エコナビスタJP:5585

時価総額
¥113.6億
PER
40.3倍
睡眠や生活習慣データを活用した「ライフリズムナビ+Dr.」や「ライフリズムナビ+HOME」などのSaaS型見守りサービス、受託研究開発を展開。

沿革

2009-11東京都千代田区外神田において住宅内の家電や照明等を、一つのリモコンを用いて遠隔制御を可能とするホームコントロール事業を目的とし、エコナビスタ株式会社設立
2009-12一般顧客に対してホームコントロールシステムを初導入
2014-02ホームコントロール事業で培ったセンサフュージョン技術を応用し、在床判定センサーを基にした高齢者見守りサービスをリリース
2014-03本社を東京都千代田区神田須田町に移転
2014-04高齢者見守りサービスを発展させ、施設入居者の生活リズムを確認できる「ライフリズムナビ」をリリース
2016-11「ライフリズムナビ」をパッケージ化し、クラウド型サービスに移行した「ライフリズムナビ+Dr.」をリリース
同時に介護施設に初導入
2018-09東京ガス株式会社と睡眠・疲労回復など、健康をサポートするサービスを共同で開発することを目的に資本業務提携
2019-04医療法人社団一心会初富保健病院と、当社のSleepSensorと睡眠解析技術について医療分野での活用に関する実証を目的とした業務提携
2019-07株式会社ワイズマンと、介護記録ソフトとの連携を目的とした業務提携
2019-11グローリー株式会社と、「ライフリズムナビ+Dr.」にグローリーの画像認識技術を組み合わせ、介護・福祉施設向けに新たなソリューションの共同開発を目的とした業務提携
2020-02ヒューリック株式会社と、AI・IoTを活用した新たな介護ビジネスの実現を目的とした業務提携
2020-03東京ガス株式会社、株式会社オトバンク、ユカイ工学株式会社と、シニアとそのご家族向けの新サービス創出を目的とした4社連携体制の業務提携
株式会社ワイズマンの「ワイズマンシステムSP」と機能連携
2020-06NDソフトウェア株式会社の介護記録ソフトウェア「ほのぼのNEXT」と機能連携
2020-10本社を東京都千代田区紀尾井町に移転
2021-02東京ガス株式会社との協業により、一般ご家庭向け見守りサービス「ライフリズムナビ+HOME」を同社のサービスとしてリリース
2021-09アイホン株式会社と、介護施設向けコールシステムの開発を目的に業務提携し、ナースコール代替サービス「見守りコール」をリリース
2022-03介護現場の見守りセンサーに頻出する従来課題に対し、デュアルAIを搭載し抜本的にデータ取得精度を改善した、睡眠データやバイタルデータ取得のための新型SleepSensorをリリース
医療機器認証を取得
「ライフリズムナビ+Dr.」の累計ご利用者数が10,000人を突破
2022-08千葉県千葉市に新拠点「Makuhari Port」を開設
2023-01大阪府大阪市に新拠点「Umekita Base」を開設
2023-07東京証券取引所グロース市場に株式を上場

事業内容

エコナビスタは、経営理念「今と未来を見える化し、次世代の安心を創造する」に基づき、ライフリズムナビSleepSensorなどのセンサーから得られる睡眠と生活習慣に関するビッグデータを活用し、AIを含むソフトウェアの開発に取り組んでいます。同社は、これらの技術を用いて社会課題解決型のサービスを提供しており、特に超高齢社会の進展に伴う介護業界の課題に注力しています。

主要な事業セグメントとして、ライフリズムナビ事業を展開しており、その中で「ライフリズムナビ+Dr.」と「ライフリズムナビ+HOME」の二つのサービスを提供しています。「ライフリズムナビ+Dr.」は、介護施設向けのSaaS型見守りシステムで、センサーを通じて得られるデータを基に介護の質の向上と業務効率化を実現しています。「ライフリズムナビ+HOME」は、在宅介護領域に特化したサービスで、事業パートナーを通じて展開されています。

また、エコナビスタは受託研究開発事業も手がけており、介護や医療業界だけでなく、ハウスメーカーやデベロッパー、衣類・寝具メーカーなど様々な業種の企業と連携し、共創パートナーとして価値創造型の事業を展開しています。これにより、同社はビッグデータの可視化と価値化技術、健康状態の推移を予測するAI技術などを核に、幅広い事業領域での貢献を目指しています。

エコナビスタは、ソフトウェアサービス提供に留まらず、ライフリズムナビSleepSensorのようなセンサーの内製化にも成功しており、これが同社の競争優位性を高める要因となっています。この一貫した開発スタイルは、センサーの計測精度や安定性を高め、スピーディーな実装を可能にしています。

経営方針

エコナビスタは、経営理念「今と未来を見える化し、次世代の安心を創造する」を掲げ、介護業界の課題解決に注力しています。同社は、SaaS型高齢者施設見守りサービス「ライフリズムナビ+Dr.」を中心に、介護業界における担い手不足という課題に対応しています。このサービスは、最新のICT技術を活用し、介護が必要になる前の「変化の予兆」を捉えることで、先んじたケアを実現しています。

エコナビスタは、睡眠データ解析技術やセンサフュージョン技術、医学的知見を統合し、介護・医療業界の課題に寄り添う技術開発に取り組んでいます。同社は、これらの技術を基に、介護施設向けの「ライフリズムナビ+Dr.」と在宅介護向けの「ライフリズムナビ+HOME」を提供し、介護業界の質の向上と業務効率化を目指しています。

事業戦略として、エコナビスタは知的財産戦略、カスタマーサクセスによる伴走と顧客価値最大化、そして導入時の機器販売による収益と月額費から構成される強靭なキャッシュフローの維持を重視しています。これらの戦略を通じて、同社は顧客満足度の向上と低いChurn Rateを実現し、継続的な提供を目指しています。

中期経営計画では、ライフリズムナビ+Dr.のシェア拡大、事業パートナーシップ体制の拡充とソリューションの拡大を掲げています。これにより、同社は介護施設の見守りやDXだけでなく、居宅介護や地域包括ケアシステムの中での総合的なソリューション事業者へと変革し、社会課題の解決と顧客価値最大化による収益の拡大を目指しています。

エコナビスタは、受託研究開発事業を通じて、介護や医療業界だけでなく、ハウスメーカーやデベロッパー、衣類・寝具メーカーなど様々な業種の企業と連携し、共創パートナーとして価値創造型の事業を展開しています。これにより、同社は幅広い事業領域での貢献を目指しています。