- 日本企業
- ビー・エム・エル
ビー・エム・エルJP:4694
事業内容
ビー・エム・エルは、臨床検査を中心に多岐にわたる事業を展開しています。主な事業セグメントとして、臨床検査、食品・衛生検査、治験支援、検査用容器の製造などがあります。これらの事業は、連結子会社や関連会社を通じて行われています。
ビー・エム・エルの連結子会社には、ピーシーエルジャパン、ジャパンクリニカルサービス、アレグロ、BMLフード・サイエンスなどがあります。これらの会社は、地域の病院や診療所からの検査受託や、食品・衛生検査、治験支援業務を行っています。
ビー・エム・エルは、ITシステムを活用して検査データを処理し、顧客に迅速に結果を報告しています。これにより、効率的な業務運営と高品質なサービス提供を実現しています。また、検査結果は顧客への請求データとしても利用され、売上の自動計上に連動しています。
ジャパンクリニカルサービスは、ビー・エム・エルの臨床検査検体の受付や検査情報の報告処理、運送業務を担当しています。これにより、検査業務の効率化と迅速なサービス提供を支えています。
ピーシーエルジャパンと東海細胞研究所は、病理・細胞診検査をビー・エム・エルから受託しています。また、DPRは盛岡臨床検査センターから同様の検査を受託しており、専門的な検査サービスを提供しています。
BMLフード・サイエンスは、外食産業や大型小売店から食品・衛生検査を受託し、コンサルティング業務も行っています。ビー・エム・エルは、これらの検査を再委託することで、幅広いニーズに対応しています。
アレグロは、製薬会社から治験実施医療機関支援業務を受託しています。BMLライフサイエンス・ホールディングスは、BMLフード・サイエンスとアレグロの経営指導を行い、事業の発展を支えています。
BMLメディカルワークスは、検査用容器の製造を行っています。これにより、ビー・エム・エルの検査業務に必要な資材を安定的に供給し、業務の円滑な運営を支えています。
九州オープンラボラトリーズは、微研、ラボテック、QCLの経営指導を行っています。これにより、各社の事業運営をサポートし、グループ全体の成長を促進しています。
経営方針
ビー・エム・エルは、迅速かつ精度の高い検査を提供することを基本方針とし、臨床検査を中心に事業を展開しています。市場ニーズを的確に捉え、先端技術を導入することで、4,000項目以上の検査を提供しています。これにより、豊かな健康文化の創造を目指しています。
同社は、持続的成長と企業価値の向上を目指し、品質と生産性の向上に挑戦し続けています。医療制度改革が進む中、医療の効率化と質の向上が求められており、ビー・エム・エルはこれに柔軟に対応し、医療のIT化に貢献する企業を目指しています。
2024年度から始まる第9次中期経営計画では、「さらなる品質」、「ソリューション」、「相互の発展」を追求し、10年先を見据えた事業拡大を目指しています。次世代ラボ構築を核に、売上・シェア拡大や収益性向上など6つの基本戦略を推進します。
ビー・エム・エルは、DXソリューションを通じて顧客体験価値の向上と業務効率化を図っています。約100億円のDX推進投資を計画し、デジタル人材の育成にも力を入れています。また、ESGへの取り組みを強化し、環境、社会、ガバナンスの各分野での活動を進めています。
同社は、資本コストを意識した経営を推進し、ROE8.0%以上を目指しています。次世代ラボ構築やDXへの投資を通じて収益向上を図り、株主還元の充実にも取り組んでいます。これにより、持続可能な成長を実現し、企業価値の向上を目指しています。