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S&JJP:5599
沿革
2008-11 | 東京都港区赤坂にサイバーセキュリティに関する各種サービスの提供を事業目的としたS&Jコンサルティング株式会社(代表取締役社長:三輪信雄、資本金10,000千円)を設立 |
2009-01 | セキュリティ・コンサルティングサービス(現 コンサルティングサービス)を開始 |
2009-06 | フォレンジックサービスを開始(注1) |
2009-12 | 株式会社クマノミプランニング(代表取締役社長:三輪信雄、資本金50千円)を吸収合併 |
2012-10 | 第三者割当増資実施(資本金:11,150千円) |
2014-05 | SOC Engine®(当社アナリストのアドバイスによりお客様のインシデントレスポンスを支援するSOC運用サービス付SIEMサービス)の提供開始(注2) |
2014-12 | S&J株式会社に商号変更 |
2015-03 | ネットワーク機器やセキュリティデバイスから出力されたアラートやログなどを監視する「SOCサービス」を開始 |
2015-05 | 業容拡大のため、本社を東京都港区西新橋(クロスオフィス内幸町)に移転 |
2015-07 | ISO27001(ISMS)認証取得 |
2016-02 | S&J Secure VDI®(Webメール経由でのマルウェア感染を防御するクラウド型VDIサービス)の提供開始(注3、4) |
2017-02 | SOC Engine for PC Agent(クライアントPCにインストールしたエージェントから個々のPCの情報を取得し、お客様の環境のエンドポイントまで統合的に監視するサービス)の提供開始 |
2017-05 | 業容拡大のため、本社を東京都港区西新橋(明産西新橋ビル)に移転 |
2017-10 | 第三者割当増資実施(資本金:98,650千円) |
2018-06 | KeepEye®(パソコン内でウイルスがする特徴的な挙動を検知・防御する仕組み)の提供開始 |
2020-02 | 第三者割当増資実施(資本金:198,650千円) |
2020-03 | 減資を実施(資本金:48,650千円) |
2020-09 | S&J AD Agent®(サーバ内でのマルウェアの特徴的な挙動を検知・防御する仕組み)の提供開始 |
2021-05 | 本社を東京都港区西新橋(西新橋PR-EX)に移転 |
2023-12 | 東京証券取引所グロース市場に株式を上場 |
事業内容
S&J株式会社は、サイバーセキュリティ事業を単一セグメントで展開しており、そのサービスは大きく「コンサルティングサービス」と「SOCサービス」に分けられます。同社は、セキュリティアドバイザーとしての活動やサイバーセキュリティ事故対応を通じて、大企業や中堅企業に対して情報システムのセキュリティ監視・運用サービスを提供しています。これらのサービスは、具体的な対処やアドバイスを実施することが特徴であり、セキュリティに関する高い知見を持つ企業からのニーズを捉えています。
また、同社は自社製品の開発にも力を入れており、高価な海外製セキュリティ製品に代わる、国産でリーズナブルな価格帯の製品を中小企業を中心に提供しています。販売にあたっては、SIer等の販売代理店を通じて、多様な顧客層にサービスを提供し、販売網の拡大を図っています。
コンサルティングサービスでは、セキュリティ対策の実施状況把握、インシデント対応、メールセキュリティ、脆弱性診断などを行い、セキュリティプロダクトの販売も手がけています。SOCサービスでは、同社独自開発のSIEM「SOC Engine」の運用や他社製品の運用サポート、AD監視、クラウド型EDR「KeepEye®」の運用などを提供しており、24時間365日体制での監視サービスを実施しています。
S&J株式会社の事業は、セキュリティ事故の兆候を事前に探り、迅速に対応して被害を最小限に食い止めることを目指しており、そのミッションは、お客様が安心安全な事業活動を行えるよう支援することにあります。
経営方針
S&J株式会社は、セキュリティサービスの提供を通じて、企業や団体の事業成長を支える環境づくりに貢献しています。同社は、最適なセキュリティサービスを提供し続けることで、事業を拡大していく戦略を掲げています。これには、時代の脅威トレンドを反映したサービスの提供、より多くのお客様へのサービス提供、およびお客様の事業を支える環境づくりへの貢献が含まれます。
経営環境の変化に対応するため、S&J株式会社はコンサルティングサービスとSOCサービスの提供に力を入れています。特に、クラウド製品への対応強化や、コンサルティングとSOCサービスの連動を進めることで、顧客のニーズに応えるサービスの提供を目指しています。また、セキュリティ対策が脆弱な企業へのサイバー攻撃増加に対応し、市場の要望と供給側とのギャップを埋めることも同社の重要な戦略です。
S&J株式会社は、継続的なサービス提供によるストック型売上の積上げを成長性の重要な経営指標としています。これは、コンサルティングサービス及びSOCサービスが継続的な取引を基盤としており、成長を継続する上での重要な要因であると認識しています。
事業上及び財務上の課題としては、優秀な人材の確保、営業力の強化、既存サービスの収益拡大・安定化、新規サービスの拡充、システムの安定稼働、知名度の向上・ブランドの確立、内部管理体制の強化、財務体質の強化などが挙げられます。これらの課題に対処することで、S&J株式会社はさらなる成長を目指しています。