アルファシステムズJP:4719

時価総額
¥583.9億
PER
17.7倍
ソフトウェア開発関連事業を展開し、通信システム、オープンシステム、組み込みシステムなど多岐にわたるシステム開発を手がける企業。

事業内容

アルファシステムズは、主にソフトウェア開発関連事業を展開しています。この事業は、通信システム、オープンシステム、組み込みシステムの3つの主要なセグメントに分かれています。

通信システムセグメントでは、通信事業者向けのシステム開発を行い、通信インフラや携帯端末のソフトウェアを手がけています。具体的には、固定網やモバイル網の交換ノードや伝送装置、次世代ノードシステムのソフトウェア開発を行っています。

オープンシステムセグメントでは、外部仕様やインターフェース情報が公開されているオープン技術を用いて、業務システムやWebを使ったビジネスシステムのソフトウェアを開発しています。公共、流通・サービス、金融、情報通信など多岐にわたる分野でのシステム開発を手がけています。

組み込みシステムセグメントでは、デジタル家電、自動車、ロボット、計量器などに組み込まれるソフトウェアの開発を行っています。これにより、さまざまな製品の機能向上に貢献しています。

また、アルファシステムズは自社製品の販売やシステムインテグレーション、システムの保守・運用・オペレーションも行っています。これにより、顧客の多様なニーズに応える体制を整えています。

経営方針

アルファシステムズは、成長戦略として「和、信頼、技術」を基盤に、ソフトウェア開発とプロダクト・サービスの提供を通じて社会課題の解決に取り組んでいます。同社は、企業価値の継続的向上を目指し、社会やステークホルダーに貢献することを経営の基本方針としています。

同社の中期経営計画では、売上高400億円の達成と売上高営業利益率10%以上の確保を目標に掲げています。これを実現するため、通信、流通・サービス、公共の3分野を主要分野とし、金融、情報通信、組み込みの3分野を成長分野として事業基盤の拡大を図っています。

また、アルファシステムズはAI技術を基盤とした事業成長を重視しています。AI技術の習得と活用を進め、システム開発プロセスの変革や高付加価値なソリューションの創出を目指しています。これにより、企業としての競争力を維持・向上させる方針です。

さらに、同社はソリューションビジネスの拡大にも注力しています。自社開発のプロダクトやサービスを主軸に、文教分野や一般法人市場での販路拡大とマーケティング強化を進めています。教育機関との連携による新製品創出も視野に入れています。

人的資本の強化も重要な戦略の一環です。アルファシステムズは、タレントマネジメントシステムを導入し、スキル管理や従業員のエンゲージメント向上に取り組んでいます。これにより、従業員の能力を最大限に発揮させ、組織の活性化を推進しています。

最後に、サイバーセキュリティ対策の徹底やサプライチェーンサステナビリティの推進を通じて、ガバナンスと社会・環境への配慮を強化しています。これらの取り組みを通じて、アルファシステムズは持続可能な成長を目指しています。