムの受託開発ソリューションを提供しています。また、スマート工場構築の支援も行っており、製造業の効率化と革新を促進しています。

これらの事業を通じて、JMACSは技術革新と社会のニーズに応える製品とサービスを提供し続けています。また、前事業年度に清算手続中であったHONG KONG JMACS LIMITEDは、2022年9月17日付で清算が終了したことも報告されています。これにより、同社グループはより一層の事業の効率化と強化を図っていることが伺えます。

経営方針

JMACSは、経営方針として「Think more」を掲げ、電線事業とトータルソリューション事業の二つのセグメントを通じて、営業基盤の強化と拡充に努めています。同社は、防災用電線、通信用ケーブル、計装・制御用ケーブルなどの製造・販売を行う電線事業と、産業用製品の製造・販売、自動化・省力化システムの受託開発ソリューション、スマート工場構築支援を提供するトータルソリューション事業を展開しています。

世界経済の不透明な状況の中、JMACSは電線事業において、短納期と計画的生産に注力し、生産能力の向上と効率化を図りながら、顧客ニーズに応える付加価値の高い製品の開発・販売により収益性を高める戦略を推進しています。また、トータルソリューション事業では、時代に合った製品の継続的な展開と外部との共同開発や協業を通じて収益性の向上と企業価値の持続的な向上を目指しています。

さらに、JMACSは、銅の相場変動や国内需要の縮小、業界内の激しい競争などの課題に対処するため、電線事業での付加価値の高い製品の展開とトータルソリューション事業の事業基盤の強化に注力しています。これにより、事業の安定基盤を強固なものとし、時代に求められる製品の開発・提供に努めています。

このように、JMACSは、技術革新と社会のニーズに応える製品とサービスの提供を通じて、事業の効率化と強化を図りながら、収益性の向上と企業価値の持続的な向上を目指しています。