ニッタJP:5186

時価総額
¥1159.2億
PER
9.6倍
ベルト・ゴム製品、ホース・チューブ製品、化工品、その他産業用製品、不動産、経営指導を手がける企業。

事業内容

ニッタは、複数の事業セグメントを持ち、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。主な事業セグメントには、ベルト・ゴム製品、ホース・チューブ製品、化工品、その他産業用製品、不動産、経営指導があります。

ベルト・ゴム製品セグメントでは、搬送用ベルトやゴム製品、通信機器、電子機器、センサ製品、感温性粘着テープ、RFID製品などを提供しています。国内ではニッタ、パワーテクノ、ニッタテクノソリューションズが、海外ではニッタコーポレーションオブアメリカなどが関与しています。

ホース・チューブ製品セグメントでは、樹脂ホースやチューブ製品、金具、フィッティング、メカトロ製品を取り扱っています。国内ではニッタ、パワーテクノ、ニッタテクノソリューションズが、海外では韓国ニッタムアーなどが活動しています。

化工品セグメントでは、高機能製品や産業資材製品、建設資材製品、防水資材製品を提供しています。国内ではニッタ化工品が、海外では霓達化工品(香港)有限公司などが関与しています。

その他産業用製品セグメントでは、空調製品や医療用ゴム・プラスチック製品、精密研磨用パッド、スラリーなどを提供しています。国内ではニッタエアソリューションズ、浪華ゴム工業が、海外では台湾ニッタ股份有限公司などが活動しています。

不動産セグメントでは、国内での不動産事業を展開しています。また、経営指導セグメントでは、国内での経営指導を行っています。その他の事業として、北海道ニッタ、新田牧場、芦原自動車教習所、わくっとニッタが関与しています。

経営方針

ニッタは、2031年3月期を目標とする中長期経営計画「SHIFT2030」を掲げ、成長戦略を推進しています。この計画は、ものづくりを核とした「シフトイノベーター」としての姿を目指し、成長、企業価値向上、グローバル化の3つのシフトを柱としています。

成長へのシフトでは、既存事業の持続的成長、新事業の探索、新製品開発の加速を重視しています。企業価値向上へのシフトでは、品質とコスト競争力の向上、ガバナンスとコンプライアンスの強化、ESG推進を進めています。

さらに、グローバル化へのシフトでは、各事業の国際展開を強化し、コーポレート部門によるグローバルサポートを充実させています。これにより、ニッタは真のグローバル企業としての地位を確立しようとしています。

ニッタは、2025年3月期において売上高902億円、営業利益率5.7%を達成し、次のフェーズに向けた目標を見直しています。2028年3月期には売上高1,150億円、営業利益率7.0%を目指し、事業ROICの導入を進めています。