POPERJP:5134株価

時価総額
¥20.5億
PER
36.7倍
教育事業者向けSaaS型業務管理プラットフォームの有力企業。学習塾特化の「Comiru」「BIT CAMPUS」を展開。24年5月にティエラコムから「BIT CAMPUS」事業承継。25年1月に決済サービス「ComiruPay」開始。15年創業で現在10周年。日本中心に展開。

株価の推移

出来高の推移

PERの推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
PERの推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

PBRの推移

時価総額の推移

プレミアム会員にご登録いただくと、
時価総額の推移にアクセスできます。

有料プランをチェック

事業内容

POPER(ポペル)は、学習塾を中心とした教育事業者向けに業務管理プラットフォームを提供するSaaS企業です。同社は「『教える』をなめらかに」をミッションに掲げ、煩雑なバックオフィス業務のデジタル化を通じて、講師が本来の教育活動に専念できる環境を創出しています。主力サービスは「Comiru」で、2024年には既存事業者からの事業承継により「BIT CAMPUS」も運営しています。

同社の顧客は学習塾や予備校などの教育事業者で、2025年10月期第4四半期時点で約1,939社と契約しています。収益構造は主に月額課金制で、生徒ID数に応じて月額300円~から利用料を徴収する仕組みです。2025年1月には新たに決済サービス「ComiruPay」をリリースし、決済手数料収入という新たな収益源も確保しました。

事業は単一セグメントながら、多様な機能を持つサービス群で構成されています。「Comiru」は保護者とのコミュニケーション機能と業務効率化機能を統合したプラットフォームで、「ComiruAir」でオンライン授業、「ComiruHR」で講師の労務管理、「ComiruPay」で請求・決済業務をそれぞれサポートします。「BIT CAMPUS」は営業支援と事務処理自動化に特化したサービスとして、異なるニーズに対応しています。

経営方針

POPERは、教育業界のデジタル変革を牽引する成長戦略を展開しています。同社は2025年10月期末時点で有料契約企業数1,939社を達成し、前年比14.8%の成長を記録しました。今後も主力サービス「Comiru」を中核として、学習塾市場で培った競争優位性を活かしながら、英会話教室やプログラミング教室などの習い事市場への展開を加速させる方針です。顧客獲得においては、デジタルマーケティングの高度化に加え、自社初の大規模カンファレンス「ComiruDay」などのコミュニティ形成施策を通じて、既存顧客からの紹介案件増加と顧客獲得コスト抑制の両立を図っています。

同社の差別化戦略は、顧客のライフタイム価値最大化を重視した多機能プラットフォーム化にあります。バックオフィス支援から保護者コミュニケーションまでを統合した「Comiru」に加え、高単価領域である大手教育事業者向け「ComiruPRO」や基幹システム連携「ComiruERP」を展開し、エンタープライズ市場でのシェア拡大を実現しています。特に注目すべきは、決済・請求業務の垂直統合を目指す「ComiruPay」の本格始動です。教育現場の基幹オペレーションを取り込むことで、高いスイッチング・コストを構築し、将来的な単価向上と収益安定化を実現する戦略となっています。

新市場開拓においては、自社開発に留まらず業務提携やM&Aを積極活用する方針を打ち出しています。現在、売上高の約90%を学習塾が占める収益構造から、習い事市場や学校法人向けへの展開を通じた収益基盤の多様化を推進中です。同社は、学習塾・スクール運営を支援するシステム事業者や、人材採用・集客支援などの周辺ソリューション事業者との連携を視野に入れ、非連続的なスピードでの市場開拓を目指しています。投資効率の観点では、広告宣伝費対売上高比率を4%台に抑制しつつ、顧客解約率を0.6%という極めて低い水準に維持することで、持続的な成長基盤を構築しています。

技術革新への取り組みでは、プロダクト主導の収益モデルへの段階的シフトを推進しています。同社は中長期的な企業価値最大化に向け、サービス競争力強化とシステム基盤の堅牢化に向けた開発投資を積極的に実施する方針です。2026年10月期においても、認知拡大と顧客獲得のためのマーケティング投資を継続し、短期的な利益変動を許容しながらも、将来のフリー・キャッシュ・フロー最大化を重視した投資戦略を展開します。教育業界における不可欠なインフラとしての地位確立を目指し、開発および運用の効率性向上と安定的な収益構造の両立を実現していく計画です。