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上村工業JP:4966
事業内容
上村工業は、表面処理用資材事業、表面処理用機械事業、めっき加工事業、不動産賃貸事業の4つの事業セグメントを展開しています。これらの事業は、同社とその子会社10社によって構成されています。
表面処理用資材事業では、プリント基板用めっき薬品やアルミ磁気ディスク用めっき薬品、工業用化学品、非鉄金属などを製造・販売しています。この事業には、ウエムラ・インターナショナル・コーポレーションや台湾上村股份有限公司などが関与しています。
表面処理用機械事業では、プリント基板用めっき機械やアルミ磁気ディスク用めっき機械を製造・販売しています。この事業には、ウエムラ・インターナショナル・シンガポールや上村化学(上海)有限公司などが参加しています。
めっき加工事業では、プラスチックやプリント基板のめっき加工を行っています。この事業には、サムハイテックスやウエムラ・インドネシアが関与しています。
不動産賃貸事業では、オフィスビルやマンション、工場用地の賃貸を行っています。この事業は上村工業が直接運営しています。
経営方針
上村工業は、「Growing together with U」を理念に掲げ、顧客と共に成長することを目指しています。同社は、表面処理技術の開発に注力し、ハードとソフトを一体化したトータルソリューションを提供することで、顧客のニーズに迅速かつ効率的に対応する体制を構築しています。また、透明性のある経営を通じて社会貢献を果たし、株主への利益還元を重視しています。
同社は、グローバルな生産・販売・開発体制を構築し、国際的に認知される企業集団を目指しています。表面処理業界のリーディングカンパニーとして、経営成績の向上と環境問題への取り組みを強化し、経営資源を効率的に配分することで、事業の発展を図っています。具体的な目標として、1株当たり配当金200円以上、ROE10%以上を維持することを掲げています。
中長期的な経営戦略として、上村工業は「選択と集中とスピード」をキーワードに、新製品の開発と中国市場を中心とした新市場への展開を進めています。同社の強みは、めっき薬品、機械設備、管理装置の開発を自社で行い、めっき加工事業も手掛けることで、総合技術力を活かして顧客ニーズに応えることにあります。
上村工業は、SDGsへの取り組みを経営の重要課題と位置付け、社会発展や環境改善に貢献する製品の開発、環境負荷の低減、働きやすい職場環境の整備、社会貢献活動を推進しています。これにより、ステークホルダーに高い価値を提供し、持続可能な社会に貢献する企業グループを目指しています。
同社は、エレクトロニクス市場における技術進歩に対応し、高付加価値製品を提供し続けることを重視しています。先端技術分野やエレクトロニクス、自動車産業におけるめっき技術の重要性が高まる中、質の高いトータルソリューションを提供し、グローバルに事業展開することが求められています。
上村工業は、SDGs・ESGの推進、コンプライアンスの徹底、研究開発の迅速化、トータルソリューションの確立、グループ間のシナジー効果向上、海外拠点の探索、ビジネス環境変化への迅速な対応を優先課題として取り組んでいます。これにより、持続可能な成長を実現し、企業価値の向上を図っています。