マイポックスJP:5381

時価総額
¥63.9億
PER
11.2倍
製品事業では研磨フィルムや液体研磨剤、研磨装置の製造販売を行い、受託事業では受託塗布製造や研磨加工を手がける。

事業内容

Mipoxは、製品事業と受託事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。製品事業では、研磨フィルム、液体研磨剤、研磨装置、研磨関連製品の製造販売を行っています。これにより、さまざまな産業分野での表面処理や仕上げに貢献しています。

受託事業では、受託塗布製造、受託コンバーティング、受託研磨加工を提供しています。これにより、顧客のニーズに応じたカスタマイズされた製品やサービスを提供し、製造プロセスの効率化を支援しています。

Mipoxの日本国内の主要な関係会社には、Mipox株式会社と有限会社大久保鉄工所があります。Mipox株式会社は、製品事業と受託事業の両方を手がけており、特に研磨関連製品の製造販売に注力しています。

海外では、マレーシアのMIPOX Malaysia Sdn. Bhd.が製品事業を展開しています。ここでは、研磨フィルムや液体研磨剤の製造販売を行い、地域市場におけるプレゼンスを強化しています。

中国では、MIPOX (Shanghai) Trading Co., Ltd.が製品事業を担当しています。主に研磨フィルムや液体研磨剤の販売を行い、中国市場での需要に応えています。

その他の地域では、MIPOX International CorporationやMIPOX Abrasives India Pvt. Ltd.が活動しています。これらの会社は、情報提供や営業支援を通じて、研磨関連製品の販売を促進しています。

経営方針

Mipoxは、成長戦略として「エンジニアリングアプローチによる製品事業の付加価値向上」「受託事業からエンジニアリングサービス事業への転換」「早い変化と多様性に対応できる経営基盤の整備」を掲げています。これにより、同社は「塗る・切る・磨く」のコア技術を活かし、付加価値の高い製品・サービスの提供を目指しています。

同社は、精密分野と一般研磨分野での研究開発を強化し、新事業への取り組みを進めています。また、受託業務に留まらず、顧客の成功を共に創り上げるエンジニアリングパートナーとして、迅速かつ包括的なサービス提供体制を構築しています。

経営基盤の整備においては、IT投資を通じた効率化、多様性を尊重した働き方の推進、ITを活用した柔軟な働き方の促進を図っています。これにより、社内外のコミュニケーションを活性化し、変化に強い組織を目指しています。

Mipoxは、2026年の創立100周年に向けて、安定的かつ継続的な成長を重視しています。次世代半導体の課題解決に向けた技術開発や、通信インフラ、データセンター関連分野への取り組みを強化し、安定利益の実現を目指しています。

同社は、栃木県鹿沼市に新工場を取得し、生産拠点の再編を進めています。これにより、受託事業の生産能力を拡大し、事業成長のための基盤を強化しています。また、スマートファクトリー化を推進し、デジタルデータを活用した業務プロセスの改革を進めています。

カスタマーエクスペリエンス(CX)の向上を目指し、製品・サービスの提供能力を強化しています。セールス部門の細分化やリードタイムの短縮、適正在庫の見直しを通じて、顧客の多様なニーズに応える体制を構築しています。