ユシロJP:5013

時価総額
¥313.2億
PER
6.1倍
金属加工油剤の生産・販売を主軸に、日本ではビルメンテナンス製品も手がける企業。

事業内容

ユシロは、主に金属加工油剤の生産と販売を手がけています。国内市場ではユシロ自身が担当し、海外市場では各地域の独立した現地法人がその役割を担っています。各地域ごとに包括的な戦略を立案し、事業活動を展開しています。

ユシロの事業セグメントは地域別に分かれており、「日本」、「南北アメリカ」、「中国」、「東南アジア/インド」の4つの地域が報告セグメントとして設定されています。特に日本セグメントでは、金属加工油剤に加えてビルメンテナンス製品の生産と販売も行っています。

2025年4月1日付で、ユシロは株式会社ユシロに名称を変更しました。また、ユシロ運送株式会社はトランスケム株式会社に名称を変更しています。さらに、如東尤希路化学工業有限公司は2025年3月31日付で連結の範囲から除外され、持分法の範囲に含まれることになりました。

経営方針

ユシロは、成長戦略として「EXPLORER PLUS」という中期経営計画を推進しています。この計画は、EV化や顧客のESG志向の進行を見据えた新製品の投入と拡販を重視しています。また、ヒカリアクションや自己修復性素材の事業化を進め、サステナビリティ施策の推進にも力を入れています。

ユシロは、原材料価格の変動に対応するため、顧客との価格交渉やサステナブルな原材料調達を進めています。また、金属加工油剤の販売拡大を目指し、自動車業界隣接分野や非自動車分野への参入を図っています。特に、航空機、医療、半導体などの市場での高付加価値製品の販売を強化しています。

市場開拓の一環として、シクロデキストリン誘導体の販売先拡大や、ヒカリアクション機能を持つ製品の販売を進めています。さらに、鉄道車両洗浄や床用ガラスコーティング剤の販売拡大も目指しています。ESG戦略の推進では、サステナビリティ推進委員会を通じて全社的な活動を展開し、ESG推進項目のKPI化と目標設定を行っています。

ユシロは、南北アメリカ、中国、東南アジア/インドの成長地域での業績拡大と国内事業の収益性向上を目指しています。これにより、持続的な成長を実現し、企業価値の向上を図ることを目指しています。