丸一鋼管JP:5463

時価総額
¥3452.4億
PER
14倍
鋼管及び表面処理鋼板の製造・販売を主な事業とし、国内外で多様な鋼管製品を提供する企業。

事業内容

丸一鋼管は、鋼管および表面処理鋼板の製造・販売を主な事業とする企業グループです。このグループは、丸一鋼管を中心に、連結子会社18社、持分法適用関連会社5社、非連結子会社4社、持分法非適用関連会社1社の合計29社で構成されています。

日本国内では、丸一鋼管が製品を製造・販売し、北海道丸一鋼管、九州丸一鋼管、四国丸一鋼管の製品を仕入れて販売しています。また、丸一鋼販を通じて一部製品を販売し、アルファメタルでは鋼管を自動車部品に加工して販売しています。丸一ステンレス鋼管はステンレス鋼管を、東洋特殊鋼業は角鋼管および異形管を製造・販売しています。

北米市場では、マルイチ・アメリカン・コーポレーションやマルイチ・レビット・パイプ・アンド・チューブLLCなどが鋼管を製造・販売しています。さらに、マルイチ・ステンレス・チューブ・テキサス・コーポレーションはステンレス鋼管の製造・販売を行っています。

アジア市場では、ベトナムのマルイチ・サン・スチール・ジョイント・ストック・カンパニーが鋼管および表面処理鋼板を製造・販売しています。インドではマルイチ・クマ・スチール・チューブ・プライベート・リミテッドがステンレス鋼管とアルミメッキ鋼管を製造・販売し、フィリピンではマルイチ・フィリピン・スチール・チューブ・インクが鋼管を製造・販売しています。

経営方針

丸一鋼管は、2030年に向けた長期ビジョン「MARUICHI 2030 Vision」を掲げ、2024年度から2026年度までの第7次中期経営計画を策定しています。この計画では、売上高4,000億円、営業利益500億円、ROE10%、連結配当性向50%を目指しています。

同社の成長戦略は、国内外のコア事業と成長事業に重点を置いています。国内コア事業では、サプライチェーンの強化やグループ間シナジーを活用し、収益性を重視した経営を推進します。また、M&Aを活用し、営業利益210億円を目指します。

海外コア事業では、需要拡大地域での設備投資を進め、収益の安定化を図ります。特に、米国市場での販売数量の増加を見込み、営業利益の25%増を目指しています。成長事業では、増産設備投資による収益最大化と海外シェア拡大を図ります。

丸一鋼管は、3年間で1,300億円の投資を計画しており、国内外での設備投資やM&Aを積極的に進めています。特に、ステンレス事業の拡大に向けた投資が注目されています。

非財務目標として、国内CO2排出量の削減や働きやすい職場環境の整備、安全で健康的な職場づくりを掲げています。これにより、持続可能な成長を目指しています。