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SECカーボンJP:5304
沿革
1934-10 | アーク炉用の電極製造を目的として、昭和電極株式会社(資本金200万円)を創立、設立と同時に鳴尾工場(1971年4月西宮工場に呼称変更、1975年2月閉鎖)を設置。 |
1935-08 | 東京営業所(1944年6月東京事務所に呼称変更)を設置。 |
1946-02 | 戦災により焼失した工場を再建、人造黒鉛電極の製造を開始。 |
1956-05 | 各種炭素製品の販売加工等を目的として、東邦カーボン株式会社設立(現・連結子会社)。 |
1960-04 | 名古屋出張所(1983年7月名古屋営業所に呼称変更)を設置。 |
1963-07 | 株式を大阪店頭銘柄に登録。 |
1972-05 | 京都工場(福知山市長田野工業団地内)建設着手。 |
1974-08 | 本社を兵庫県尼崎市御園町に移転。 |
1974-10 | 京都工場完成(西宮工場操業停止、全面移転完了)。 |
1984-07 | 株式会社エスイーシーに商号変更。 |
1984-11 | 大阪証券取引所市場第二部に上場。 |
1986-12 | 協和カーボン株式会社と合併。 合併により岡山工場を引き継ぎ、アルミニウム製錬用カソードブロック及び特殊炭素製品の製造を開始。 |
1992-09 | 岡山工場西大寺(加工工場)稼動。 |
1998-09 | 岡山工場牛窓の生産停止。 |
2006-10 | SECカーボン株式会社に商号変更。 |
2009-01 | 本社を現在地(兵庫県尼崎市潮江)に移転。 |
2011-11 | 京都工場に主としてアルミニウム製錬用カソードブロックを製造する工場を増設。 |
2013-07 | 東京証券取引所と大阪証券取引所の現物市場統合に伴い、東京証券取引所市場第二部に上場。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第二部からスタンダード市場へ移行。 |
事業内容
SECカーボン及びそのグループ会社は、炭素製品と鉄鋼製品の製造販売を中心に事業を展開しています。SECカーボン自体は、アルミニウム製錬用カソードブロック、人造黒鉛電極、特殊炭素製品、ファインパウダーなどの炭素製品を製造販売しています。また、子会社の一つである東邦カーボン株式会社は、SECカーボンから人造黒鉛電極、特殊炭素製品などを仕入れ、これらを販売しています。
SEC産業株式会社とSECエンジニアリング株式会社は、SECカーボンの工場構内で請負業務を行っており、アイ’エムセップ株式会社は溶融塩電気化学に関する研究開発を、㈱ハイテンプ・マテリアルズ・システムはSECカーボンの特殊炭素製品を仕入れて販売しています。
鉄鋼製品に関しては、大谷製鉄株式会社がSECカーボンから人造黒鉛電極を購入し、電炉製鉄による鉄鋼製品を製造販売しています。これらの事業活動を通じて、SECカーボングループは炭素製品と鉄鋼製品の市場において幅広い役割を果たしています。
経営方針
SECカーボンは、炭素製品と鉄鋼製品の製造販売を中心に事業を展開している企業です。同社は、変化に挑み、無限の可能性を探求し、業界の最高峰を目指すという経営理念のもと、地球環境を大切にし、社会の発展に貢献する企業活動を展開しています。具体的には、需要家の要望に応える製品の創造、社員及び株主の幸福の増進、社会の福祉発展への寄与を目指しています。
中期経営計画「トランスフォーム2023成長軌道へ」では、成長基盤の強化、盤石なモノづくり、変化を生み出す人・組織づくりを基本方針として掲げています。これらを通じて、売上高・営業利益の向上、予算収支計画の達成を目指しています。また、経営環境の変化に対応するため、成長戦略の新展開、品質向上、設備管理の深耕、原料調達改革、効率的な資産活用、人材力・組織力の底上げを次期の経営重点目標としています。
SECカーボングループは、企業の社会的責任を認識し、法令遵守を徹底するとともに、環境負荷の低減、コーポレートガバナンスの充実にも積極的に努めています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な成長を目指し、社会に貢献する企業を目指しています。