旭コンクリート工業JP:5268

時価総額
¥126.9億
PER
30倍
コンクリート二次製品の製造販売や敷設工事を行うコンクリート関連事業と、マンション賃貸を手がける不動産事業。

事業内容

旭コンクリート工業は、主にコンクリート関連事業と不動産事業の2つの事業セグメントを持っています。コンクリート関連事業では、コンクリート二次製品の製造販売と関連工事の請負を行っています。また、日本ヒューム株式会社と協力し、コンクリート関連製品の販売や仕入れも行っています。

コンクリート関連事業はさらに、コンクリート二次製品部門、工事部門、その他部門に分かれています。コンクリート二次製品部門では、ヒューム管やボックスカルバート、耐震性防火水槽などの製品を製造・販売しています。工事部門では、これらのコンクリート製品の敷設工事を手がけています。

その他部門では、工事用資材やコンクリート製品に装着する資材の仕入れと販売を行っています。不動産事業では、旭コンクリート工業が保有するマンションなどの賃貸事業を展開しています。これにより、安定した収益を確保しています。

経営方針

旭コンクリート工業は、成長戦略として「信用第一」を掲げ、コンクリート二次製品の製造・販売を通じて公共事業に貢献しています。同社は新技術や新製品の開発を強化し、市場開拓を進めることで、国土の保全と強靭化に寄与することを目指しています。また、CSRを重視し、社会貢献と企業の安定成長を図りつつ、株主や従業員への利益還元にも努めています。

同社は、建設土木業界の変化に対応するため、ICT化による生産性向上やプレキャスト化の推進を重視しています。これにより、インフラ老朽化対策を含む需要の堅調な推移を見込んでいます。販売・設計・生産の各部門が一体となり、顧客のニーズに迅速に応える体制を構築し、新製品・新工法の開発と実用化に取り組んでいます。

営業面では、3D技術を活用した設計活動や選別受注に注力し、現場のニーズに応じた営業を推進しています。製造部門では、設備更新を進め、品質向上と生産効率の向上を図り、原価低減に努めています。これにより、原材料価格の高騰に対処しつつ、競争力を維持しています。

人材面では、多様性の確保と育成を重視し、若手・中途人材の通年採用を進めています。職場環境の改善・整備を通じて、事業活動の基盤を強化し、次代を担う中核人材の育成に力を入れています。これにより、持続可能な成長を目指しています。