- 日本企業
- サンユウ
サンユウJP:5697
事業内容
サンユウは、主にみがき棒鋼と冷間圧造用鋼線の製造および販売を行っています。この会社は、サンユウ本体、2つの子会社、1つの関連会社、そしてその他の関係会社で構成されています。具体的には、みがき棒鋼の精密機械加工とその販売も手がけています。
みがき棒鋼部門では、サンユウとその子会社である大阪ミガキ株式会社が、主に日本製鉄株式会社などの鉄鋼メーカーから材料を調達し、みがき棒鋼を製造・販売しています。また、サンユウの加工部では、センタレス加工や旋盤加工、寸法切断などの精密機械加工を行っています。
子会社の大同磨鋼材工業株式会社は、サンユウから購入したみがき棒鋼を切断などの加工を施し、販売しています。冷間圧造用鋼線部門では、サンユウが日本製鉄株式会社などから材料を調達し、冷間圧造用鋼線を製造・販売しています。また、サンユウは大同磨鋼材工業株式会社に対して一部の建物を賃貸しています。
経営方針
サンユウは、みがき棒鋼と冷間圧造用鋼線の製造・販売を通じて、顧客の多様なニーズに応えることを目指しています。技術力の向上と生産設備の充実を図り、品質向上に努めることで、取引先や株主、従業員、地域社会との信頼関係を築いています。
同社の成長戦略は、販売数量のシェアアップと高付加価値化を推進することにあります。特に、みがき棒鋼と冷間圧造用鋼線の両分野での拡販を進め、製品の三次加工分野への展開を図っています。また、同業他社との技術提携や協力を通じて、業容の拡大を目指しています。
設備投資も継続的に行い、生産性と品質の向上を図っています。2024年度には564,120千円、2025年度には670,000千円の設備投資を予定しており、これにより競争力を強化しています。さらに、CSRの強化を図り、ISO規格に基づく企業経営を推進しています。
海外戦略としては、中国とタイにおける合弁会社への参加を通じて、現地の日系自動車部品メーカーのニーズに対応しています。これにより、グローバル市場での競争力を高め、持続的な成長を目指しています。
サンユウは、売上高経常利益率や自己資本比率といった経営指標を重視し、収益性と安全性の向上を図っています。2024年度には売上高経常利益率1.7%、自己資本比率49.2%を目標としており、2025年度にはそれぞれ2.5%、52.6%を目指しています。