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朝日ラバーJP:5162
事業内容
朝日ラバーは、親会社と6つの子会社から成る企業グループで、工業用ゴム製品と医療・衛生用ゴム製品の製造・販売を行っています。これらの事業は、工業用ゴム事業と医療・衛生用ゴム事業の2つのセグメントに分かれています。
工業用ゴム事業では、車載用機器、電子・電気機器、産業機器、スポーツ用品などに使用されるゴム製品を製造しています。朝日ラバーと東莞朝日精密橡膠制品有限公司が製造を担当し、販売は朝日ラバーと子会社の朝日橡膠(香港)有限公司がアジア諸国へ、東莞朝日精密橡膠制品有限公司が中国へ、Asahi Crosslink Corporationが欧米へ行っています。
医療・衛生用ゴム事業では、医療用ゴム製品や衛生性、衝撃吸収性に優れたゴム製品を製造しています。これらは朝日ラバーが製造し、朝日ラバーと子会社の㈱朝日フロントメディックが国内およびアジア諸国へ販売しています。
さらに、子会社の㈱朝日FR研究所は、各事業の素材開発や新製品開発を担当しています。これにより、朝日ラバーグループは技術革新を推進し、競争力を高めています。
経営方針
朝日ラバーは、2030年を見据えた「AR-2030 VISION」を掲げ、ステークホルダーとのエンゲージメントを高めることを行動指針としています。このビジョンの実現に向け、2023年から2026年までの三ヵ年中期経営計画を策定し、「後継」と「Well-being」をテーマに掲げています。
この中期経営計画では、事業活動の深化・進化・新化、スマートファクトリーの実践、Well-beingの向上、地域社会貢献を重点領域としています。特にESG経営を進化させ、光学、医療・ライフサイエンス、機能、通信の4つの事業分野で新たな施策を展開し、2030年以降の未来に向けた「新しいカタチ」に挑戦しています。
朝日ラバーは、独自の技術を活かした付加価値の提供を通じて市場に貢献することを目指しています。OEMからODMへの移行を進め、技術本部を設置することで、技術の知識や権限を集中し、迅速かつ確実に成果を上げる体制を整えています。これにより、稼ぐ力を高めることを目指しています。
2026年3月期は中期経営計画の最終年度であり、グローバルな経済・市場環境の変化に対応しつつ、「選択と集中で駆け抜ける・駆け上がる」をスローガンに掲げ、企業価値の向上を図っています。業績目標として、連結売上高85億円以上、連結営業利益率5%以上を設定しています。