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イボキン (5699) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
**イボキンの事業内容について**
イボキンは、建物や設備の解体から産業廃棄物処理、金属リサイクルまでを一貫して手がける総合リサイクル企業です。同社は「もったいない」の精神を原点に、社会インフラに眠る都市資源を採掘・開発し、再生資源として社会に還元する資源循環型事業を展開しています。近畿・中国エリアを中心に、全国的なネットワークを通じて事業を拡大しています。
同社の主要顧客は製造業と建設業で、これらの企業から建物解体工事や産業廃棄物処理を受託しています。収益構造は、解体工事の請負収入、廃棄物処理の受託料金、そして処理過程で生み出される再生資源の販売収入という三つの柱で構成されています。特に廃棄物を再生資源として販売する比率を高めることが、同社の収益性向上の鍵となっています。
同社の事業は解体・環境・金属の三つのセグメントに分かれています。解体事業では建物やプラントの解体工事を元請けとして受注し、環境事業では産業廃棄物を収集・処理して再生資源として販売、金属事業では金属スクラップを加工して製鋼メーカーに供給しています。これらの事業が相互に連携することで、廃棄物から再生資源まで一貫したサービスを提供し、ほぼ100%のリサイクルを実現しています。
経営方針
イボキンは解体事業を成長エンジンとして位置づけ、三事業の連携による売上高増加を目指しています。同社は「都市鉱山開発企業」として、解体・環境・金属の三事業が一体となった「ワンストップ・サービス」を提供することで差別化を図っています。高度経済成長期に建設された建物の更新需要を背景に、2016年の建設業法改正により解体工事の分離発注が増加する機会を捉え、株式会社国徳工業や2025年12月に子会社化した株式会社ミツエを含む解体事業の陣容拡充を進めています。経営指標として連結売上高と連結営業利益を重視し、事業規模の拡大と収益性の向上を目標としています。
重点投資分野では解体事業の拡充に最も力を入れており、特定建設業許可と一級施工管理技士の確保を通じて大型工事の元請受注拡大を図っています。同社グループには2025年12月末時点で10名の一級施工管理技士が在籍しており、今後も有資格者と施工管理体制の拡充を進める計画です。また、リサイクル技術の高度化により廃棄物からの有用金属やプラスチックの回収率向上を目指し、リサイクル率と再生資源の付加価値向上に取り組んでいます。
新市場開拓では、全国規模での事業展開を推進しており、優良なリサイクル企業約30社とのアライアンス・ネットワークを活用した地域拡大戦略を展開しています。大手リース会社やアセットマネジメント関連企業とのタイアップを通じて、物流倉庫や工場の閉鎖案件などの情報共有を図り、循環資源の調達拡大を進めています。また、家電量販店やネット通販企業など大規模排出元となる大手企業への積極的な営業展開により、新規顧客の開拓に努めています。
技術革新への取り組みでは、少子高齢化による人材難に対応するため、機器の自動化や重機の遠隔操作などの先端技術導入を進めています。同社は特に地方都市での人材確保が困難になることを見据え、より安全で効率的な職場環境の整備を目指し、研究開発活動を強化しています。これらの技術導入により業務効率化を図り、持続的な成長基盤の構築を進める方針です。