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城南進学研究社JP:4720
事業内容
城南進学研究社は、教育事業とスポーツ事業の2つの主要な事業セグメントを持っています。教育事業では、大学受験を目指す高校生や卒業生を対象にした「城南医志塾」や「城南推薦塾」、個別指導教室「城南コベッツ」、映像授業専門の「河合塾マナビス」などを運営しています。
また、乳幼児向けの「くぼたのうけん」や児童向け英語教室「ズー・フォニックス・アカデミー」、学童保育「放課後ホームステイE-CAMP」、東京都認証保育所「城南ルミナ保育園」、算数教室「りんご塾」など、多岐にわたる教育サービスを提供しています。
さらに、(株)リンゴ・エル・エル・シーが運営するTOEFL等の留学試験専門予備校「LINGO L.L.C.」、(株)城南ナーサリーが運営する小規模認可保育園「星のおうち」なども含まれます。企業向けのビジネス英語研修や英会話スクールも展開しています。
デジタル教材・ソリューション部門では、出張授業やオンライン学習教材「デキタス」の販売を行っています。これにより、デジタル技術を活用した教育サービスの提供も行っています。
スポーツ事業においては、(株)久ケ原スポーツクラブがスイミングクラブやスポーツジムの運営を行っています。この事業は、健康促進やフィットネスのニーズに応える形で展開されています。
経営方針
城南進学研究社は、総合教育ソリューション企業としての成長戦略を掲げています。同社は、生徒一人ひとりの意欲を最大限に引き出し、未来への可能性を広げることを目指しています。また、社員のチャレンジ精神と自主性を尊重し、企業価値の最大化を図ることを重視しています。
同社が直面する経営環境は、少子化や学習環境の多様化、オンライン教育の需要増加などにより大きく変化しています。AI関連商品や異業種からの参入もあり、迅速な対応が求められています。これに対し、城南進学研究社は、教育サービスの個別最適化を推進し、収益拡大を目指しています。
具体的な成長戦略として、同社は「学びの個別最適化」を追求し、AI教材を活用したEdTechの導入を進めています。また、「教育ソリューション事業」の戦略的展開として、オンライン学習教材「デキタス」や乳幼児教育「Kubotaのうけん」などを拡販しています。
さらに、付加価値の高い「幼少教育事業」の確立を目指し、M&Aを通じて事業拡大を図っています。これにより、保育園などに独自の教育ノウハウを導入し、サービスの差別化を進めています。また、フランチャイズ展開を視野に入れたパッケージ化も進行中です。
城南進学研究社は、これらの取り組みを通じて、企業文化やブランド価値といった無形資産を活用し、収益力の強化と中長期的な企業価値向上を目指しています。持続的な成長のために、人財の採用と育成にも積極的に取り組んでいます。